孤独に負けず。友達もなく、彼女もなく。
青春を謳歌するクラスメイトを見れば
「あいつらは嘘つきだ。欺瞞だ。爆発しろ」
とつぶやき、将来の夢はと聞かれれば
「働かないこと」とのたまう──
そんなひねくれ高校生・八幡が生活指導の
先生に連れてこられたのは、
学校一の美少女・雪乃が所属する「奉仕部」。
さえない僕がひょんなことから美少女と
出会い……どう考えてもラブコメ展開!?
と思いきや、雪乃と八幡の残念な性格が
どうしてもそれを許さない!
繰り広げられる間違いだらけの青春模様──
俺の青春、どうしてこうなった!?
赤城大空
青春ラブコメの金字塔にしてガガガ文庫の屋台骨、
俺ガイルの15周年および1500万部突破おめでとうございます!
いや1500万部ってなんだ凄すぎて感覚が麻痺ります。
しかし、そんな数字がまったく違和感のない本物として俺ガイルはこれからも輝き続けていくのでしょう。
改めまして15周年おめでとうございます!
浅井ラボ
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』シリーズの刊行15周年とのことで、益々のご清栄をお慶び申し上げます。ジャンルに疎い私がなにを言っても雑な物言いと見当外れになりますので、率直に文庫を代表するシリーズに敬意を表したく存じます。未筆ではございますが、貴シリーズの今後の益々のご発展とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
雨宮和希
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』シリーズ15周年、そして累計1500万部突破、誠におめでとうございます!!
中学三年生の頃、受験そっちのけで読みふけった大好きな作品です!
『俺ガイル』のおかげで青春ラブコメ系のライトノベルにハマり、気づいたら青春ラブコメを中心に書く作家になっておりました。一読者としても大ファンですが、作家としても強く影響を受けております。これからも応援しています!
なお、私の推しは一色いろはです。めちゃくちゃ可愛い。
雨森たきび
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』刊行15周年および累計1500万部突破おめでとうございます!
そのジャンルを一変させる作品が出たとき、『○○以降』と称されることがあります。
15年前、本作の登場で『俺ガイル以降』の時代が始まったことは間違いないでしょう。
『俺ガイル以降』を塗り替えるべく、幾多のラブコメラノベの名作が世に送り出されてきましたが、まだ時代を変えるには至っていないように思います。
マケインも『俺ガイル以降』の一作であることは間違いなく、その流れの先にいつか新たな時代を作る作品が出てくるのでしょう。楽しみです。
……ちなみに一家に一人、戸塚君が配布される時代はいつ来るのでしょうか。私はいつでも受け入れOKです。
『戸塚以降』の日々が訪れることを祈りつつ、20周年・30周年に向けてますますの盛り上がりを期待しています!
綾里けいし
刊行15周年記念・累計1500万部突破・お祝いを申し上げます! ライトノベル史に確固として残る、素晴らしい偉業だと思います。俺ガイルを楽しまれた読者様、これから読む読者様の中で、20年も30年もシリーズが愛されていくことを願って!改めておめでとうございます!
有山リョウ
渡航先生「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の十五周年おめでとうございます。
累計発行部数1500万部突破という記録も、大変すばらしい偉業です。
「俺ガイル」はライトノベルにおいて、まさに金字塔と言える作品ですね。
今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
石川博品
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』刊行15周年および累計1500万部突破おめでとうございます。『俺ガイルアンソロジー』に参加したことが自慢なので、嫌なことがあっても「でも俺、『俺ガイルアンソロジー』に参加したしな~」と考えることで切り抜けています。去年、健康診断の血液検査でコレステロールが基準値を超えていることが判明し、動脈硬化の恐れがあると言われたので「俺、『俺ガイルアンソロジー』に参加したのにな~」と不安に思っていましたが、数か月後のエコー検査できれいな血管をしていることがわかり、「そりゃあ俺、『俺ガイルアンソロジー』に参加したしな~」と胸をなでおろしました。しかし、さらに数か月後の血液検査でやはりコレステロール値が高すぎると指摘されたので、生活習慣を見直すことにします。でも俺、『俺ガイルアンソロジー』に参加したしな~。
犬君雀
15周年、そして1500万部刊行おめでとうございます。
とてつもない数字だなと驚くとともに、ちょうど自分が高校生の時に俺ガイルアニメ二期が放送していたことを思い出しました。
比企谷八幡の、不真面目なのに変に真面目な、小賢しいのに不器用な生き方は、不健全な青春を過ごしていた自分にとってやけに眩しく見えたことを覚えています。
改めまして、本当におめでとうございます。
牛若守
渡航先生。俺ガイル刊行15周年&累計1500万部突破、おめでとうございます!
私が俺ガイルと出会ったのはちょうど学生の頃だったのですが、ひねくれ者ながら心優しい主人公の八幡や、楽しいだけではない人間関係の息苦しさも繊細に描いたストーリーに魅せられました。そして八幡たちの苦悩にとても共感し、クラスでの振る舞いや空気読みで悩んでいるのは自分だけじゃないんだと、励まされました。
それから「悔いのない青春を送ろう!」と奮い立ち、しかし結局はなんともパッとしない青春を終えて悔恨にむせび泣いた私ですが、時を経て今、そんな俺ガイルと同じガガガ文庫で作家デビューできること、とても嬉しく思います。
改めまして、本当におめでとうございます!
えるぼー
今から二十年ほど前になります。
パチスロ黎明期に「北斗の拳」という四号機が発売されました。
その完成度は凄まじく、感情をドラマチックに揺さぶる演出力・構成力は、瞬く間に市場を席巻し、あとに続く様々な作品に多大な影響を与えました。
あの時の北斗がなければ、業界はどうなっていたか分からない。
「俺ガイルが与えた衝撃は、ラノベ業界にとってのそれだ。だから粗相のないようにね」
と編集さんに分かりやすく太い釘を刺されたのを今も覚えています。
ガガガ文庫にもたらした大いなる基礎、そして後に続いた多くの作品たちは、俺ガイルが生み出した功績と言えるかもしれません。
十五周年まことにおめでとうございます!!!
PS自分のような危なっかしい人間に、仕事場を見学させて頂き、ありがとうございました。
大武栄一
刊行15周年記念、累計1500万部突破おめでとうございます。戸塚彩加くんのキャラに引き込まれて(唐突な性癖披露)読み始めたのが、昨日のことのようです。近代ラブコメに新しい風を吹き込ませ、今でも色鮮やかな先生の作品、これからも期待しています。
大雪八重
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」刊行15周年おめでとうございます!
15年ですか。早い。早すぎる。私もオッサンになりました。
一巻発売時に読者だった私は当時会社の給料で漫画やラノベを買い漁っていました。
八幡の独特な、それでいて共感を呼び起こす視点と言葉で一気にハマったのを覚えています。
「彼の気持ちとネタがわかるってことは立派な高二病だな」とも。
巻を重ねるごとに変化していく人間模様の描写が楽しみで常に追いかけ続け、今でも参考にさせていただいております。
そういえば、友人に「俺達が大好きなラーメン屋(なりたけ)が出てくるラノベがあるんだ。読めよ」と下手な布教をして失敗した記憶もあります。
失敗してすみません。
あらためて、おめでとうございます!
岡崎マサムネ
俺ガイル刊行15周年&累計1500万部突破おめでとうございます!
見知らぬ奴が紛れ込んですみません、ファンです!!
渡航先生にご挨拶もさせていただいていないのにいいんでしょうかと思いつつ、お祝いできる機会をいただけたので1ファンとして大喜びで乗っからせていただきました。
俺ガイルはキャラクターが魅力的なのもさることながら、言い回しであったりテンポ感が非常に心地よくてぐいぐい読めてしまう、大好きな作品です。ヒッキーのめんどくさいところと軽妙な心の声に共感しつつ、こういう無理しない信条の男がここぞってとこで無理するのが熱くて。推しは平塚先生です。残念でかっこいい大人の女性が大好物なので。ちゃんと「大人」してるのがいいんですよね。
紙幅が足りないのでこのあたりにしておきますが、書籍化のお声掛けをいただいたときに「あの『俺ガイル』のガガガ文庫だ!」となるくらいに、思春期の私に刺さりまくった作品です。その記念すべき周年をお祝いできること、たいへん嬉しく思います。
これからのご活躍も応援しています! ファンより。
澱介エイド
自分がまだ社会を何も知らないド田舎のガキだった頃、ライトノベルが描く青春こそがこの世界の“真実”でした。
実際にはそれは自分の盛大な勘違いだったわけですが、あの頃に受け取った眩しい青春の煌めきは、今に至るまで自分という人間を定義づけています。
あの頃、自分のような間違いを大量に生み出した傑作の、15周年という偉大なる瞬間にこうして立ち会えること、自分のことではないはずなのに感慨深い気持ちでいっぱいです。
これからも大きすぎる背中を追いかけさせてください。
そして、俺ガイルという青春が、世界中でますます愛されますように!
kae
渡航先生
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、通称『俺ガイル』十五周年及び累計1500万部突破おめでとうございます。
この素晴らしい節目にお祝いのコメントを贈ることができて、大変光栄に思います。
『俺ガイル』の、何歳になってから読んでも胸の奥を掴まれるような眩しさが大好きです。明るく楽しいだけでない、あの時の悩み苦しみも一緒に、まるで自分が高校生に戻ったかのように蘇ってくる。なんといっても主人公比企谷八幡の思考が楽しくて、一度読み始めたら止まらない。由比ヶ浜結衣の悩みに共感しては、なぜ渡航先生は女子高生の気持ちがこんなに分かるの? と不思議でなりません。そして最初のうちはイマイチつかみ切れない雪ノ下雪乃の本心が、読み進めているうちに見えてくる。
今後も『俺ガイル』の世界が広がっていくこと、そして渡航先生のご活躍を、陰ながらお祈りしております。
改めまして、十五周年おめでとうございます!
鶴城東
刊行十五周年並びに累計1500万部突破、六巻から七巻ラストまでの流れに脳を完全に焼き尽くされたオタクの一人として、心からお祝い申し上げます。
名実ともに青春ラブコメの金字塔である俺ガイルが、ライトノベルの枠を超えどれほど多方面に強い影響を与えたか、そんなことはぼくのような木っ端が語るまでもなく周知されていますので、この場では触れません。
平塚先生がめちゃくちゃ好きなんです。
ヒロインが皆激強でまんべんなく好きなことは前提として、平塚先生は特別でした。
ぼくが年上ヒロイン好きになった原因の九割は彼女にあると言っても過言ではなく、最終巻に至るまで諦め悪く八幡、平塚先生とくっついてくれ! と心の片隅で思いながら読んでいたほどです。いやもちろん蜘蛛の糸ほどの希望すらないのは承知していましたが。でもそう信じ続けずにはいられないほど好きだったんですよね。
ですので、九巻でのあの場面は、未だ記憶に色鮮やかに残っています。
平塚先生のような恩師がいる人生を、自分もおくりたかったなぁ……!
改めて、渡先生、本当におめでとうございます。
また、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
カミツキレイニー
俺ガイル十五周年おめでとうございます!
僕がデビューした当時、渡航先輩はすでに最前線に立っておられました。
俺ガイル一巻を捜して書店に走り、売れ行き好調なのか見つからず「俺ガイルがいない!」と当時のブログに書き綴ったのを覚えています。
ああ青春とは……人間関係とは実に厄介なもの。それでも人は人と関わることを諦められないのだなと、多くの読者がそうやって八幡と共に青春を過ごし、成長してきたことでしょう。
渡航先輩には、これからも末永くガガガ文庫を支えていただきたく存じます。
我々の青春はまだ終わりません。
だって俺たちには俺ガイルがいる。
PS.一年前にLINE交換できたのは嬉しいのですが、先輩は雲の上の存在のため未だ緊張しすぎて一言も送れません。
なのでここで言わせてください。今度飲みに連れて行ってください。
川岸殴魚
15周年おめでとうございます!
せっかくなので15年前の話を少々。
俺ガイル以前のガガガ文庫は新人賞出身の作家はそんなに売れず、非生え抜きの作家さんだけが売れていました(「オレは売れてたわ」という人すみません!)。
なので、ガガガ文庫出身作家の勉強会やその後の飲み会でも、自著が売れずとも「あー、オレも電撃だったらなー、売り上げ全然違うのになー、MFだったらなー(ラブコメ書けないけど)」的な空気が蔓延していました。
しかし、俺ガイルの出現により、その幻想のすべてが否定されたのです。
ガガガ文庫の生え抜きでも売れる、シンプルに自分の問題だったと。
僕もその当時、大変な衝撃を受け、自分も認識を改め、自分もやるぞと決意したのですが……。
しかし、その後、俺ガイルがどんどん売れて、あまりにも上に行ったために、逆に例外感が出て、ある種の天変地異と認識されたのでした。
「あれは例外だから、なしなし!」
そして僕はもう一度そのように認識を改めたのでした。
改めて、15周年おめでとうございます! 例外かつ天変地異の俺ガイル!
桂嶋エイダ
俺ガイル刊行15周年並びに1500万部突破、おめでとうございます! わー、ぱちぱち!
まずはそんな節目に一ミリ程度でも関われたことに感謝を。
15周年というと、当時の高校生はパパママになり、発売したときに生まれた子がもう高校生になり、俺ガイルを見て作家になろうと志した少年が作家になっちゃうぐらいの年月が過ぎたということ。
そんな長期にわたり愛された作品であれば……、国語の教科書受験の問題に使われる日も来るのでは?
Q.この時、八幡が述べた川柳を記載せよ。
A.病気かな? 病気じゃないよ 病気だよ
全ての若者がこれを学んだら……日本の国語教育の未来は明るいですね!
もう将来を見越して、『俺ガイルで学ぶ現代国語』って問題集とか作っておきませんか?
……なんて茶番もこの辺に。
改めまして、渡航先生、ぽんかん⑧先生、ガガガ文庫編集部並びに関係各位の皆さま、おめでとうございます!
古河絶水
渡航先生、おめでとうございます! 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』はまさに一つの時代を築いた作品です。私も読んでいました。周囲のひともみんな読んでいました。アニメもみんな見ていました。みんなが話題にしていました。そのすごさをいまになってひしひしと感じています。だれもが知っている作品を産み出すことは並大抵のことではないのだと教えられました。親分肌の人で、私も受賞式のときにありがたい言葉をかけていただきました。ありがとうございました。この先もご活躍をわくわくしながらお待ちしています。ありがとうございました!
小林一星
俺ガイル15周年&1500万部おめでとうございます!
俺ガイル本編完結なさったのが僕のデビューとほぼ同時で、歴史に足を踏み入れた気分になれたあの時の高揚は忘れられません。ガガガの大看板としてラブコメの最前線を突き進んでいくお姿は、デビュー前からずっと憧れでした。何年経っても輝きが失われることなく、ついに15周年。末席ではありますが僕もガガガ作家として、畏怖と敬意と嬉しさと喜ばしさと、誇らしさで胸がいっぱいです。
偉そうに思われるのは承知で、誇らしいです。鼻高高です。雲の上の渡航先生を見上げてばかりですが、「同じレーベルに名を連ねているんだぞ」というのは僕の中で最高の自慢になっています。勝手にごめんなさい。
お祝いさせていただくとともに、後輩作家として、一ファンとして、今後のご活躍もお祈り&応援&超絶期待しております!
さがら総
渡航と初めて会ったのは忘れもしない2011年3月、俺ガイル1巻の発売を間近に控えた雨の日のことだった。
彼はそのころブログを運営していて、デビューしたてのぼくはその熱心な読者だった。
自虐的ながらどこか軽やかなユーモア、返す刀で世の欺瞞を切り捨てる狷介孤高の精神、日々折々のトレンドワードと文学的な語感のリズムが高度にミックスされたオンリーワンのエンタメ文体。
底知れない才能の塊で、ただただ圧倒されるばかりのファンだった。その気持ちを少しでも彼に伝えることができて、あれこれと親切に話してもらって、その日の飲み会はひどく幸せだった記憶がある。
翌日、ブログを訪れたら、
「動物園の珍獣を見物するような瞳で挨拶してきた作家がいた、ブログじゃなくて本を読め。とかくに人の世は住みにくい」
といったエスプリの利いた自虐的日記が更新されていた。
なにぶん15年前のことだから細かい表現は暈すが、概ね悪口だった。世間の誰にも特定されないよう念入りに配慮された、それでいて狙った相手には確実に届くよう洗練された悪魔のごとき悪意。ぼくは毛布をかぶってしくしく泣いた。その才能はひとを傷つけるための道具じゃないだろ。
しばらくして刊行された俺ガイルを読み、ぼくはようやく毛布から這い出ることができた。そこにはブログを含めた彼の文章すべてに通底する、鋭い観察眼と芯を食った人間心理がまざまざと展開されていた。
つまるところ、一人称で描かれる比企谷八幡というキャラクターは、決して技巧的に生み出された架空の存在ではない。この世界に生きるひとりの人間として、自ずから産み落とされたに違いない。
八幡にはそう思わせるだけの魅力があり、文章にはそう信じさせるだけの煌めきがあった。
この才能はときに誰かを傷つけ、ときに誰かを癒すものだ。俺ガイルそれ自体が、あるいはそういう本物の人生をテーマに含んだ物語なのかもしれない。
あれから15年の歳月が流れた。
世の中には変わるものと変わらないものがある。
渡航はブログの更新をやめ、その比類なき才能を作品に捧ぐようになった。
もうネットに愉快な悪口を書かれることもない。普通に顔を見て悪口を言われる。なんでそんなこと言うの。
俺ガイルは皆に愛され、時を経ても読まれ続けて、今や累計1500万部というライトノベル史に残る作品になったそうだ。
1500万。途轍もない数字だ。1500万分の誰かの心に深く突き刺さった比企谷八幡がいるのだろう。
あのときからぼくの心を捉えて片時も離さないように。
刊行15周年、改めておめでとうございます。
すべての読者がそうであるのと同じく、ぼくもぼくの八幡を大事にしていきます。
四季大雅
「『俺ガイル』を読むのには(年齢的な)黄金期がある」とは友人の言なのですが、まさにその通り、もしも多感な十代の頃に出会っていたとしたら、比企谷八幡にかぶれ散らかしてとんでもないことになっていたと思います。いや、でもやっぱり一回、とんでもないことになっておきたかった!(笑) 青春小説の金字塔、十五周年おめでとうございます!
篠谷巧
15周年、おめでとうございます! そして、全世界累計1500万部突破! あまりにも巨大な数字。ものすごい到達点。自分もものすごくなれるよう、その背中、追いかけさせていただきます。巨大な節目、おめでとうございます!
洲央
このお話をいただいた時、恐縮過ぎて「自分なんかが何を書けば……」と言ったら、担当さんに「というか、俺ガイルって読んでました?」と聞かれたので、「もちろん世代ど真ん中ですから1巻はマジで百回は読み返してますし一人暮らしする時も荷物ヤバかったんですけど1巻だけはお守りに持って行ってて何なら最近他の巻も読みたくて前の夏に実家から強奪したんですけどやっぱり比企谷八幡なんですよねぇ!」と早口で答えたら、「それを書けばいいのでは?」と言われたので書きました。共に青春を過ごした本、バイブルです。刊行15周年&累計1500万部突破おめでとうございます!
立川浦々
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
シリーズ刊行15周年・累計1500万部突破、誠におめでとうございます。
人生の行きがかり上、〝読者〟としてだけではなく、〝超強敵〟としても向き合わねばならなかった私は、日本のライトノベル界における『俺ガイル』の恐ろしさを、強く意識しているのかもしれません。
私は比企谷八幡君(以下敬称略)が好きです。
『俺ガイル』を極限まで削ぎ落とした後、最後に残るマスターピースが八幡です。
誤解を恐れず想いを伝えるならば、『俺ガイル』の源泉は、比企谷八幡が主人公であることという一点に収束すると信じています。
自己投影が可能なほど身近に感じるのに、誰とも似ていないその唯一性。
それでいて広く多くの人々に愛されている、揺るがないその普遍性。
独り善がりを極めれば、唯一性は簡単に纏えます。
そこに普遍性を纏うことの、ああ、どれだけ困難なことか。
渡航先生。
比企谷八幡をこの世に生み出してくださり、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
橘公司
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」15周年おめでとうございます!
15年前、都内某所の居酒屋で、新シリーズの発売をともに祝ったことを思い出します。
実は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」と「デート・ア・ライブ」は同年同月発売なのです。
ちなみに1巻だけでなく、3巻、4巻も同月発売でした。なんならアニメ1期も同クール放送でした。……なんで? 俺のこと好きなんか???
そんなこんなで発売前からご縁のあったシリーズが、いつの間にやら累計発行部数1500万部の人気作になっていました。
すごいことです。いや本当にあやかりたい。あやかしがたりたい。
ここまできたら20周年、30周年もお祝いできるよう、お互い頑張りましょう!
田中ロミオ
15周年、誠におめでとうございます!
この作品が私達の前に現れて、もう15年も――
15年?
めでたい席なのに、うまく微笑めていない。
ああ、私はお祝いコメントを書く時、いつも微笑んでいるのです(人徳)。
あれからもう15年も経ったという事実に、うろたえてしまったようで。
47周年のG先輩や42周年のT先輩もまだまだ元気だというのに、修行が足りない。
ひとつの作品が15年も愛され続けるなんて、素敵なことです。
心からお祝い申し上げます。
次は30周年を迎えたら、是非また呼んでください。
谷山走太
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」15周年おめでとうございます!
八幡にはたくさん笑わせてもらったり、励ましてもらったり、勇気をもらったり、感謝しかありません。
人間誰しも、真っ直ぐだけでは生きていけない、ひねくれた部分があると思います。
自分の中のそんな部分を恥じたり嫌悪するのではなく、自分らしさの一つとして受け入れる。そういう生き方もあるのだと教えてもらいました。
誰かに後ろ指差されても、心の中の八幡が「お前は間違っていない」と背中を押してくれるのです。
ありがとう八幡。お前のおかげで俺は今日もしぶとく生きていけるよ。
ツカサ
15周年おめでとうございます!
何というかもう15年も経ったのかという気持ちです。
読者や様々な方の人生の一部になっている素晴らしい作品だと思うので、今後も多くの方に長く読み続けられていくことでしょう。
これからも応援しております……!
鉄箱
2011年、当時『俺ガイル』を手に取ったのは、私がまだ学生のころでした。当時の私にとって、ライトノベルは通学中の一番の楽しみであり、とくに、比企谷君の物の見方や苦悩や優しさにまつわる物語は、私に新しい「格好良い」を教えてくれた、青春のバイブルでした。記念すべきこの日に、コメントを書かせていただけるようになるとは夢にも思いませんでした。このたびはシリーズ刊行15周年、心よりお祝い申し上げます。 鉄箱
天津飯大郎
天津飯大郎です。
渡先生、15周年おめでとうございます。
ライトノベルの金字塔である『俺ガイル』は
そこにあるというだけで業界全体のレベルを上げている稀有な作品です。
渡先生といろいろ接してくると、本当に渡さんは八幡だなと思います。
ひねくれていて面倒くさくて真正面から捉えられなくて不器用で
そしてまっすぐで、ただただ本物を探している。
そんな人だからこそ、あれほど多くの人の心に刺さる物語を書けるのだと思います。
これからも公私ともによろしくお願いいたします。
改めて15周年おめでとうございました!
PS またどの声優さんが凄いか談義をしましょうね
中島リュウ
渡航先生の『俺ガイル』シリーズが、このたび15周年を迎えました。おめでとうございます!
思えば私もはじめてガガガ文庫の青い背表紙を手にしたのは、『このライトノベルがすごい!』で知った『俺ガイル』シリーズでした。それが未来でお世話になるレーベルとの初めての出会いだとは、まだ知る由もありません。
ひとつの作品から、次の作品へ。そしてまた次の世代へ。読み継がれ、なおますます盛り上がる『俺ガイル』の大切な節目に立ち会えることをうれしく思います。
塗田一帆
俺ガイル15周年おめでとうございます! 学生時代に俺ガイルのアニメを観て、「比企谷八幡って俺っぽいよな〜」と感じていたいわゆる”自認八幡”の痛い男の子が僕でした。それからすくすくと成長し、いまではガガガ文庫から本を出すまでになってしまいました。渡先生には何らかの形で責任を取っていただきたいと思っております。累計1500万部ですか? 5%くらいいただければ大丈夫です。ご検討よろしくお願いいたします。
子子子子 子子子
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』刊行15周年、累計1500万部突破、誠におめでとうございます!
『俺ガイル』は自分にとっても青春を象徴する作品のひとつで、友人達と作品の面白さや、どのヒロイン派かなど語り合ったあの日々は宝物のような思い出です。
青春という概念は、時代とともに移り変わっていくものです。
しかし、間違え続けた人間が、間違えながらそれでも本物を追い求める――
そんな彼らの姿は時代を超えて、これからも誰かの心に刺さり続けていくでしょう。
15年という歳月を経てなお読み継がれるこのシリーズが、これからも多くの読者の青春であり続けることを心よりお祈り申し上げます。
渡 航先生、この度は本当におめでとうございます!
野中春樹
渡先生。『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』15周年おめでとうございます。
初めて本作に出会ってから時間が経ち、八幡の地の文に憧れを抱き、影響を受け、気が付けば同じレーベルから本を出せるようになっていたことに今でも信じられない気持ちでいます。そして、このようにコメントを送らせていただけること自体、数年前の自分に伝えても一切信じないだろうとも。それほど好きな作品だったなと。
原作はもちろん、当時はアニメを十周以上見返したことをよく覚えています。それだけでは足りずAudible版にも手を出し……。(演技がアニメに寄っていてクオリティがすごいのでこちらも色んな方に聴いてほしい……。)私は黒髪ロングのメインヒロインが大好きなのですが、俺ガイルの雪ノ下雪乃がその性癖を固定したひとりでもあります。おそらく初めて読んだガガガ文庫作品が俺ガイルだったと思うので、そう考えると人生単位で大きく影響を受けているなと思う次第です。語りだせば止まりませんので、ここらへんで終わります。最後になりますが、この度は本当におめでとうございました!
初鹿野創
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」刊行15周年おめでとうございます!
ラブコメを愛する者として、ラブコメに生かされてきた者として「俺ガイル」はまさしくレジェンド。
「俺ガイル」なしに初鹿野創なしと言っても過言ではありません。
これからもラブコメ界の星――いえ、ラブコメ界の象徴――いえいえ、ラブコメ界の神話として、さらなる信仰を捧げます!
おおぉぉーっ、ハレールヤーーーー!!!!!!!
八目迷
あの頃は斜に構えてないと正しさに押し潰されそうで、冷笑は世界に抵抗する唯一の手段でした。そんな鬱屈した時期に俺ガイルを読んでどうなったか。それはもう見事にこじらせたわけです。一人でいることは悪ではない、強い獣は群れないのだと。八幡の言葉は、僕の孤独に意味を与えてくれました。けど、今になって思うのは、俺ガイルが示したものは、それでも誰かと関わることの価値だったように思います。あの頃は知らなかった。打算のない好意があることも、思ったよりも他人が優しいことも。孤独との正しい付き合い方を学んで、孤独を受け入れられるようになったからこそ、他者に歩み寄る勇気が湧いたのです。まちがってもいいのだと、そう教えてくれたから、一歩を踏みだせるようになったのです。俺ガイルを読んでいなければ、僕は今でも孤独を恐れ、失敗を恐れ、他者を恐れたままだったかもしれません。俺ガイルから得たものは、今でもたしかに僕のなかで息づいています。俺ガイル15周年、おめでとうございます。八幡はいつだって僕のヒーローです。
ハマカズシ
俺ガイル15周年おめでとうございます!
渡先生は私が小学館ライトノベル大賞・審査員特別賞を受賞した際の特別審査員でした。
まさにデビューのきっかけを与えていただいたのが渡先生です。
受賞後初めての打ち合わせで小学館に向かう新幹線の中で俺ガイルを読みました。
車窓から通り過ぎる富士山にも気づかないほどにページをめくる手が止まらなかったのを今でも覚えています。
あれから10年が経ちますが、デビュー作に書いていただいた帯コメントは、
私が小説を書く上での根源であり、指針であり、熱情であり、常に心の中に刻まれています。
これからもラノベ界の富士山であり続けてください!
平坂読
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、15周年おめでとうございます。「俺ガイル」という略称がすっかり定着し、「はまち」と呼ばれていた時代を覚えている者も少なくなりました。作品もどんどん大きくなり、もはやハマチではなくブリ。これからも脂が乗ったその巨躯で大海を泳いでいってください。
裕夢
俺ガイル、シリーズ刊行15周年おめでとうございます!!! 作品の性質上、読者がチラムネを語るとき俺ガイルを引き合いに出されることも非常に多いのですが、シリーズの刊行、そして本編の完結からこれだけ時間が経っても本当に多くの人たちの心を掴んで離さない作品なんだと、日々その偉大さを痛感しています。ガガガ文庫における、引いてはライトノベルにおける青春ラブコメの大先輩ということで、シリーズが後半に差し掛かることによって生じる悩みや苦労、読者の期待と作品が進むべき方向性などを渡さんに漏らすたび、「知らんけど」と言いながらもなんだかんだ共感しながら話を聞いてくださって、同じように戦ってシリーズを完結まで導いたんだなと背中を叩いてもらっているような気持ちになります。昨年は実現しませんでしたが、今年こそはタイミングが合えば福井へ遊びに来てくださいね、案内します!
伏見七尾
このたびは『俺ガイル』シリーズ十五周年及びシリーズ累計一五〇〇万部突破とのこと、心からお祝い申し上げます。このような素晴らしい機会にお祝いの言葉を述べさせていただけること、大変光栄に存じます。
青春の輝きに傷つきながら、青春の苦さを噛み締めながら。
それでも不器用に少しずつ、刹那のような高校時代を歩んでいく八幡くんと雪乃さんをはじめとした奉仕部を中心とした物語は、きっと二十周年でも三十周年でも人々の胸に青空のように輝き続けていると思います。完全に余談ですが、私は平塚先生がとてもすきです。
シリーズの更なる躍進と、渡航先生のご多幸とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
前島賢
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』15周年おめでとうございます。
ライトノベルは何より読者のニーズに応えることを目的としたメディアです。ニーズとは当然美少女であったり無双チートであったり、封印された左腕から闇属性ビームとかだったりするわけですが、一方、彼ら彼女らは、思春期を生きる若者なので、若者らしくどうしようもない自意識の懊悩に捕らわれて、生きる手掛かりを必死に求めている。だからライトノベルはエンタメであるのと同時にそっちの需要もカバーせねばならないという、実に厄介な使命を負っているのだと思います。そして、まさに『俺ガイル』はこそは、その難題に答え、あるべきライトノベルの姿の、少なくとも、そのひとつを示した金字塔だと思います。
本作が書かれ、人気を博し、のみならず多くのフォロワー生み、ガガガ文庫がちょっと変った青春小説を得意とするレーベルとして存在感を得ていることで、救われた若者が沢山いたし、今もいるし、これからもいると思います。ぜひ、そうした若者の切実な悩みに寄り添い続けていってほしいと思います。
前島賢(大樹連司)
前藤たんか
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』刊行15周年、おめでとうございます!
私は一色いろはさんに小悪魔系後輩ヒロインの素晴らしさを教えていただきました。
俺ガイルのアニメを初めて観た時、確か私は中学生でしたので、厳密には私の方が後輩でしたが、そんなものは最高のヒロインの魅力の前には関係ありません。
というのも、当時の多感な年頃の私は様々な事情も重なり、受験勉強もそっちのけで一心不乱に小説を書き始めるという、ある種捻くれを極めたような奇行に走るほど不安定な少年でした。
しかしそれでも一色さんに惑わされて悩んでしまえば、辛くて苦しい他の悩みなんて忘れられると思えて、そういったこちらの心を甘く占領してくれる小悪魔属性に私は目覚めたんだと思います。
長くなりましたが、大好きな作品のこのような節目にお祝いの言葉を捧げることができて感無量です。
まだデビュー前の身分で僭越ではありますが、青春ラブコメを書いている物書きの一人として、偉大なる背中に追いつき、追い越せるように精進します。
その上で、これからも俺ガイルという作品がより大きな存在になっていくことを一人のファンとして応援しています。
水沢夢
「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。」刊行15周年記念&累計1500万部突破おめでとうございます!!
同じガガガ文庫新人賞デビューの自分にとって、俺ガイルと渡航先生は偉大な先輩。大いに影響を受け、たくさんお世話になりました。
八幡や雪乃、結衣たちの織り成す軽快で楽しい日常と美しく切ない青春は唯一無二のもの。ラノベで青春ラブコメといえばまずはこの作品を思い浮かべる、まさに金字塔だと思います。
文章を読み込むのがまだあまり得意ではなかった自分が、ページをめくる手が止まらずどんどん引き込まれていくのは代えがたい読書体験でした。
好きなゆきのんは雪ノ下雪乃さん、好きなけーちゃんは川崎京華さんです。
テイルブルーという言葉が存在している世界観なので、私も俺ガイルファミリーの(千葉県と青森県ぐらいの距離の)遠い親戚という思いです。敬意と親近感を抱きながら、この先のさらなるご活躍と展開を応援しております!!
水田陽
俺ガイル15周年&1500万部達成アニバーサリー、本当におめでとうございます! 今の陰キャと呼ばれる人々がまだ非リア充という名前だったころ、俺ガイルの第1巻を手に取ったときの衝撃は今でも忘れません……! めちゃくちゃひねくれた非リア高校生がめちゃくちゃひねくれたまま進んでいき、その後のラブコメの王道まで塗り替えていくカタルシス――。それをリアルタイムで味わっていた大学生の僕よ、お前、15年後に渡さんと同じテーブルで酒飲んでるぞ。人生ってすごいね。マジで。ともあれ俺ガイルといえばラブコメの歴史の転換点、携帯電話で言えばiPhone、パチスロで言えば初代北斗の拳くらいに時代を変えたラノベ界の金字塔。その更なる発展の節目に立ち会えたことが本当に嬉しいです! さすが渡先生! これだけ言えばきっと回らない寿司のひとつやふたつご馳走してくれるはず! 実は15周年記念のPVも僕が作ったんすよ! あらためて本当におめでとうございます! 僕は鯛とノドグロが好きです! ご馳走様です!! ご馳走様です!!!!
宮下愚弟
渡航先生俺ガイル15周年&1500万部おめでとうございます!
私たちの世代のオタクにとって俺ガイルは青春であり、ガガガ文庫とは俺ガイルでした
多くの同級生が比企谷八幡に感化されるという、功罪の大きすぎる作品です
しかし、得てして名作とはそういうもの。罪深くも素晴らしい作品を生み出してくれてありがとうございます!
持崎湯葉
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』15周年、おめでとうございます。
初めて読んだ時、まず衝撃を受けたのは、比企谷八幡の脳内でした。ひねくれていて、妙に理屈っぽくて、でもどこか笑える地の文の面白さ。「小説ってこんなに地の文が面白くていいんだ」と驚かされたのを覚えています。
そしてもうひとつ、会話劇の鮮烈さ。あの独特のテンポ感や距離感は、自分がラブコメを書く上でも本当に大きな影響を受けました。
『俺ガイル』は読み返すたびに懐かしさと同時に、新しい発見を与えてくれる作品です。
一読者として、これからの展開も楽しみにしています。
15周年、本当におめでとうございます。
屋久ユウキ
当時まだ新人一年目だった僕には少し立派すぎる、神保町の中華料理屋。
新人賞の受賞者五人と審査委員長の渡先生が丸テーブルを囲み、受賞作への感想が一人ずつに語られていくなか――僕の番だけが「ああ。……君のはいいや」と飛ばされた。
思えばそれが、僕と渡先生が交わした、やりとりと呼んでいいのかすらわからない、最初のやりとりでした。
けれど、最初に刺されたのはいつか、と考えてみると、話は少し変わります。
その前にいただいていた受賞作への講評で、僕はすでに一度、しっかりと刺されていたからです。
力量、基礎力、伸びしろが見劣りする。カタルシスが肩透かし。コンセプトがわかるだけで、物語になっていない。“70Pに一行くらいの割合で訪れるちょっとおかしみのあるセンテンスは好き”。公開されていた受賞ページの講評には、だいたいそういうことが、人を傷つけることすら厭わない皮肉めいた文章で書かれていました。
新人に向かって現在だけでなく、未来の可能性にまで踏み込んで塞ぐような言葉は、まだデビューすらしていないただの24歳の若造にとって、どう考えても劇薬だったと思います。屋久ユウキじゃなかったら筆折ってたまである。
ただ、その講評が本当に厄介だったのは、厳しさではありません。
新人ひとりの原稿に、社交辞令で流す逃げ道はいくらでもあったはずなのに、それを使わなかったこと。人を傷つけかねないことを、傷つくかもしれないと承知のうえで書いていたこと。そしてきっとそこに、嘘はなかったこと。
雑な悪意なら、雑な悪意として切り捨てればいい。けれど、言い捨てて済ませる気のない言葉からは、目を背けることはできませんでした。
そういう言葉は、受け取ったほうにも、それなりの面倒を残していきます。
飲み会で一緒になるたび、こちらの眉間にしわを寄せさせる言葉が飛んできました。「なら続刊読んでください、めっちゃ面白いので」と返しました。
相手が新人でも大御所でも、好きな作品でも嫌いな作品でも、その刃に手心がありませんでした。「でも新作書いてるほうが偉いですよ」と返しました。
飲みの席、トイレの前でばったり鉢合わせたことがありました。けれど、ひどい言葉をぶつけてきた先輩である以前に人間と人間か、と思い「お疲れさまです」と挨拶をしたところ、綺麗なスルーをされました。挨拶は別だろ、とかなり腹を立てました。
けれどそういうことがあるたび、心のどこかでは、本当にブレないんだな、と納得させられていたような気がしています。
例えば作家の集まりでふと誰かがライトノベルや、漫画や、ゲームや、アニメの名前を口にしたとき。そこにいる誰よりも忙しいであろう時期にすら、それらの内容を驚くほど詳しく把握していました。
または授賞式や小学館の年末感謝の会の、二次会よりあとの席。言葉はあれだけ遠慮も容赦もないのに、何十人と作家が集まる場であっても、最後はすべて渡さんが懐を痛めて引き受けていたのだと、あとで知りました。
悪趣味に見えることがあっても、筋は通す。
適当に誤魔化さないで、嘘のない言葉で刺しているだけ。
思えばそれは、どこかで“読んだことがある”感覚でした。
正しいことを言えば救われるわけではない。
優しさのつもりで差し出した言葉や行動が、誰かにとっては刃物になる。
だけど安い言葉で整えてきれいに飲み下すより、露悪のまま吐き出してしまうほうが、まだ息ができる。
そして、もしそういう格好悪い自意識ほど、なかなか捨てられないのだとしたら。
まちがっていても、それを直視する。
僕はその“読んだことのある”偉大な面倒くささを、そこに見ていたのでしょう。
小説というのは、本を出したら終わりではありません。そこに書いた言葉が解釈され、誰かのなかに残り、誰かがその言葉を使って自分自身の輪郭をなぞるようになる。
書いた言葉と物語。
それらが抉り出す思想に、体重を預けてくれた読者への責任。
もしその面倒くさい後始末までが、作家の仕事のひとつの形なのだと考えたとき。
十五年経ったいまでも、少なくとも僕の目から見たら、その責任が背負われつづけている。
そう考えるとこの小説は、ずいぶんと厄介で、そしてずいぶんと幸せな物語になったのだろうと、強く思っています。
最後に、このコメントは文庫本換算で、七十ページぶんには到底届きません。
なので、もしここで一行くらいは“ちょっとおかしみのあるセンテンス”だと思っていただけたなら。
ほんの少しは伸びたでしょ――刺さったままの言葉に、ひとつ、返事ができたことになるのかもしれません。
このたびは『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』十五周年、心よりお祝い申し上げます。あと、もう十五年選手のベテランなんだから、そろそろフォロバくらいしてください。
(1938字)
吉野憂
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』15周年、おめでとうございます。
タイトルを聞けばすぐに思い浮かぶほど、多くの人の記憶に残り続けている作品だと思います。
15年という長い時間、変わらず愛され続けていること自体が、この作品の魅力と存在感の大きさを物語っているように感じます。
これからも多くのファンの皆さまに愛され続けることを願っております。
改めまして、15周年おめでとうございます!
詠井晴佳
俺ガイル刊行15周年、そして累計1500万部突破おめでとうございます!!!!!!
偉大な作品のお祝いに、自分がコメントを寄せているなんてとても信じられません。え、こんなペーペーの作家でいいんですか⁉ という気持ちでいっぱいです。
僕の俺ガイルとの出会いは、中三の頃にやっていたアニメ1期を観たことでした。視聴したその足で原作を買いに書店へ駆け込んだことをはっきりと覚えています。
よく「読むと取り返しのつかない影響を受けてしまう」などと言われる俺ガイルですが、僕も一度人生にクリティカルな影響を受け、その上で歳を取ってそこから戻ってきたつもりでいました。が、結局渡先生の14年後輩としてガガガ文庫の新人賞からデヒューしているのだから、たぶん全然、まだ俺ガイルに喰らったままの人生なんだろうなと思います。
人間は複雑で、人間関係も複雑で、コミュニケーションなんてもうとんでもなく面倒くさい。だからこそ、捻くれて迂遠な言葉を選んで、それでも最後まで一つも諦めない八幡たちの複雑さは、目を焼くほど美しかった。一生分喰らっても仕方ないのです。
これからも、遠く高く飛んでいく作品だと思います。俺ガイルのことが、好き。
両道渡
俺ガイル15周年、累計1500万部達成おめでとうございます!単独の大ヒットに限らず、後進の作品にもとても大きな影響を与えた素晴らしい作品でした。アニメ化にも恵まれ、熱狂的なファンを次々と生み出していましたね。魅力的なヒロインたちはもちろんのこと、主人公の八幡のキャラクター性に憧れた人も多いのではないでしょうか?ただのぼっちや陰キャなどでは片づけられない八幡の姿は、特に当時中高生~大学生だった人には強烈に刺さったのではないかなと思います。俺ガイルを知って小説やアニメなどに触れた年代にもよるでしょうが、今はもう立派な大人になっている方も多いでしょう。作品に触れた当時の心境はどうだったのでしょう? 八幡に憧れた? それとも、こんな主人公は勘弁してほしかった?(笑)今一度、その頃のことに想いを馳せてみてはいかがでしょう。輝いていましたか? それとも灰色の日々だったりしたのでしょうか。楽しくて仕方がなかった人でも暗かったり何もなかったなんていう人でも、青春の1ページとしての存在。あるいは、心の拠り所として。俺ガイルと出合って抱いた気持ちをどうか大切に。