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日下部×日車。日下部の舐めている飴を二人でシェアする話。一応全年齢ですがいかがわしいです。くたびれおじさん同士のcpは良いですね…。
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「今日の飴は棒付きじゃないんだな」
日下部の肩に頭をもたせ掛けながら日車が問う。座っているリビングのソファは大の大人二人が座るにはいささか窮屈なのだが日車は構わず距離を詰め擦り寄って来る。出会った頃の余所余所しさとはえらい変わり様だ。猫みてえと日下部は思う。
「今ちょうど切らしてるんだ。でもこれもそんなに悪くない」
日下部が口に含んでいるのはアーモンド型のハッカ飴で昔から売られているものだ。
「四六時中舐めてそんなに飴が好きか」
「特に好きって訳じゃないが何か口にしてないと落ち着かねえな」
「乳児のおしゃぶりと変わらんな。煙草程でないにしても立派な依存らしいぞ、それも」
「赤ん坊で悪かったな」
腹いせに目の前のこめかみをぐりぐりと指で押す。いたた、と日車は顔をしかめた。
「それ、ひとつ俺にもくれないか」
「ああ悪い。これが最後なんだ」
日下部がそう答え終わる前に顎を取られ唇を塞がれる。舌がぬる、と這い入って口中の飴を絡めとった。互いの唇がはなれ、日車は口をもごもごと動かす。
「ハッカ味か。なかなか美味いな」
こいつ。日下部は腹の中で毒づいた。そのつもりならこちらも遠慮はしない。
「そろそろ返してもらおうか」
日車の肩を掴み噛み付くように口づけた。唇をこじ開け飴ごと舌を引きだして擦り合わせる。勢いでそのままずるずるとソファーの座面に引き倒されていく日車を夢中で貪った。
「んっ、ん……」
苦しいのか気持ちが良いのか分からないくぐもった声を漏らしながら日車は日下部を受け入れ続ける。飴を互いの口で溶かしあう行為がようやく終わって唇を離した時、互いの口端から涎が垂れて橋が架かった。
日下部の口の中の飴はもう錠剤ほどの大きさになっていた。最後のかけらを日車は再度口内から奪いがりりと噛み、飲み込んだ。嚥下する喉元を見つめながら日下部がぼやく。
「あんた本当そういう所さあ……」
「懇意の仲ならこれくらい問題ないだろう。何なら普段もっと際どい事もしてるじゃないか。不都合でも?」
……いや、もういいわ。押し倒されたまま畳み掛ける日車から目を逸らしながら日下部は頭をぼりぼりと掻く。
「飴玉なんかより俺に依存したらどうなんだ」
「……あんたもそんな殊勝な事言うんだな」
「がっかりしたか」
「いやありがたいね」
でもそれとは別にこちらを煽った代償は払ってもらう。心の中で呟くと日車の頬を両手で包みこみ、ゆっくりと覆いかぶさった。
†┌┘墓└┐†