【阪神】伏見寅威に独占インタビュー(1) 高橋遥人との「はるとら」バッテリーで快進撃「左投手の時に意識してるのは、遊び心を持つこと」4完封&開幕8連勝の秘けつに迫る
阪神・伏見寅威捕手(36)が18日までにスポーツ報知のインタビューに応じ、プロ14年目の現在地を明かした。昨年11月に日本ハムからトレード移籍し、阪神へ入団。4完封をマークし、球団16年ぶりとなる開幕8連勝を挙げている高橋遥人投手(30)との「はるとらバッテリー」が注目を浴びるなか、オリックス、日本ハムと3球団を渡り歩いた女房役が左投手との相性、リードのこだわりなどを語り尽くした。全3回の1回目。(取材・構成=藤田 芽生、小松 真也) 【写真】人気モデルが甲子園球場前で縦じまユニ&グラブ着用で決めポーズ ―阪神に移籍してからの半年を振り返って 「オープン戦ぐらいまでは、必死にアピールするのもそうですし、突っ走っていた感じ。実際にシーズンが始まってからは、やってることは一緒だなと思っていて。不安もあったけど、試合で座って景色を見た時に同じ野球やなって思いながら今まで来ている感じです」 ―セ、パの野球の違いを感じることはないか 「投手が9番に入るので、自チームの準備がバタバタする。DHがあると、動く場所とかもある程度決められるけど、投手の良し悪しによっては、序盤から代打があったり、2、3人ぐらいがそこで動き始めたり。代打バントとかもパリーグではなかったことなんで。そういう意味では違う野球をやっているのかな」 ―左投手との相性も買われている 「オリックスの時に周りから言われてましたね。自分ではそうかなと思っていましたけど、評価は周りがしてくれるモノですから。初めて1軍に出始めた時に、今、日本ハムの山崎福也も(1軍で)出始めて。福也をどうやって生かしたらいいか、左投手ばかり見ていたのが基盤になっているのかな。違う左投手が来ても、自分の中で考え方を持っているから、うまくハマることが多くてどんどん自信になっていきました」 ―リードする上で大切にしていること 「ピッチャー優先で考えること。その中で状況を見て使い分けていますけど、基本的には投手優先。左投手の時に意識してるのは、遊び心を持つことですね。いろんなこと考えて、真面目な中でもやっぱり遊ぶぐらいの気持ちでやった方がハマるなと思っています」 ―遊び心は緩急の部分も 「そうですね。緩い球って気持ちに余裕がないと投げられなかったりする。宮城や福也をリードしていた時も『ここでちょっと緩い球をいってみたらどうなんだろう』という気持ちが、左投手の時って特に大事なんじゃないかなって僕は思ってやっています」 ―試合の前にはどういう準備をしているのか 「カード頭の前日は結構忙しいですね。その相手チームの映像を3、4試合くらい見て。当日、先発するのが遥人だったら、対戦どうだったかなというのを見て。体の準備もそうですけど、頭の方の準備が長いかな」 ―家で? じゃあその間、奥さんは? 「家でiPadで。奥さんは邪魔しないようにどこかに行ってくれています」 ―長い時間使う 「使いますね。昔よりは見るポイントを絞って見られるようになってるので、少しずつ短くはなってきてるんですけど。量としては別にそこまで減ってないですね」 ―藤川監督はどんな指導者か 「あんまり2人で話すことはないんですけど、どっしりしてる監督だなっていうふうに思っていて。コロコロ変えたりとかもないですし、選手を信頼して任せてやってくれる。投手とのコンビもよかったらそのまま使ってもらえるし。バッテリー出身なので気持ちもわかってくれている。僕はすごくやりやすいです」 (2に続く) ◆伏見 寅威(ふしみ・とらい)1990年5月12日、北海道生まれ。36歳。東海大四(現東海大札幌)から東海大を経て12年ドラフト3位でオリックス入団。22年オフに国内FA権を行使し、日本ハムに移籍。昨年11月に交換トレードで阪神に加入した。今季は29試合に出場して、打率は1割9分2厘、9打点。182センチ、89キロ。右投右打。既婚。
報知新聞社
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