【裁判体験記】 突如届いた東京地裁からの訴状と、活動家弁護士との2年間にわたる徹底抗戦の記録(速報版)


はじめに――いきなり届いた東京地裁からの訴状


2024年8月、私のもとに突然、東京地方裁判所から訴状が郵送されてきました。

私はそれまで裁判を経験したことが一度もありませんでした。

まさか自分が民事訴訟の被告になるとは思ってもいませんでした。

老親の介護や終活、日常生活だけでも大変だった時期に、突然始まった長い裁判闘争でした。

その結果、2025年7月の一審では、原告に対して約22万円の賠償命令、訴訟費用の負担、そしてホームページの指定箇所の削除命令を受けました。

私はその判決を理不尽だと感じ、東京高裁へ控訴しました。

最終的には判決には進まず、2026年5月に和解で決着することになりました。

訴訟対応のための弁護士費用と控訴審費用だけでも、合計約175万8,500円に達しました。

本稿は、その大まかな経過を記録する速報版です。

詳細な争点や裁判資料の分析については、後日改めてまとめる予定です。


第一章 いきなり届いた東京地裁からの訴状


2024年8月。東京地裁から分厚い封筒が届きました。

中には、
・訴状
・証拠説明書
・私のホームページ「人物図鑑」の印刷物
・私の住民票
・第一回口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状
などが同封されていました。

第一回期日は9月19日。
答弁書の提出期限は9月12日。
考える時間はほとんどありませんでした。

原告については、最初は誰なのか分かりませんでした。

しかし、代理人弁護士の名前を見た瞬間、強い衝撃を受けました。
その弁護士は、「ヘイトスピーチ反対」活動家たちとの深い繋がりがあり、リンチ事件被害者が起こした民事裁判では被告側代理人を務めたことで知られる人物だったからです。
私にとっては過去からの因縁もあり、忘れられない存在でした。

一方、原告については氏名が記載されていたものの、住所は秘匿されていました。裁判所が住所秘匿を認めていたためです。

原告は、私がホームページで公開していた、活動家たちによるリンチ事件や被害者へのセカンドリンチについて記録保存し、分類整理していた「人物図鑑」で取り上げていた活動家の一人でした。

請求内容は、
・損害賠償110万円
・該当部分の削除
でした。

私は激しく動揺しました。

第二章 弁護士探しと周囲の反応


まず直面したのは、答弁書提出期限の問題でした。

その時、ある知人が重要な助言をしてくれました。
「素人が慌てて自分で答弁書を書くな。まず弁護士を探して書いてもらえ」

さらに、
「どうしても間に合わなければ、『請求棄却』『訴訟費用は原告負担』『詳細は追って説明する』だけを書いて提出しろ」
とも教えてくれました。
私は今でもこの助言に感謝しています。

幸い、期限までに信頼できる弁護士と出会うことができました。
提示された費用は、
着手金55万円
予納金5万円
合計60万円でした。

決して安い金額ではありませんでした。
しかし、戦う以外の選択肢はありませんでした。

弁護士からは、
「裁判が終わるまで一切公表しないこと」
「裁判が片付いた後であれば、私が関与しない部分については公表するかどうかは貴方の自由です」
と言われました。

裁判のことは公開の場では伏せていましたが、一部の信頼できる知人には相談しました。

すると、多くの人が相手方や相手方代理人弁護士について、私と似たような疑問や違和感を口にしました。
それは、私が抱いていた疑念を裏付けてくれるものでした。


第三章 地裁での攻防


担当弁護士から指示を受け、私はこれまでの経緯を文章にまとめることになりました。

しかし、それは想像以上に過酷な作業でした。
何度も書き直しを繰り返し、なかなか完成しません。
知人に確認を依頼しても断られたり、返事がなかったりしました。
今から思えば当然かもしれません。裁判に関わる文章など、誰も責任を負いたくないからです。

そんな時に大きな助けとなったのがAIでした。私はGrok、ChatGPT、Google Geminiを有料契約し、文章校正や相談に利用しました。
反論文作成だけでなく、弁護士へのメール文面の作成にも役立ちました。
もしAIがなければ、この作業を乗り切ることはできなかったと思います。

裁判そのものは、私が想像していたような法廷ドラマではありませんでした。
代理人弁護士同士がウェブ会議を通じて書面を提出し合い、裁判官が確認する。その繰り返しでした。
私も代理人弁護士も大阪在住だったため、当初は東京地裁へ何度も行かなければならないのではないかと不安でした。
しかし実際には、代理人弁護士が東京へ出張する必要もなく、出張費も発生しませんでした。
私はウェブ会議に参加する必要もなく、東京地裁へ出廷する必要もなく、本人尋問もありませんでした。その点は大きな救いでした。

それでも精神的な負担は決して軽くありませんでした。裁判が続いている間は、常に頭のどこかに訴訟の存在があります。
老親介護だけでも大変なのに、その上に裁判が重なったのです。
私にとっては非常に苦しい期間でした。

第四章 突然の和解提案

やがて担当弁護士から、「相手方から和解の申し出があった」との連絡がありました。
内容は、「賠償請求を放棄する代わりに、自分についての人物図鑑ページを削除してほしい」「友人関係や就職活動に支障が出ている」というものでした。

しかし私は納得できませんでした。
もし本当に困っていたのであれば、なぜ長年放置していたのか。
私のホームページはSNS投稿の埋め込み形式が中心であり、大元のSNS投稿が削除されれば自動的に表示されなくなります。
また、私のホームページには削除要請の窓口も設けており、過去には削除要請に応じた実績も掲載していました。
それにもかかわらず、なぜ先に削除要請を行わず、最初から訴訟という手段を選んだのか。
私には理解できませんでした。

さらに、私にとって因縁のある活動家弁護士が代理人となっていたことも、疑念を抱く理由の一つでした。
もちろん、これは私自身の受け止め方に過ぎません。
しかし当事者として、そのように感じたことも事実でした。

そのため私は、この和解案を受け入れませんでした。

第五章 地裁の判決と衝撃


2025年7月18日。一審判決の日を迎えました。

私は東京地裁には行かず、翌日、担当弁護士からの連絡を待ちました。

結果は、
・賠償金22万円
・訴訟費用の5分の4を負担
・指定箇所の削除命令
というものでした。

担当弁護士ですら、「この判決には驚いている」という反応でした。

私も強い衝撃を受けました。
判決理由についても、私には納得できない部分が多くありました。
そのため私は、この判決を不服として東京高裁へ控訴することを決意しました。
判決内容や判決理由に対する私の考えについては、後日改めて詳細にまとめる予定です。

第六章 東京高裁への控訴

私は即座に控訴を決断しました。

追加費用は、
・控訴提起費用 2万8,500円
・控訴審弁護士費用 47万円
でした。

ここから先、私は控訴人(一審では被告)、相手方を被控訴人(一審では原告)と表記します。

控訴審では、一審で提出しなかった資料も含め、大量の証拠を提出しました。
一審判決が認定した、
・名誉毀損
・プライバシー侵害
・被控訴人の「私人」認定
について、私は疑問を抱いていたからです。

提出した証拠や主張の詳細については、後日改めて説明したいと思います。

第七章 高裁和解と苦渋の決断

その後、高裁から和解案が提示されました。

内容は、
・被控訴人は賠償請求を放棄する
・控訴人は指定箇所を削除する
・今後は相互に個人特定や誹謗中傷を避ける
・裁判については公表しない
というものでした。

私は、
・裁判体験記を書く権利
・条件付きでのホームページの維持
・被控訴人の苗字部分のマスキング
・写真については大元のSNS投稿の削除で対応すること
などを条件として提示しました。

すると高裁修正案では、私の要望の多くが取り入れられました。
もちろん不満は残りました。
しかし、現在の司法に対する私自身の不信感もあり、このまま判決に進むリスクも考慮しました。
最終的に私は和解を受け入れることを決断しました。
そして2026年5月11日、和解は正式に成立しました。

第八章 裁判で失ったもの――費用と時間


今回の裁判で支払った費用は、
着手金 55万円
予納金 5万円
控訴提起費用 2万8,500円
控訴審弁護士費用 47万円
成功報酬 66万円
合計約175万8,500円に達しました。

さらに、
・大量のカラーコピー代
・郵送費
・有料AI利用料
なども発生しています。

一般市民にとっては極めて重い負担でした。

おわりに

2024年夏から始まった裁判は、2026年5月の東京高裁での和解によって一応の区切りを迎えました。

しかし、私の中ではまだ終わっていません。

私は今回の経験を通じて、「一般市民が突然訴訟に巻き込まれた時、何が起きるのか」を記録として残す必要があると考えるようになりました。

また、東京地裁の判決についても、今後詳しく検証し、公表していく予定です。
最近では「裁判官マップ」のような試みも始まり、市民による司法の検証という流れも生まれています。

今回の体験記が、同じような状況に置かれるかもしれない誰かの参考になれば幸いです。

そして、一般市民が表現の自由を守るために何ができるのかを考える一助になればと願っています。

(続く。詳細な裁判記録・証拠資料については後日掲載予定)

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