「買い物依存症」の初期行動はご存知ですか?原因についても解説!【医師監修】
買い物依存症のサインと症状
Q買い物依存症の初期サインを教えてください A:初期の段階では、趣味がショッピングという程度で本人も依存を自覚しにくいですが、次第に以下のようなサインが現れます。 例えば、「イライラや不安を感じると買い物せずにはいられない」といった行動は要注意です。 また、買い物した後に一時的な高揚感を得るものの、すぐに罪悪感や後悔に襲われることが増えてきたら依存症の始まりかもしれません。クレジットカードの明細を見て驚くほど使っていたり、同じような服や物が家に増え始めたりするのも典型的な兆候です。これらの行動は誰にでも一度はあるかもしれませんが、頻繁に繰り返すようなら買い物依存症の可能性が出てきます。 Qお金の管理ができないのは買い物依存症の症状ですか? A:はい、金銭管理の困難さは買い物依存症の大きな特徴です。買い物への衝動が抑えられなくなると、手持ちのお金がなくても借金をしてまで買い物を続けてしまうことがあります。実際、買い物依存症の方は複数のクレジットカードを限度額いっぱいまで使ったり、消費者金融から借り入れてまで買い物を続けたりすることがあります。 自分の収入や貯金で支払いができない状態でも購入をやめられず、結果的に家賃や光熱費などの支払いがおろそかになる、ローンやカードの返済がままならなくなり自己破産に至るといったケースもみられます。このように、買い物依存症になると経済的なコントロールが失われているため、お金の管理ができない状態そのものが重要な症状といえます。 Q買い物依存症は家族にも影響しますか? A:はい、買い物依存症は本人だけでなく家族にも大きな影響を及ぼします。まず経済的な負担として、家族の預貯金や生活費が浪費され、家計が圧迫される可能性があります。 配偶者や親が借金の肩代わりをしたり、金銭トラブルの後始末に追われることもあります。また、家族関係にも深刻な亀裂を生じさせます。買い物依存症の本人は問題を自覚しにくく、家族も「恥ずかしい」「怒らせたくない」と適切に注意できずに悩みを抱え込んでしまいます。 その結果、誰にも相談できないまま状況が悪化し、家族全体が精神的に追い詰められる場合もあります。家族としても対応が難しくなるため、早い段階で専門機関に相談することが重要です。 Q自分が買い物依存症かどうかを確かめる方法はありますか? A:はい、いくつかセルフチェックの方法があります。インターネットや専門機関のホームページでは買い物依存症のチェックリストが公開されています。具体的には下記のようなチェック項目があります。 ・ストレスや不安を買い物で解消している ・「見るだけ」のつもりでも結局何か買ってしまう ・必要以上にクレジットカードを何枚も持っている ・買って満足するものの後で後悔することが多い ・買わずに過ごせる日がほとんどない これらの項目に多数当てはまる場合、買い物依存症の傾向が強いと考えられます。セルフチェックはあくまで目安ですが、自分の行動パターンを客観的に見直すよい機会です。もしチェック結果で依存の疑いが高いようなら、早めに医師に相談するとよいでしょう。