貿易統計、5月速報値の深刻な内容
全体で4,727千㎘、前年同月比で▲57.3%。前年の42.7%であり、経産省資料の65%とは大きな乖離があります。税関通過ベースと製油所到着ベースの差異にしては大きいですね。こうなりますと、7月に代替で100%になるという発信にも疑義が生じてきます。
967千㎘(▲61.9%)、米国が576千㎘(+24.0%)で合計4,543千㎘、全体の96%を占めており、代替調達の実態はほぼ米国オンリー。また、米国産は数量が2割増程度なのに、購入価格は前年の2.3倍。
そして一方、5月は備蓄原油を放出していないのです。
➀思いのほか、国内需要が落ちているのではないか
➁米国依存の代替調達を継続してよいのか
➂備蓄原油が相当、扱いづらいのではないか
(※長年の備蓄で性状が変化、タンクの底の方はほぼ固形状になっている、あるいは揮発成分が飛んでしまっている等、使えない部分が少なからず占めているという話を、製油所関係者他から聞いています)
-色々な問題を考えさせる、5月の貿易統計でした。