アイス大手6社に「カルテルの疑い」 公正取引委員会が立ち入り検査 関西老舗「北極のアイスキャンデー」のメーカーは「企業努力」で対抗するも「なんでもありなのか」と苦しい胸の内明かす
■「なんでもありなのかな」 老舗メーカーが感じるやるせなさ
今回の疑惑は、大手とは異なる立場で戦ってきた企業にも影を落としています。 1945年創業、「北極のアイスキャンデー」でおなじみの関西の老舗メーカー、株式会社アークティックの社長は、苦しい胸の内を明かしました。 【株式会社アークティック 久保田光恵社長】「賃金であったり、ガソリン代とか、全体に上がっていますので、『なんとか価格を抑えたい』と、いろんな無駄を省いて努力をしているんです。その中でこのニュースが流れてきたら、『なんでもありなのかな』とか思ってしまう」 同社は去年、やむなく一部商品を値上げしたものの、今年は企業努力によって値上げを予定していないといいます。 社長はさらにこう続けました。「消費者のことを考えますと、なんとか今年は乗り切って行きたいと値上げをしていない中で、大手メーカーがそのように決めて、値上げをされるとなると、価格を決めるというのがどこに照準を置いて決めているのかなと疑問ではあります」 誠実に価格を抑えてきた企業が、結果的に不利な立場に置かれてしまいかねないと懸念します。
■「正直に価格を抑えてる企業がバカを見る」 コメンテーターも厳しく指摘
関西テレビ「newsランナー」に出演した橋下徹氏は「価格を上げること自体が悪いことじゃないんですよ」と前置きしたうえで、「みんなで上げたら怖くないみたいな形で一斉にやったから問題であって、上げるんだったら堂々と上げればいい。カルテルをやると、正直に価格を抑えてる企業がバカを見ますしね」と語りました。 安藤優子氏も「必然性のある値上げだったならば、堂々と理由を言って値上げすればいいことじゃないでしょうか」と指摘し、「100円とか、そういうお小遣いを握りしめてという子どもの側面から考えると、これはほんとにがっかり」と失望感を示しました。
■実態解明はこれから 今後の展開に注目
公正取引委員会は今後、関係者への聞き取りなどを進め、実態の解明を図る方針です。 FNNの取材に対し、6社はいずれも「調査に協力していく」と回答しています。 今回の疑惑が事実と認定されるかどうか、そして企業側の説明責任がどのように果たされるかは、今後の調査の進展を待つ必要があります。 (関西テレビ「newsランナー」2026年6月17日放送)
関西テレビ
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