日本での出来事を利用して作られた、ベトナムに関するデマと非論理的な文章の例を見つけたので、分析してみます。
まず、「ベトナムの仏教は共産政権で滅びまし(た)」という部分ですが、これは事実と異なります。
も活動しています。仏教だけを見ても、約1,000万〜1,400万人(人口の約12〜14%以上)の仏教信者が存在し、全国には約18,500か所以上のお寺があります。
これで「仏教が滅びまし(た)」というのは、完璧なデマです。
そして、ベトナム共産政権は仏教を含め、宗教を弾圧していません。むしろ、歴史的にも宗教界から一定の支持を得てきました。
したがって、「共産政権で仏教が滅びた」という主張は、事実に反する無知に基づくデマと言わざるを得ません。
さらに、「ベトナムで仏教が滅びた」という話から、日本で開山した寺院を「ベトナムマフィアの避難所」と結び付けるのも論理の飛躍です。
もし本当に「ベトナムでは仏教が滅びた」と考えているのなら、その仏教を信仰する人々が日本で開いた寺院を、根拠もなく「マフィアの避難所」と呼ぶのは、ベトナム人への侮辱であるだけでなく、宗教(仏教)そのものへの侮辱でもあります。
寺院は本来、信仰の場です。証拠もなく犯罪組織と結び付けるのであれば、それは宗教への敬意を欠く発言と言わざるを得ません。
こうした無根拠なデマや宗教侮辱が、「言論の自由」の名の下に正当化されるとは言いにくいでしょう。
もう一つ、おまけで言わせてください。
仮に日本で寺院や宗教法人が犯罪に悪用される事例があったとしても、それは日本国内の管理や法制度の問題です。
宗教法人が悪用される可能性があるなら、それを防ぐ制度を整備するのは日本側の責任です。
それをベトナムやベトナム共産政権の問題に結び付けるのは無理があります。