東大・学校推薦 合格者インタビュー
湘南白百合学園から東大工学部に推薦合格(上)――数学か医学か悩んで行き着いた「計算論的精神医学」
2026.06.17
世界最大級の高校生向け科学コンテスト、ISEFに出場
――2025年度の日本学生科学賞高校の部で文部科学大臣賞を受賞し、今年の5月にアメリカで開催されたリジェネロン国際学生科学技術フェア(ISEF)に出場しています。
1週間前に会場のアリゾナから戻ったばかりなので、まだちょっと時差ぼけが残っています(笑)。
――どのようなテーマで出場したのですか。
東京大学の学校推薦に出したものと同じ「空間認知機能の計算論的解釈 アルツハイマー型認知症の行動解析」です。実は、この研究は高3から始めて、約1カ月で論文を仕上げました。それから日本学生科学賞に出し、受賞が決まったのは、東大の推薦入試の資料提出や面接がすべて終わった後でした。そのため、受賞結果そのものは選考には直接影響していません。
――世界大会はいかがでしたか。
ISEFには22部門あるのですが、実は提出するカテゴリーを間違えてしまったのです。自分の研究はアルツハイマー型認知症の空間認知機能だから、行動学だろうと思って「行動・社会科学(Behavioral and Social Sciences)」に提出してしまいました。
現地で他の出場者のポスター発表を見たら、社会学の側面が強くて、コンピューター系やテクノロジー系からアプローチしている生徒は、他にいませんでした。部門の中には「計算論的神経科学(Computational Neuroscience)」というカテゴリーがあって、本来ならこちらに出すべきだったのです。
――それは残念でしたね。
ただ今回は日本代表がすごい活躍をして、過去最多の賞を取ったのでよかったです。世界各国の出場者と交流できたことも、よい経験になりました。
悔しいですけど、ISEFに出場するためにはポスターを作ったり、プレゼンの準備もしたりしなければならないので、その間は研究できませんでした。そろそろ研究に戻りたかったので、よかったと思っています。
(下は6月18日に配信します)