綾小路清隆に憧れて、自分用の「ホワイトルームカリキュラム」をnotionで作った話。 vol.1
力を持っていながらそれを使わないのは
愚か者のすることだ。
僕が愛してやまない
『ようこそ実力至上主義の教室へ』
高1の春、入学したての時期に借りた思い出深い作品です。
彼らと同じ境遇で読み始めてもう1年以上が経過しました。
夏休みが始まり、まとまった時間ができたこの機会に、1つ個人的な自由研究を始めてみることにしました。
テーマはこのラノベの主人公、綾小路清隆についてです。彼が育った謎の施設「ホワイトルーム(WR)」。そこで行われた特異な教育。そして、その結果彼が手に入れた圧倒的な力。
彼の考え方、学習法を取り入れ再現し、楽しく効率良く自分も学習できるのではないか。そんな素朴な疑問から始まった僕自身の学習計画とその実践の記録です。
主人公“綾小路清隆”の学習スタイルを
できる限り真似して、計画を立ててみました。
何回かにわたって作ったものをご紹介します。
綾小路が学習したホワイトルームのカリキュラムについて
まず、彼がどのような教育を受けてきたのか、原作の描写をもとに情報を整理してみました。
ホワイトルームでの学んでいたこと
過程は関係ない
最後に俺が勝ってさえいればそれでいい
単なる知識の詰め込みではない
学問、武道、芸術、処世術など人間が生きていく上で必要となるあらゆる技術を「競争に勝利するための武器」として学ぶ
特別試験や他クラスの意図を読み取ったりチェス(坂柳)の描写から、WRでは高度な戦略的思考力が求められていたことがわかる(先の先まで見据える)
何より重要なのは、その知識を極限状態の競争の中で「実践」し続けるという訓練環境
彼にとって学習=生き残るための手段そのもの
ホワイトルームの教育指針では「この世の全ては競争。受験も経済も政治も勝てさえすればそれで良い(受かる、稼ぐ、地位を得るなど)」ということなんでしょう。正しいかはともかく、それを競技化して効果的な技術を見出したり、能力をパラメータで可視化したり、練習法を編み出すことは面白いアプローチだと思います。
高校(高度育成高等学校)で学ぶこと
4クラス3学年いる人間は膨大な学習データ
恋人は恋愛を学ぶ教科書である
一人一人の分析とクラス内構造の分析
クラスメイトの何気ない会話、教師の視線の動き、ポイントの変動など、学校生活で起こる全ての出来事を「生きたデータ」として分析し、未来を予測するための材料にする
彼の頭脳の明晰さをいくつかの要素に分けて考えます。
(今回は“学習方法”がメインなので身体訓練はおあずけ)
恋人を目の前にして思うことが「この教科書はそろそろ終わりを迎える」とはなんと非情なことかと思いますが、探偵や刑事のように人物をプロファイリングしていくのはなかなか楽しそうです。
どういう経緯を経てどんな考え方が生まれていったのか、またはそんな難しいことじゃなくても、好きな食べ物や欲しいと言ったものを記録して覚えておくだけで一気にデキる人間に近づきそうな気はする。やってみよう。
計画の概要:鍛えるべき力は何か
今回行う学習計画は、作品に寄せて「ホワイトルーム(WR)プロジェクト」と名づけ、以下の3つの力の育成を目標とします。
鍛える力①:構造認識能力
目的: 表面的な出来事だけでなく、その背後にある関係性やルールを見抜く力を養う。
手段: クラス内の人間関係(権力構造)を可視化する「構造分析」を行う。また、数学の問題などにも答えを出すこと以上に「解法の構造」を理解することに重点を置いて学習する。
「空気を読む」はその場その場の表面を捉える能力。僕はそこそこ得意な自信がありますが、もう一歩進んで「構造を読む」まで行きたい。学校でいえばどんな人間がカーストの上位に立ち、あるいは虐げられているのか。女子グループ同士の微妙な牽制、生徒に対する先生の気持ちの偏り(贔屓と冷遇)。動物は、どっちが上位の存在かマウントを取り合う行為(マウンティング)をしますが、人間も同じようなものです。
身近な人間関係の構造を捉える練習をすることで、今度は社会に出たときに、少し大きな枠で物事を考えられるようになると思うんです。
例えば、「大卒就活生と、一括採用の企業という“構造“は昔からあるようだが、それは1年後も企業が絶対倒れないと安心してるからできたことで、先の見えない社会じゃ企業は育成してるような暇はないし、即戦力の人材を欲しがるだろう」とか。
鍛える力②:仮説構築能力
「そっか……。凄いね綾小路くん。全部のパターンを本当に考えているんだ……」
綾小路は作中で何度も卓越した予想・予測の能力を見せつけていますよね。どんな事態になっても思惑通りに物事を運ぶため、あらゆるパターンに対して仮説を立てているのでしょう。
目的: 一つの出来事に対し、常に複数の可能性を考え、未来を予測する思考のスタミナをつける。
手段: 人間の行動を見て「なぜ、そうしたのだろう?」という仮説を複数立てる「人物分析」を実践。
友達が起こした行動、それと動機を結びつけてみる。そのためにその人物を徹底分析して、こうだったから?これのせい?とたくさん仮説を立ててみる。
僕の高校の友人に、顔は特段良くないくせにやたらモテる男がいます。僕は恥を捨て彼にそのモテる奥義を教わりに行きました。彼曰く、「男も女もみんなお客様。自分が客になって可愛い子が話しかけてくれるのを待つんじゃなくて、狙った女の子を“お客様“みたいに扱って、してほしいだろうことを俺らが“提供“してあげれば良いんじゃない??」とのことです。なかなか腑に落ちました。相手がどんなことを望んでいるか?という「需要」を考え、「供給」していく。
鍛える力③:感情制御と自己客観視
目的: 気分や感情の波に流されず、冷静な判断を下すための精神的な訓練を行う。そして、自分自身をも客観的な分析対象として捉える視点を目指す。
手段: 日々の行動や感情の揺れを「ウィークリーレビュー」として記録・分析し、客観的なデータに基づいて自分自身の行動を修正。
どんなことがあろうとブレない人ってかっこいいですよね。「俺には感情がない」というと中二病患者をどこかで見たことはありますが、憧れは憧れなんです。
方法論:どのように鍛えてくか
これらの訓練を継続し
記録していくために2つのツールを
相棒として使うこととします。
①日記・メモ帳
毎日B5ノートの見開き1ページを使って
考えたこと・気づきを書き出す。
脳をリラックスさせ、自由な発想を生む。
これが日々の思考のベースとなりました。
考え事は頭だけでせず、頭とノートでセットで考える。
これが鉄則です。
何事も書き出した方が効率的。
やはり毎日考えているようで考えていない。
あなたも僕も、考えているのではなく
ただ“感じている”だけの可能性があります。
一文字一文字言葉にして、目に見える形にする。
自分の思考を目で見ながら考えると一気に思考は加速していく。
そんな気がしました。
②Notion
最初に見せた「ホワイトルーム」のこと。
①で書き出した内容を構造化し、記録していく。
詳しい内容は次回の記事。
終わりに
おそらく主人公の足元にも及ばないであろうこの計画。
しかし試行錯誤を通じて何か得られるかもしれません。
楽しければいいのだ。
興奮止まないこの作品ですが、意外にも感想を言ったり考察したりする場が少ないと感じていたところですので、交流できたら嬉しいです。


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