「見てくれ…」大谷翔平の決勝15号に敵軍レイズの解説者もため息 狙い球仕留めた一撃に「偉大な打者はみんなそうする」
◇16日(日本時間17日) ドジャース1―0レイズ(ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(31)は「1番・DH」の定位置で6回に均衡を破る先制ソロを放ち、これが決勝アーチとなった。メジャー通算295号は、日本選手で前人未到の大台にあと「5本」。今季15号は、メジャー日本選手でブルージェイズの岡本和真と並ぶメジャー日本選手の2位に浮上した。 【実際の動画】バックスリーンへ一直線 大谷翔平の15号ソロ スコアボードにずらりと両軍ゼロが並んだ6回。大谷が相手先発ラスムセンの初球、内寄り92マイル(約148キロ)カットボールを力みのないスイングでたたいた打球は、中堅バックスクリーンに飛び込む先制ソロ。初速106・9マイル(約172キロ)、射出27度と文句なしの『バレル』で、飛距離は427フィート(約130メートル)だった。 大谷は全く表情を緩めずにベースを一周すると、ベンチに戻ってナインがつくるハイタッチトンネルをくぐる際も笑顔はなかった。 敵軍レイズの地元中継局、レイズTVのドウェイン・スターツ・アナウンサーは「初球を振り抜いた打球が中堅深くへ…センターはもう下がるスペースがありません、いきました…」と、沈んだトーンで実況した。 大谷がベース一周したところで同局がリプレー映像を流すと、ブライアン・アンダーソン解説者はスイングのスムーズさにうなった。「まったく、この体重移動と力の伝達を見てくれ。すごくゆったりとした完全に平行なスイングでボールを捉えている。ほとんど踏み込まず、ただ体重をきれいに移しているだけだ。そして、その結果としてボールを完璧に芯で捉えている」。 同実況が「大谷はこのホームランまでラスムセン相手に7打数無安打、5三振だったんですが…」と悔しそうに紹介すると、同解説者は「カッター(カットボール)を待っていたんだ。最初の2打席は、あのカッターを空振りしていた。だから『きっとまた来るはずだ』と待ち構え、厳しいコースへいけなかったカッターを芯で捉えた。偉大な打者はみんなそうするものだ」と、あらためて感じ入った。(写真はAP)
中日スポーツ