迷子男児、母と娘で救護 三重・松阪署 河合さん親子に感謝状
雨降る中、傘差さず寒さで震える 家族からは捜査願い
道に迷っていた男児を保護したとして、三重県警松阪署は14日午前9時から同署で、三重県松阪市六根町の県立松阪商業高校1年で野球部マネジャー・河合都亜(とあ)さんと、母親で会社員の麻里さん(46)の2人に感謝状を贈呈した。 同署と河合さん親子によると、5月23日午後7時ごろ、雨が降る中、都亜さんを車で迎えに行った麻里さんが帰りに京町1区の国道166号の裁判所前交差点で信号待ちをしていると、反対側の赤信号の北側横断歩道を傘も差さずに渡る子供の姿を見掛けた。 交差点を右折して近くの駐車場に停車。都亜さんが「気になる」と話し、男児を探しに傘も差さずに車外へ。麻里さんも車を降りて追い掛けながら110番通報した。 その後、宮町の宮町交差点付近で反対側の歩道を歩く男児を発見し、鉄道高架橋下で保護した。 男児が寒くて震えていたため、麻里さんが上着を掛け、都亜さんは男児と手をつなぎながら会話を続け、通報から約10分後に到着した警察官に引き渡した。 男児については11歳の小学生で、家族から捜索願が出されており、同署で保護者へ無事に引き渡された。 この日の贈呈式では須川署長から2人それぞれに感謝状が贈られた。 須川洋幸署長は「救護されていなければ、重大な事案につながっていた恐れがあった。お2人の迅速な対応に感謝したい」と感謝を伝えた。 都亜さんは「また迷子や困っている人がいたら声を掛けて助けてあげたい」、麻里さんは「私は110番しただけ。あの男児に気付き、すぐさま行動した娘は本当にすごいと思う」とそれぞれ話した。