台湾から14人、松阪商を訪問 姉妹校の職業学校 3言語交えて会話 三重
三重県松阪市豊原町の県立松阪商業高校(錦織厚史校長、468人)の国際ビジネス学科の2年生40人は22、23の両日、姉妹校提携を結ぶ台湾・新北市の市立三重高級商工職業学校(=三重商工、李立泰校長、約2100人)の生徒14人と、授業や文化体験などを通じて交流し、国際的な視野を広げた。 三重商工は、商業・工業系学科を持つ高校で、2017(平成29)年度から三重県からの教育旅行の受け入れを開始し、19(同31)年2月に松商と姉妹校提携を結んだ。以降、相互訪問が始まり、コロナ禍ではオンライン交流を行うなど、継続的に国際交流を深めてきた。 今回、三重商工の生徒たちは教員4人と22日の午後0時20分に松商を訪問。両校の生徒は名前を書いた名札を身に着けけ、昼食を共にしながら交流をスタート。食事中にはSNSのIDを交換するなど、すぐに打ち解けた様子を見せた。その後は交流授業のほか、茶道体験や神経衰弱などのレクリエーションを通して親睦を深めた。 交流授業では、3〜6人ずつ12班に分かれ、「生活や学業などでストレスを感じる場面と、その解消方法」をテーマに15分間のディスカッションを実施。生徒たちは日本語や台湾華語、英語を交えながらコミュニケーションを取った。難しい言葉や会話については、スマートフォンの翻訳アプリを活用し、積極的に交流。討論後には各班の代表が発表に臨み「人間関係や学業でストレスを感じやすい」という共通点があることを確認した。その解消法として「音楽を聴く」「深呼吸をする」といった意見が多く上がり、国は違っても悩みなどは同じと確認し合った。 三重商工の1年・林泓宇(りん・こうこ)君は「以前は日本人に特別な印象はありませんでしたが、今回初めてコミュニケーションを取り、とても好きになりました。これから日本語を勉強して、もっと交流できるようになりたい」、松商のセンダナ・マシュー君は「言葉の壁はありましたが、翻訳アプリを使いながら交流し、相手と気持ちが通じ合えた時はうれしかった。将来は地域で活躍できる人になりたい」と、それぞれ話した。 来年2月には松商生が台湾を訪問し、三重商工との交流を行う予定。 2日目には伊勢市の伊勢神宮周辺を一緒に散策し、日本文化に触れながら交流を深めた。