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前置詞とはなにか? を考えると判明する事実2つ。1.「前置詞なんてものはない!」 2.「英語とは『トムとジェリー』である!」

アニメーション映画こそ、英語。
こんにちは。英語陰謀論の稿です。

今回は、そういう話です。

いきなり何を言っとるんじゃわれ、という話から始めました。
しかし。
この稿を読み終わると、「……なるほど英語とはトムジェリだな……」
と言わしめてみせます! ……たぶん。

前回まで、前置詞before、afterにこだわって語ってみました。
その過程で、やはりというか、にじみ出てくる違和感。
「『前置詞』って分類分け、ほんとに必要か?」
という疑問。

これを、もう少し扱う前置詞の種類を広げ、ゆくゆくはほぼ全ての前置詞についてクリアにしてみよう、と試みてみます。

というわけで。
陰謀論発動です。

前置詞、という言い方。
今日限りでわたしは、辞めます!

以後は、こう呼びます。
「効果詞」

今まで英語を後から前に訳していた長い長い旧石器時代では、我々は
「前置詞 = 少し別の意味が乗った、(日本語における)助詞」
だ、と考えていました。

そして、

「英語と日本語は語順が違い、英語は日本語でいうところの後から前に訳していくと意味が通じるため、beforeやafterのように、助詞的な扱いのものが前に出てくるのだ」

と教えられていたのです。

~の、や、~に、などの言葉が、山、や川、などの「名詞」の「前に」つく。だから「前置」詞であり、英語は後から前に訳さないと意味が通らない。

これが我々の「英語理解」でした。

……けっ。
しゃらくせえ。

英語文法、というものについても私は前回、少し触れました。
英語とは「日本語」というフィルタを通して英語を分析し、日本語で解析結果を出力したのち、それを英語に戻す、いわば「取って入れて、出す」という江頭である、と。

日本語、というフィルタを通すから英語が難しくなるのだ。
そういう、当たり前の事実に気づくわけです。
もっと言えば。
英語を日本語というフィルタを通してみるから、「後から前に」訳さないと意味が分からなくなるのだ、とも。

ならどうするか?
アニメですよ。

トムとジェリー、見たことありますか?
あれは、バックで場面に即した音楽が流れてますけど、基本は「無声映画」です。……ちょっとしゃべるトムジェリも放映されてますけどね。バージョンがいろいろあります。けれど、基本無声で観られる。苦も無く、意味が取れる。英語圏の作品なのにですよ?

それはなぜか?
絵に、言葉がいらないからです。絵は翻訳の必要がない。

仮に絵に翻訳が必要な場面があるとすれば、それは絵から歴史を読み解く場合、必要かも知れない。
昔は、宗教画は英語が話せるけど読めない、という人のために描かれていたそうです。そのため、絵の中で人物が手にもっているもの、人物の姿勢、背景、表情、しぐさなどに言語化されてない意味があったとか。しかしそれを語るのは今ではないので、このへんで。

じゃぁ。
英語を聞いたときに、トムジェリのように、英語で聞いた通りに「絵を動かして」みれば。
日本語を通さずに、英語を解析できるんじゃ?
こう、ひらめくことができるはずです。
そして。

……突如。
英語がすごい勢いで、「見え始めて」くることに気づくのです。

英語の語順。
英語の前置詞。
それらは、「頭の中で、私たちに『絵を描かせて動かす』ために」、そうなっていたのです。

そして。
それはともすると、英語圏の人たちの「考え方のクセ」「文化」すら、うかがい知ることにつながっているのです。

見ていきましょう。とりもなおさず。


絵で、英語は全て説明できる。

↑この、小タイトル。
わたしはこう、ぶち上げたも同然です。

そして。
実際に、理解してもらおうじゃないですか。
まずは前置詞……いやこの呼び方はもう、辞めたのだった。
「効果詞」について。
これは英語理解の、ほんの序章に過ぎません。

まずは言葉通り、「絵→つまり、『動画』で」。
理解してもらおうじゃ、ありませんか。
はい。これだけです。「効果詞」とは、こういうものです!

動画は、がっちゃん(敬称略)が運営されているものから、「前置詞まとめ」にあたる一本だけを紹介させていただきました。

がっちゃんは神です。私の中で。

ほら、みごとでしょう。
前置詞、という言葉はなぜ必要だったかというと、英語を「日本語で」解析する必要があったから(旧石器時代の遺物)、必要な分類分けだったのです。
英語は、本質的には「日本語ではない」のですから、英語文法は「万国の共通言語」で解析した方が、結果的に「理解が早い」はずなのです。

そして。
ものの見事に前置詞が「視覚化」されました。
そして、気づくのです。

確かに前置詞は「効果詞」であった、と。

そして。
これ以下は動画では語られていなかったことですが……そういうのを語らなければ、他人様の動画を自ブログで無断借用する罪が多少なりとも意味あることにはならないじゃないですか。AI使用よりたちわるいです……。

住所の書き方、日本語圏と英語圏

日本語ってのは、言葉で絵を描かせる時に(むしろ日本語は、『絵を介さずに言葉だけで』思考させる言語、という特徴はあるはあるのですが)、
「大きな概念から小さな概念へ」向かって描かせるのが常でした。
住所思い浮かべてください。
日本国(分かってるので通常は省略)東京都(グーグルアースからだんだん地図を拡大して地域をしぼっていくイメージです)荒川区西日暮里2-10ー1 ぼろアパートダンケシェーン205。のように。
かたやアメリカは。

アパート名、番地、通り名、地区名、州名、国、という順番で書かれるそうです。
つまり、「一番個にちかいものから。目立ってるものから。前から」書いていく、ということです。
このアメリカ式描き方は、実際の絵を描く時に描く順番に実は近いのではないでしょうか。
絵を描く方なら分かるでしょうが、一番近いところ、手前側から描き始めないと描くはしから「重なった」ところを消していかないといけなくなるのです。
英語話者たちは、この順番に近いやりかたで「英語を話している」ということではないでしょうか。

そして……。
次項へ続きます。

前置詞の功罪。その罪。

そう考えると、我々は旧石器時代つまり日本語文法翻訳時代、inやonなどの前置詞の後の言葉は、なんとなく、「その左側の、今まで流れてきた文章、つまり主語や動詞や目的語たち」よりも、「小さなもの」としてinやonなどの前置詞以下の語を「想像」していたのではないでしょうか?

これは日本語母語話者のいわばクセのようなものじゃないか、と私などは思うわけです。そしてこのイメージの誤解が、英語翻訳をさらに難しくさせる。

I ate the cake in the box.
くらいならまだいいのですよ。私 はたいてい ケーキ よりも大きいです。さらにin the box のboxも、まぁ私よりは小さいはず。なので違和感は感じにくい。

しかし。

I am in the box.
ならどうでしょう。
英語だけ眺めて、Iよりin the boxのboxがなんとなく小さいさまを想像しながら、律儀に後から前に訳していき、
「私は箱の中にいる」
という訳ができあがったところではっとして
「いや箱でっか!」
と驚く。
そして急に不安になるのです。
え、なんで文章の右側(日本語感覚的に、小さくなるはずの箇所)にある物体が、こんなに大きなものの意味になるんだよ、と。
そして、
あれこれ、訳がまちがってるんじゃね……。
と思うようになって。
これamっていうbe動詞になにか特別な意味があるんじゃ……。
なんて「引っかけ」を疑いだして。
「私は箱の中に注意を払った」
なんて訳をひねり出して、うんこれで箱は小さくなった、と安心する。

……どうです?
思い当たるふし、ないですか?
(私だけですかねこういうの……受験期になんどもあったですよこういう経験)

しかし。
英語文化圏の「描画」のクセを知った今なら。
むしろ逆だ、と分かるわけです。

前置詞……いやまちがい。「効果詞」以下の名詞は、たいていそれを修飾する効果詞直前の名詞よりも、傾向として「大きい」ことの方が多いはず。
なぜなら、効果詞が使われるあたりってのは、絵で言えばちょうど「背景」にかかるぐらいのところだから。
まぁ、「背景」まで行かず、with the pen のように、持ち物を描いてたりすると、被修飾語よりも小さくなることは普通にありますけどね。

「効果詞以下が急に大きくなる」ことは、むしろ当たり前で、頻出する現象である、ということが「日本語を通さずして」知れる。
これが、英語=トムジェリ と理解することによる恩恵のひとつです。

For ・ to ・  of を、視覚効果で表してみる

英語を、頭から順にがつがつ訳す。
そのやり方でまずつまずくであろう、前置……いや。効果詞。

私が上記絵の中でとくに衝撃を受け、「一生ついていきます!」と恋に落ちた効果詞は、やはりFor と to ですかね。

For の効果が、これ↓。

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For 以下が、For以前の人・物の「目的」。あるいは、だいたいの方向、方向性を指し示す


toの効果が、これ↓。

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toは矢印。to以下がその到着点。to以前が、その到達点に達する人や物。

to = 矢印、は、ホント今となっては多用しています。
そして。
この矢印を知ってしまうと、前置詞「to」に限らす、もう「to不定詞」や「句動詞want to~ のto」についても悩まなくて済むのがありがたい。

矢印なんですよ。全部。
分類分けなんて、する必要なかったんや。

forについても。
This is for you.
という英語が、
「for you」のforが方向および目的、と捉えられた瞬間に、
「このプレゼントをあなたにあげる」
の意味だと直感がおりてくるこの快感です。

byも感動的でした。そしてofも。
ofの場合は、自分はがっちゃんのように豚のびっくり箱で表すのではなく、物体から伸びる手と、手に持っている物、で想像します。
図示すると、こう↓。

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The symbol of America の図。ofはいわば、伸びた手。

ofはある意味、旧文法と新文法の象徴的な前置詞……いや。効果詞となり得ます。
The symbol of America という英語があったとき。of を、「後から前にひっくり返して」と、旧文法ならばof以後はAmericaで、でかい。symbolというof以前は、Americaよりは小さい。なので「ひっくり返すことで」むしろ日本人に合点がいくように出来ている。

そして新文法で解釈すると。まずSymbolとしての自由の女神(The Statue of Liberty)を頭に描き、ofを見た瞬間掌にその自由の女神を乗せ、次いで腕を描いていって腕を伸ばし、体を描いて、その体にアメリカ国の地図を埋め込む。
絵は手前から描く、という原則に沿っているし、こんなスケールの巨大な物でもイメージは可能だという、人間の想像力の偉大さも堪能できる。

どちらも一考の価値ある効果があり、どちらも利にかなっている。

ただ。後から前でなく、前からがつがつ訳せるという意味で、腕を伸ばすイメージの方に一日の長あり、か。

そんなことを思うのです。

まとめ

さて。
少なくとも前置詞、いや効果詞においては。
英語とはトムジェリである! というぶちあげ理論に一定の利があることを理解していただけ……たでしょうか。自信は少し、あります。ええ。
あるったらあります。

次回は、「名詞」について。
「絵を描く」というイメージをする上で、名詞はどこから名詞となるのか。そもそも我々が抱く名詞とは、実は「名詞じゃない」のではないだろうか。
そんな話をしていきたいと思います。

それではまた。

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