第12話 三人寄れば、だいたい違法寸前

 風が吹き、草が揺れる。


 倉庫の扉を越えた先に広がる草原を見て、真白鐘々は目を見開いた。


 さっきまで軽口を叩き、他人の家の相続情報を当然のように語り、俺の倉庫にダンジョンがあることまで笑顔で言い当てた女が、今は借りてきた猫のように固まっている。


「ダンジョンは初めてか?」


「うん。中に入るのは初めてだけど……すごいね、これ」


 そう。ダンジョンのことは、小学生でも知っている。


 一九九九年の七月に世界各地へ現れた迷宮。魔物が棲み、魔石や魔導素材が採れ、時には財宝すら眠る異界。人類に魔力と魔法をもたらした、現代社会最大の怪現象。


 だが、実際にダンジョンへ踏み込んだことがある者は少数だ。


 映像で見るのと、自分の足でその中へ入るのとでは、まるで違う。


 まして、祖父の家の倉庫の扉を開けた先に、青空と草原が広がっている光景など、普通は一生見ることがない。


 鐘々はしばらく言葉を失っていた。


 その横顔は、少しだけ年相応に見えた。


「これは、すごいね……」


「ああ」


「お金のにおいがする」


 台無しだった。


 いや、こいつに普通の感性を期待する方が間違いだった。


「これ、土壌は確かめた?」


「土壌?」


「常に光があるなら、農作したら定期的な収益を見込めるよ。水源があるならなお良し。温度が安定してるなら高単価の作物もいけるし、害虫管理も外より楽かもしれない。ていうか、ダンジョンの中なら、麻も育てられる……」


「おい、ばか、やめろ。犯罪に手を染めるんじゃない」


「麻取り扱い免許、知らないの?」


「そんなのあんの!?」


「そりゃあるよ。七味にも入ってるんだし」


「急に合法知識で殴るな。こっちの心臓に悪い」


「でも、免許取れるなら選択肢としては――」


「却下。事前申請する前から却下だ」


「判断早いなー」


「お前が早すぎるんだよ」


 金の匂いを嗅いだ瞬間、鐘々の頭の中ではもう事業計画が回り始めているらしい。


 恐ろしい。


 この草原を見て、俺は地平線に感動した。


 鐘々は、収益化できる農地として見た。


 人間性の違いが残酷なほど出ている。


 そんなアホなやり取りをしていると、足元の草がざわりと揺れた。


 地面が柔らかく盛り上がる。


 土が内側から押し上げられるように形を変え、青白い光を帯びた筋が走った。


 鐘々が一歩下がる。


「なに、これ」


「ここの管理者だ」


「管理者?」


 盛り上がった地面から、青い癖毛の髪が現れた。


 続いて、澄んだ瞳。


 白い肌。


 少女から大人へ移り変わる境目のような、すらりとした身体。


 迷宮核の人型端末――コアちゃんである。


「主よ。戻ったか」


「ああ。客を連れてきた」


「客?」


 コアちゃんが鐘々を見る。鐘々もコアちゃんを見る。


 数秒、沈黙が落ちた。


 普通なら、ここは驚くところだ。


 ダンジョンの中で、地面から青髪の少女が生えてきたのだ。泣くか、叫ぶか、腰を抜かすか、神秘に打たれるか。反応はいくらでもある。


 鐘々は、じっとコアちゃんを見た。


 そして、真顔で言った。


「おお……この子、売ったら損をするタイプの女の子だね?」


「最初の感想がそれか。せめて驚け」


「驚いてるよ。かなり」


 鐘々は、コアちゃんから目を逸らさないまま、ゆっくりと言った。


「ただ、驚き方にも種類があるじゃん。叫ぶやつと、値段を考えるやつ」


「後者なのか」


「後者。で、この子は……売り物にしたら一回で終わるけど、手元に置いたらずっとお金を生みそうなタイプ」


「本人の前で収益性を語るな」


「本人なの?」


「本人……というか、本体はこのダンジョンで、これは人と話すための端末、らしい」


「なるほど。じゃあ、なおさら売っちゃ駄目だね」


 鐘々は、少しだけ真顔になった。


「こういうのは、値段をつけた瞬間に奪い合いになる。所有権、利用権、秘密管理、事故責任。そこを雑にすると、儲かる前に全部持っていかれるよ?」


「言ってることは正しいのがむかつくな」


「褒めてる?」


「警戒してる」


「正解」


 俺と鐘々がそんな漫才をしている間、コアちゃんはじっと鐘々を見つめていた。


 いや、見つめているだけではない。口元が、わずかに動いている。


 そう、もぐもぐ。と……待て。何か食べてないか?


「コアちゃん?」


「む」


「お前、今、何か食べてる?」


「食べておらぬ」


「口が動いてるぞ」


「味見じゃ」


「食べてるじゃねえか、ダメだぞペッしなさい、ペッ。アレの欲望とか腹を壊すかもしれないぞ」


「いやじゃ」


 コアちゃんは、悪びれもせず鐘々の周りをぐるりと歩いた。鐘々は不思議そうに首を傾げる。


「あたし、食べられてるの? ていうかさっき酷いこと言ってなかった? 気のせいかな?」


「気のせいだ。あと、物理的には食われてない。たぶん」


「たぶん?」


「コアちゃん……いや、ダンジョンは欲望を食うんだよ」


 俺がそう言うと、鐘々の顔から笑みが消えた。


 さすがに驚いたらしい。


「……欲望を?」


「そうだ。コアちゃんは、欲望を糧にして動く。実はダンジョン自体がそういう生き物らしい」


「ダンジョンが、生き物?」


 鐘々は、ゆっくりと周囲を見た。


 草原。

 青空。

 風。

 遠くの地平線。


 そして、地面から現れた青髪の少女。


「……本気で言ってる?」


「俺も最初は信じたくなかった」


「これ、世界がひっくり返る話じゃない?」


「だから隠してる」


「なるほど。隠す価値がある。売らない価値がある。奪われる価値がある」


「最後のを強調するな」


 鐘々は、唇に指を当てて考え込んだ。さっきまでの軽さが、少しだけ消えている。これは……金の話をしているときの顔だ。


 危険なものを、危険なまま利益に変える方法を考えている顔。俺はそれを見て、改めて思った。


 こいつを連れてきた判断が正しかったかは、まだ分からない。だが、少なくとも、何が危険なのかを一瞬で理解する頭はある。


 コアちゃんは、鐘々のまわりを一周し終えると、満足そうに頷いた。


「主よ」


「何だ」


「この娘、すごいぞ」


「何が」


「主のものとはまた違う上質な欲望の味じゃ。とても美味い」


 鐘々の耳がぴくりと動いた。


「褒めてる?」


「褒めておる。主の欲は重く、熱く、腹に溜まる。生きたい、返したい、守りたいという味じゃ。その味は、まるで極上な旨味と、それでいて滋養が高い、一級の料理人がまるで国の王に振る舞うために作り出す料理のようじゃ」


「俺を料理に例えるな」


「じゃが、この娘の欲は違う。甘くて、しょっぱくて、何度も食べたくなる。一口食べたら止まらない、定期的に無性に食べたくなる。そんな味じゃ」


「人をジャンクフードみたいに言うな」


「じゃんくふうど?」


「説明すると長い」


 鐘々は胸を張った。


「ジャンクフード……ハンバーガーは世界で一番売れている料理……つまり、あたしの金銭欲は駆より上ってこと?」


「その一点に関しては、そうじゃな」


「限定部門で負けるの、普通に腹立つな。ていうかそれだと世界で一番うまいものがハンバーガーになるだろ、やめろ」


「やった。勝った」


「勝利宣言をするな。というかこんなことで勝負をするな。」


「だって勝てるところでは勝ちたいじゃん」


 鐘々は笑った。コアちゃんも、よく分からないまま楽しそうに笑った。


 俺は、その二人を見て、頭を抱えたくなった。


 迷宮核の人型端末と、金を稼ぐことが生き甲斐のダークエルフ。


 どちらも危険。どちらも必要。


 そして、どちらも俺の常識を平気で踏み越えてくる――この組み合わせ、本当に大丈夫なのか?


「喜んでる場合じゃない。まずはヤクザだ」


 俺がそう言うと、鐘々とコアちゃんの視線がこちらへ向いた。


 迷宮核の人型端末と、金を稼ぐことが生き甲斐のダークエルフ。


 どちらも、目を離すとろくなことを考えない。


 だからこそ、先に話を固める必要がある。


「今分かってることを整理する。まず、あいつらが持ってる祖父の債権はまともじゃない。契約条項も怪しい。親族に払わせる前提の書き方も雑だ。だが、あいつらは法的に勝つ必要がない。職場に押しかけ、家に来て、生活を壊して払わせる連中だ」


「あ、私、契約書の写し持ってるよ。見る?」


「なんで持ってるんだよ……」


「私が借りたとこ、同じ系列のとこだからね。参考になるんじゃない?」


「あー……そういうことか。ありがたく使わせてもらう」


 本当に頼りになるな。こういうところは。


 まだ会って一日も経っていない付き合いだが、鐘々に対する評価はかなり高い。

 怪人であることに目をつぶれば、だが。


「続けるぞ。現場の灰島は、俺の祖父が異形化していたことを知っている。祖父が最後まで倉庫を見せなかったことも知っている。つまり、あいつらはこの扉の奥に何かあると疑っている」


「いっそ妾の中に入れてしまえばよいのではないか? いつまでも落ち続ける落とし穴に落とせば終わりじゃろ?」


「今どきのヤクザの死体処分場所にダンジョンが使われるって話は聞いたことがあるが、まさか俺が実行する側になるとはな……じゃねぇよ! やらないよ!? 殺しは禁止だ、禁止! こえぇよ! なんだよいつまでも落ち続ける落とし穴って!?」


「どうせバレないっすよ? だんなぁ?」


手もみしながら邪悪な笑みを浮かべるダークエルフ商人が現れた。


「そのキャラをやめろ。耳を引きちぎるぞ」


「そうしたら、慰謝料請求しまーす」


「くそ! 無敵かこいつ!?」


「無敵の人って意味なら、お兄さんも負けてないよね?」


「早く話を進めるのじゃ」


「脱線させたのはお前だよなぁ!?」


 俺は深く息を吐いた。駄目だ。


 この二人に会議を任せると、すぐに脱線して戻ってこれなくなる。俺が確固たる意志を進行しなければ、本当に終わる。ツッコミしなければいい? それはそう。


「はぁ……さらにまずいのは、灰島の上が動いていることだ。現場の取り立て屋じゃない。債権を握っている連中が、倉庫の奥を担保として見始めている。というか、あの感じだと、もうダンジョンに気づいててもおかしくないな」


「危機意識、結構ガバガバだもんね。バレても仕方がないよ」


「うるさいよ。そもそも最初は準備すらしてもらえなかったんだよ、くそが」


「主はもう少し冷静になった方がよいぞ」


「お前らが煽るからだろうが。話が進まないんだよ……」


 俺はこめかみを押さえた。


 だが、問題はまだある。


 いや、むしろここからが本題だ。


「異形向け金融は、やり口も洒落にならん。鐘々の話を聞く限り、住む場所、保証人、親族、口座、病院、仕事、そういう逃げ道を塞いでくる。金だけじゃなく、生活を押さえる連中だ」


 言いながら、自分で嫌になった。そして、さらに嫌な事実に気づく。


「……これについては、もう手遅れか。俺、もう半分以上押さえられてるもんな」


「あいつら、仕事早いよねー」


「役所にいる馬鹿どもと交換した方が、この町の仕事はまともに回るんじゃないかと思うくらいにはな」


「主よ、いっそ殴り合いで勝つのはどうじゃ? 生物の本質じゃろ?」


コアちゃんはこちらを見ながらシャドーボクシングをはじめる。


「それこそ無理だ。格闘はもちろん、魔力の扱いでも負ける。戦闘員と事務職を比較するな」


「んー、いけると思うんじゃがのう……?」


 コアちゃんが不満そうに首を傾げた。


 俺は、少しだけ背筋が寒くなった。


 いけると思う?


 その言葉は、単なる気休めなのか? それとも、俺の身体を直した時に、こいつは本当に何かをしたのか?……俺、マジでどこまで弄られたんだ?――確認するのが怖い。イーッ! って叫んだら変身したりするのかな?


「とにかく、正面から殴り合うのはなしだ。警察に言って解決するなら、やつらはここまで勢力を伸ばしてない。役所も信用できない。あそこに相談しても、こっちのダンジョンが見つかるリスクが高い」


「じゃあ、どうするの?」


 鐘々が聞く。その目は、軽くない。


「上を釣るのは無理だ。あいつらは来ない。来るのは、使い捨てにできる現場か、契約担当だ」


 鐘々が続ける。


「でも、権利を主張するなら、書類は出す。担保だって言うなら、何を根拠に担保だと思ってるのか説明しなきゃいけない。じゃあそこを取れば?」


 コアちゃんは言う。


「ふむ、理解したぞ。ならば、妾はその者たちが欲しがるものを見せればよいのじゃな? 掴ませず、喋らせる――じゃろう?」


 俺は頷いた。コアちゃんの理解が非常に早くて助かる。もしかしたら、俺のいま考えてることを欲望として食べながら自分の中で噛み砕いて理解しようとしているのかもしれない。


「今回は、勝ちに行かない。損切りさせる。あいつらに、この家と倉庫を取りに来るのは割に合わないと思わせる。祖父の債権も、鐘々の債務も、表に出されたら向こうが困る状態にする。俺たちが欲しいのは、完全勝利じゃなくて、ここへ手を出させないだけの痛みだ」


「うーん、スッキリしないねぇ。結局、上の連中が来ないと終わらないんじゃない?」


「まあ、そうなる。だが、そこでちょっと面白い秘密兵器の登場だ」


「ほう。秘密兵器とな? わくわくする言葉じゃのう」


「実は、そうそう使われることがない特殊な法律がある」


「特殊な法律?」


「迷宮接続口発生不動産取引適正化特例法。通称、迷宮不動産特例法」


「名前長っ。なにそれ? 早口言葉? もう一回言ってもらえる?」


「迷宮接続口発生不動産取引適正化特例法。通称、迷宮不動産特例法」


「すごいのう、主。淀みなく言いおったぞ」


「早口は元役場職員アオリストの基本スキルだ」


「いやなクラスの基本スキルだね。で、なにそれ?」


 鐘々が首を傾げる。お前は宅建取ったんじゃなかったのか?


 コアちゃんも、よく分かっていない顔でこちらを見ていた。


 俺は、できたばかりの椅子に腰を下ろし、指で机を叩きながら説明する。


「ダンジョンが発生した疑いのある土地や建物について、悪質業者が所有者や相続人に接触して、安く買い叩いたり、債権回収名目で担保に取ったりするのを制限する法律だ」


「へえ。便利じゃん」


「便利だが、こっちも危ない。これを使うと、倉庫の奥に迷宮性資産があると匂わせることになる」


「でも、相手が先に言えば?」


「その言葉を、記録する」


 鐘々の目が、少しだけ鋭くなった。

 金の話をしているときの目だ。


「つまり、向こうが『迷宮だと分かったうえで取りに来ました』って自分で認める形にするわけ?」


「そういうことだ。こっちから“ここに迷宮があります”とは言わない。だが、相手が勝手にそう判断して、債権回収名目で手を伸ばしてきたなら話が変わる」


「たとえば?」


「たとえば、こういう言葉だ」


 俺は指を折りながら言った。


「『倉庫の奥にあるものを担保にしろ』『迷宮由来のものを隠しているんだろ』『未登録なら、こっちで処理してやる』」


「うん」


「そして、『債権者として接続口を確認する権利がある』かな。他にもあるが、ニュアンスとしてはこんな感じだろう」


 鐘々が、にっと笑った。


「なるほど。相手がそう言った時点で、倉庫の奥に迷宮性資産があるかもしれないと認識していたことになる」


「そうだ。そのうえで、債権回収名目で権利取得を要求したことになる。迷宮不動産特例法の接触制限に引っかけられる」


「知らなかったって言われたら?」


「その場合、倉庫奥の担保主張の根拠が消える」


「知ってたらアウト。知らなかったら担保にできない」


「そういうことだ」


 鐘々は、楽しそうに手を叩いた。


「いいね。どっちに転んでも傷がつく」


「ただし、万能じゃない。これだけで上を潰せるわけじゃない。せいぜい、家と倉庫へ直接手を出すコストを跳ね上げるくらいだ」


「それで十分じゃない?」


「第一段階としてはな」


 コアちゃんが首を傾げた。


「主よ。つまり、その長い名前の法は、妾を奪おうとする者を噛む罠なのか?」


「だいたい合ってる」


「ならばよい法律じゃな」


「法律は罠じゃないんだがな……」


「でも、使い方次第で罠になるんでしょ?」


 鐘々が笑う。


 否定できなかった。法律は、人を守るためのものだ。


 だが、使い方を知っている人間にとっては、相手の足を止める縄にもなる。


 俺は、その縄の結び方を少しだけ知っている。


「実は秘密兵器は、もう一本ある」


「まだあるの?」


「異形者生活再建融資適正化法。異形化した人間に対する支援融資を装って、保証人や親族や住居を押さえる悪質融資を規制する法律だ」


 鐘々の表情から、笑みが消えた。


「……それ、知ってる」


「だろうな」


「でも、あんまり役に立たないよ。抜け穴だらけ。あいつら、ちゃんと支援っぽい顔をするから」


「分かってる。だから単体では使わない」


 俺は鐘々を見る。


「お前の契約書。祖父の契約書。灰島たちの発言。倉庫を担保に取ろうとした証拠。迷宮不動産特例法への接触制限違反。このあたりをまとめて、複数の外部ルートへ流す」


「警察だけじゃなく?」


「警察だけじゃない。金融監督系、異形者支援の外部監査、反社対応窓口、報道に近いところ。ついでに、役場の中でも俺の元上司をすっ飛ばして別系統へ投げる」


「うわ、嫌な出し方」


「嫌な出し方をしないと消される」


「いいね。お兄さん、ちゃんと性格悪いじゃん」


「褒めるな。自覚したくない」


 鐘々は笑った。コアちゃんも、意味は分かっていないだろうに楽しそうだった。


 法と、金と、迷宮。


 どう考えてもまともな組み合わせではない。


 だが、まともなやり方で救われるなら、俺たちはとっくにこんな場所にはいない。使えるもの《法》はどんな形であれ、使ってやろう。

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ダンジョンは魔物の内臓につき、固定資産税ゼロ。〜借金まみれの元役場職員、相続したボロ家の倉庫で迷宮経営を始めます〜 髪之流 @noll502

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