日本のメディア報道を鵜呑みにするな!
英日首脳会談は、そんなに順調ではなかった。高市の「独りよがり」が極まり、スターマー首相は引いていた、、と英国紙The Spectatorは伝えている。写真がそれを象徴している。英国らしい論調とコンテクストで興味深い。
spectator.com/article/how-se…
(以下記事抜粋)
近年、大きく宣伝されてきた日英防衛協力の「新時代」、特にイタリアを加えた3カ国共同による第6世代ステルス戦闘機開発計画「GCAP(Global Combat Air Programme)」の将来に対する疑念が高まっている。その懸念は先週、ジョン・ヒーリー国防相とアル・カーンズ退役軍人相が相次いで辞任したことで、さらに強まった。
一方、高市首相は現時点では強気の姿勢を崩していない。通訳を介して、高市首相は「英国と日本はGCAPの進展を加速させることで一致した」と述べ、さらに「英国と日本は準同盟(quasi-alliance)の関係にある」と強調した。
これに対し、スターマー首相はより慎重な表現に終始し、「GCAPへの共通のコミットメントを再確認し、次の段階への移行について協議する」と述べるにとどまった。
GCAPは、高市政権にとってはスターマー政権よりもはるかに重要性が高い。日本にとってGCAPは歴史的な国家プロジェクトである。さらにトランプ大統領が、日本は米軍への依存から脱却すべきだと繰り返し主張したことで、日本政府は現実の安全保障上の脅威に真剣に向き合わざるを得なくなっている。
高市は、日本が強力な国際的同盟国に支えられ、最先端の多国間軍事技術開発に参加できる国であるという「強い日本」のイメージを作らなければならず、日本国民に対し「政府には計画がある」と示す必要もある。そのためには、少なくともGCAPが順調に進んでいるように見せなければならないのだろう。
日本政府関係者で公に懸念を表明した人物はいない。しかし、英国がGCAPだけでなく、防衛パートナーとして本当に信頼できるのかについて、日本政府高官の間で疑問が示されていると報じられている。もしそうした疑念が存在しないのであれば、なぜ高市はスターマー首相に改めて支持表明を求める必要があったのだろうか。
マーガレット・サッチャー元首相を政治的手本とする高市にとって、この日英共同プロジェクトが失敗したと報告しなければならなくなれば、大きな政治的打撃となる。
スターマー首相の苦しい立場は明らかである。目先の財政問題に追われ、強硬な財務省との対立を抱え、さらに日々政権維持そのものに苦闘している。そうした状況では、日本側の忍耐が尽きるか、あるいは別の解決策が見つかるまで時間を稼ぐことが、選択肢の少ない首相にとって最も現実的な対応だと映っているのかもしれない。