自分があまり関心を持っていないのは、トランプが勝ったかどうかという話。イランが勝ったのかどうかも同様に関心がない。トランプ政権は素晴らしい勝利だったと主張するだろうし、イランも同じことを言うだろう。そして、適度に曖昧であり、双方が勝ったと言えることこそが重要な点でもある。両者共に自分が勝ったと説得しないといけない相手がいるからだ。だから、意見が食い違うのは健全なことだと思う。 実態としては、何も解決していない。というより、この地域に恒久的な平和は訪れない。すべては問題の先送りに過ぎない。しかし、しっかりと問題を先送りすること自体は必ずしも悪くない。先送りすれば、少なくとも今現在はこの地域の問題を無視出来る。上手くいけば、それなりに長い期間この問題を無視できるようになるかもしれない。 勝った負けたは本質ではない。停戦に十分近づいており、実際に交渉のテーブルに載っていると思われる。問題は先送りされる。そして全員が自分たちの勝利を宣言する。意見が食い違うことが出来る。そして、問題の存在を一定期間無視出来る。これが今肝心なことだと思う。