伊東市の田久保前市長 公選法違反容疑など不起訴に 静岡地検
報道各社向けの経歴票に「東洋大学卒」などと記載して虚偽の情報を公にしたとして、公職選挙法違反などの疑いで先週、書類送検された静岡県伊東市の田久保真紀前市長について、検察がこれらのいずれの容疑も不起訴にしたことが関係者への取材で分かりました。
伊東市の前市長、田久保真紀被告は、去年の市長選挙に初当選した直後、東洋大学の卒業証書を偽造したなどとして、ことし3月、有印私文書偽造などの罪で在宅起訴されました。
前市長について、警察は先週、
▼市長選挙の際に報道各社向けの経歴票に「東洋大学卒」などと記載して虚偽の情報を公にした公職選挙法違反の疑いや
▼市議会の百条委員会の出頭を拒否した地方自治法違反の疑いなどでも書類送検しましたが、
静岡地方検察庁は10日までに、これらの容疑について、いずれも不起訴にしたことが関係者への取材でわかりました。
検察は前市長の認否を明らかにしていませんが、関係者によりますと、これまでの任意聴取に対し、告発された容疑について「犯罪の成立を否認する」と主張していたということです。
前市長の裁判は、裁判所と検察、弁護士の三者で証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が行われることになっていて、今後、争点や審理の日程などが決まる見通しです。