タンクローリー転落 81歳男性が海に飛び込み運転手救出 和歌山
和歌山市の漁港でタンクローリーが海に転落する事故がありましたが、近くにいた81歳の男性が海に飛び込んで運転していた男性を救出しました。
6日午前10時半ごろ、和歌山市の雑賀崎の漁港で釣りをしていた男性から「タンクローリーが海に転落している」と119番通報がありました。
警察と消防によりますと、タンクローリーは岸壁を越えて海に突っ込み、運転席の部分がほとんど水中に沈んだ状態で止まっていましたが、近くにいた81歳の男性が海に飛び込み、運転席にいた男性1人をナイフでシートベルトを切るなどして救出したということです。
運転手の男性は軽いけがで、病院に運ばれました。
現場付近には折れた街灯などがあり、警察はタンクローリーが近くの道路からはみ出て街灯などにぶつかって海に転落したとみて詳しい状況を調べています。
どう救出したか 81歳男性が語る
とっさに海に飛び込んでタンクローリーの運転手を救出した、船の修理・販売会社を経営する池田保さん(81)は「船の整備をしていたとき、ドン、ドンと大きな音がしたあと、ものすごいスピードでタンクローリーが海に突っ込んでいくのが見えた。運転手が死んだかと思ったが、手首が動いているのが見えてとっさに飛び込んだ」と振り返りました。
池田さんはその後について「運転手は水中でもがいていた。シートベルトを締めていたので近くにいた人にナイフを持ってきてもらい、腰の辺りのシートベルトを切って首の辺りをつかんで顔を水面に上げて呼吸を確保した。手首を切っていたので水中で止血をした」と話していました。
そして「危ないと思ったが、助けなければという気持ちが勝った。思い返すと怖いし命の危険も感じた。誰でもできるわけではないので無理に飛び込むのはやめたほうがよい」と話していました。