ATの「装甲」 ■プレス成型された枠板に、裏から「装甲」をリベット留めするタイプ。枠が破損すると適切に装甲を取り付けることができなくなる。プレス成型さえできれば構造が単純なので、大量生産に向く。 組みに、「装甲」を嵌め込むタイプ。「装甲」の交換が容易。枠の製作には手間がかかるので大量生産には向かない。 このように、ATのパーツには様々な規格や妥協によって出来たローカル仕様が存在する。 そして戦場で擱座したATを回収し、修理・再生して再度軍に卸すジャンク再生業が盛んであり、出来上がったATは様々な仕様・年式をごっちゃにされたキメラATとして戦場に戻る。そしてまた回収再生され…という戦場のエコシステムが成立している。 メルキア軍はATの損耗率をある程度計算しているので、その戦場でどのくらいの「お宝」が発生するかは、あらかじめ分かっている。 戦場情報のリークでジャンク屋はそこへ向かう(作戦規模によっては惑星土着の業者に情報だけ売り渡すこともある)。当然、独占リーク情報を受けたほうが圧倒的に有利となるので、軍の高位関係者と癒着できた業者が栄える。戦場こそが経済を回す。軍と民の完璧な協業だ。