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博士課程でも「年収1000万円」達成

研究環境の差は、そのまま待遇の差にもつながっている。ドイツやオーストリアでも研究室による資金力の差はある。しかし博士課程学生は研究プロジェクトの職員として雇用されることが多く、給与水準は大学職員向けの労使協約(労働組合と大学側の取り決め)によって定められており、研究室ごとの事情によって大きく左右されにくい。そのため研究室の財政状況にかかわらず、少なくとも生活基盤は一定程度保障されている。

李白さんの通う大学
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現在、李白さんの年収は約5万2000ユーロ。日本円で1000万円近い水準だ。ボーナスに当たる給与には税金の軽減措置もあるという。

日本では学振などを利用した場合でも、支援は月額20万円余りが中心で、金額面には大きな差がある。

「もちろん物価の違いはありますが、それを考慮しても待遇差は大きいと思います」

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日本では博士課程への進学者減少が長年の課題となっている。

近年は返済不要の支援制度も拡充されているが、多くの学生はアルバイトや非常勤講師などを掛け持ちしながら研究を続けている。博士号取得時に数百万円規模の奨学金返済を抱えるケースも珍しくない。

SNS上でも「博士課程は修行」「研究より生活費の心配が先」といった声がたびたび話題になる。

研究に集中するための期間であるはずの博士課程が、生活不安と隣り合わせになっているのが日本の現状だ。

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