加州北部巨大倉庫火災3日目に 大気質が「不健康」レベルに悪化
トレーシー、カリフォルニア州、6月14日 (AP) ー 米西海岸カリフォルニア州北部のトレーシーで、11日から続く巨大な医療機器倉庫の火災について当局は13日、消火活動が3日目に突入したことを受け、煙に敏感な住民に対して屋内にとどまるよう呼びかけている。 火災が続いているのは、人口約10万人のトレーシーの南部にある医療機器大手「メドライン」の倉庫で、大気質モニターによると、現場周辺の大気質は「不健康」なレベルにまで悪化している。 サウスサンホアキン郡消防局長は声明で、建物内部の消火活動には時間を要する見込みで、今後数日間は煙が立ち込め続けると予想されると発表した。また、地元の消防責任者が原因を調査中であり、当局は企業の担当者や構造技術者らと協議を重ねて建物の安全性を評価しているという。 現在、敷地内から従業員の車両を回収するための計画が進められている。一方で、消防当局は一般市民に対し、現場周辺には近づかないこと、また火災による破片や残骸に触れたり動かしたりしないよう呼びかけている。 メドライン社は、ラテックス手袋やマスク、手術器具などの医療・手術用製品を扱う主要な供給企業である。サンフランシスコから東に約88.5キロに位置する、広さ約9万3000平方メートルの広大な倉庫で発生した火災により、火の粉は数マイル先まで飛散した。 スプリンクラーの作動不良や消火栓の給水圧不足が消火活動の障害となっているという。消防当局によると、この問題は市自体の給水制限ではなく、施設内の防火システム側に原因があったとみられている。なお、今年1月に外部の業者がスプリンクラーシステムを検査した際には、異常は見つかっていなかったという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)