阪神・藤川監督 全て僅差で3連投の木下里都に救援陣の“救世主”と期待「きっかけ得ることができた」
◇交流戦 阪神2―3オリックス(2026年6月14日 京セラD大阪) 阪神は4月5日広島戦以来、今季2度目のサヨナラ負けを喫した。巨人が敗れたため、引き分け以上なら首位返り咲きだった一戦。藤川監督が2―1の7回に送り出した木下が同点とされ、延長10回にドリスが山中に痛打された。ただ、虎将が収穫として強調したのが、その木下。僅差の場面で初戦から3連投させた右腕について、改めて期待の高さを口にした。 【写真あり】木下里都 中継ぎで3人斬り「悪くなかった」 「今からですけどね。できるだけ早い段階できっかけというのは、どの選手においても必要ですし、それが今後の成長につながると思います。また頑張ってほしいと思います」 12日のカード初戦は1―2の8回に村上の後を継いだ。1番・宗から始まる好打順を3人で抑え、逆転へのリズムをつくるべく奮闘した。翌13日はさらに過酷だった。4―3の7回2死一、二塁、打席に4番・太田。カウント2―1で、畠が右中指の違和感を訴えて途中降板した。急きょのマウンドでも、動じることなく空振り三振で危機脱出。そしてこの日は1点優勢のラッキーセブンに登場。同点にされたものの、チーム内の厚い信頼を物語る起用が続く。 右腕は「頑張ります」と繰り返すにとどめたが、畠や門別も含めて離脱者が相次ぐ救援陣の“救世主”になりえる存在。指揮官は「(木下は)できるだけ早い段階で、交流戦できっかけを得ることができた」と3連投の収穫を口にした。悪夢にうなされた一戦で、確かな光も差し込んだ。(八木 勇磨) ○…阪神のサヨナラ負けは4月5日の広島戦以来今季2度目。交流戦は2試合を残して5勝11敗の勝率・313。11敗は18試合制となった15年以降では16年、18年、24年に並ぶチームワーストになった。