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与太話 その壹/Novel by とまと

与太話 その壹

11,962 character(s)23 mins

いつも、いいねや反応ありがとうございます┏○゛

【注意書き】

■某掲示板の甚爾/髙羽/日車が高専の同期だった世界線を参考にしたIFストーリーです
真面目にこの御三方が好きだったので、神スレありがとうございました
■掲示板の内容を参考にしたり、自分の解釈を突っ込んで居います
■腐界隈の人間が書いて居るため、苦手な方はご注意いを
■術式などしっかりと理解していない点がある為、ツッコミ所が多々あるかと思います。ノリで凌いでください。
■髙羽さんにギャグ要素ありません。

□天誅賜死の非公式解釈あり
□勝手な設定を盛々してます。
□誤字は見つけ次第修正しております┏○┓

短編2本です。
【パソコンを買うのに着いて行く話】
【悪役ムーブ】

→なんでも許せる方向け( .. )

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【パソコンを買うのに着いて行く話】

0.side髙羽
朝の9時。
昨日は夜蛾センと2級呪術師の人と任務に出て…正直、任務内容のことを覚えていない。
高専に帰った後で寮に行って良いと言われたので、部屋に戻ったら疲れていたのかそのまま寝てしまった。

そのせいか、今日は朝起きるのが早かった。朝に寮のシャワーを浴びて、準備してから何となく窓の外を眺めていた。部屋から見れる景色は、広く続く雑木林と寮の出入用の門だけだ。

「(この土日…何をしようかな。)」

そんなことを考えながらずっと外を見ていると、建屋から寮の門まで歩く人が目に入った。見覚えのある後ろ姿だったため思わず声が出る。

「ヒロミちゃんーーーーーーー!!!」

俺の声に反応して、目的の人物が肩を一瞬ビクつかせながら振り返りこちらを見てくる。うん。間違いない!
そしてもう一人、俺の声に反応した人物が居た。

ドンッ!!

と隣から壁を殴る音がしたのだ。それは、とーじも起きている…もしくは起きた事を意味している。
とりあえず、とーじの壁ドンは無視してそのまま会話を続行する。

「どっか出かけるのーーーーー!!!?」

そう思ったのは、普段なら見慣れた制服だけど今日は私服だったし、鞄も持っていたからだ。返事の代わりに頷いたのが見える。

「俺も付いてって良いーーーー??ちょっと待っててーーーーー!!!!」

そう言葉を発すると、相手の反応も確認せず上着を羽織って財布の入ったバッグを肩にかけ、ついでに隣の部屋のとーじも拾って、そのまま寮の出口の方へ向かったのだった。


-------------


「お待たせ!待っててくれてありがとう!!」
「甚爾も来たのか。」
「この状態を見て、俺が自分の意思で来たと思うのなら眼科行け。」
「まぁ…そうか…。」
「置いて来るのも何だから、とーじも拾ってきた!!!」
「捨て猫回収してきたみたいに言われてもな。」

肩にとーじを担いで、待っててくれた同級生にお礼を言う。
出かけるのであれば、みんな一緒が良い。何気に入学して初めての機会なのだ。逃す選択肢はない。
そして、とーじも起きたばかりではなかった様だったし、準備もある程度できていたので、上着と財布だけ用意させて担いできたのだ。

「で、どこ行くの?」
「知らねえのに、俺を拉致ってきたのかよ!」

とりあえず降ろせと、とーじから抗議されたので解放した。ちゃんと足元から着地するのはさすがだと思う。

「秋葉原にノートパソコンを見に行きたいんだ。納得できる物があれば購入も視野に入れて。」
「え、なんで?」
「報告書を書くのと、資料をまとめるのに使いたい。」
「真面目か。」
「逆だな、楽する為に使うんだ。」
「予定ってそれだけ?」
「それだけだが。」

ヒロミちゃんの予定を聞くと、時間はそれほど掛からなさそうだ。折角出かけるのだ、行動がそれだけだともったいない。

「じゃぁ、ちょっと遊んで行こうよ!あと、ご飯食べよう!!」

2人は顔を見合わせると、最終的には俺の提案に賛成してくれた。


1.
秋葉原に着くと1つ目の目的地に向かう。ヒロミちゃんは候補の店を絞って来ていたのか迷わず歩いている。
俺とどーじはその後ろから着いて行っている状況になる。

「パソコンの事とか全く分かんないんだけど。」
「俺に聞くな。」
「相変わらず、辺り一帯電気屋ばっかだね。」
「いや、知らねぇって。」
「どーじ地元京都だっけ、やっぱりこっち来たりしない?」
「そもそも来る必要性、ねぇからな。」

周囲に目を配りながら歩いて居ると、ヒロミちゃんは目的の場所に到着したのかそのまま店の中に入っていく。
俺ととーじも続いて中に入る。ふと、周囲を見回した時にパソコンが数多く並べられている。
スペックなど詳しくないため、1番始めに目にはいるのが金額だ。

「高っ!これ、高校生が手を出して良い金額じゃないよね!?」
「そうか?」

俺の疑問にとーじが返答する

「確かに呪霊退治とか、良い金額の報酬貰えてびっくりしたけどさ。40万とか高校生が使って良い金額じゃないでしょ。」
「呪具の取引なんかは100万単位とかざらだぞ。」
「それは何ていうか…また別の話でしょ。普通5000円以上する服を買うのに悩んだりとか、ゲーム機やソフトとか親に頼み込んで買ってもうとか…高校生ってそんな金銭感覚じゃない?。」
「別に持っているなら、使えばいいんじゃねーの。」

上手く伝わらないなぁ、と感じつつ歩いていると目的の商品があったのか、ヒロミちゃんが掲示されている詳細を確認し始めた。
少し確認した段階で、片手を口の辺りに添えて動きを止める。実は、ヒロミちゃんが考えてる時の癖だったりする。

「買うのか、買わねぇのかはっきりしたかよ。」
「…買うかな。」

とーじの投げ掛けに応え、重ねられている箱を確認して手に取る。その隙に俺は気になってしまった金額を確認した。

「339,800円…。」
「まぁ、それなりのやつだからな。まさかあるとは思わなかった。」
「そうなの?」
「経緯やCPUやHDDとか、スペックの詳しい説明要るか?」

そんな質問の回答なんてわかりきってる。

「要らない!」
「聞いたところでコイツが解る訳ねーだろ。」
「まぁ、性能に関しては高専でネット使わせてもらえる前提だけどな。俺も調べただけだからそこまで詳しくは知らない。買ってくる。」

そう言うと、そのままレジの方に向かってしまった。その様子を眺めていると、レジの店主は商品を渡したヒロミちゃんを不信な目で見ている。
年齢的にもそう思われても仕方無いかも知れない。けど、会計時にお金を出した際には店主は普通に驚いていた。うん、俺の感覚は間違っては居ない様だ。

「待たせた。」
「無事に買えてよかった!」

会計を済ませ、購入した箱を片手に持ちながら再度俺たちと合流する。

「すまないがもう1つ行きたい場所があるら、付き合ってもらえないか。」
「ん?」

少し申し訳なさそうな顔をして確認をしてくるヒロミちゃんに、今度は俺ととーじが顔を合わせた。
店を出て少し歩くと、最近見かける様になったお店のロゴが目に入った。携帯ショップだ。

「廃病院の時の様に、場所はともかくとして連絡手段が無いのには困ったからな。確保することにした。」
「なるほど、確かに。」

前回途中で力尽きてたので聞いた話になるけれど、山道を下りた際に見つけた公衆電話から連絡を取ったと夜蛾センが言っていた。
とーじが運んでくれた様だけれど…そう言えば文句は言われていない。ありがたいことだ。

「てか、未成年が契約できるのかよ。」
「そこは夜蛾先生に相談した。」

ヒロミちゃんが言うには元々高専に入学する際に、俺達には仮の戸籍の様な物が作られていると言う。
現に、任務討伐などで入る報酬は偽名の口座を使用しており、各種証明(俺たちの場合は学生証)も確かに偽名になっている。
因みに学校名も呪術高専との記載が無く、他の高校の名前が記載されている。さすがに呪術高専と書かれている学生証は使用できないという理由もあるそうだ。
そして仮の戸籍のため、実の両親ではなく空想の両親の名も設定されているし、手続きに必要な物は一式揃えられて渡されている。

「未成年が手続きする場合、『未成年者の本人確認書類』『親権者の同意書』『親権者の本人確認書類』『親権者であることがわかる書類(戸籍謄本や住民票)』に必要な書類があれば契約可能だ。」
「それってまさか…。」
「仮戸籍で全て準備して貰った。キャッシュカードもあるから本日に手続きできる。」

そういって鞄の中から書類を取り出す。未成年が手続き?親権者の同意書??そんなの良く分からないけれど、これだけは良く分かった。

「ヒロミちゃんだけズルくない!?」
「ズル…え?」

携帯電話なんて、欲しいに決まっている。

「何で事前に相談してくれないのさ!」
「いや、事前の相談については…購入を思い至ったの昨日だから。」
「あの後、夜蛾にそんなこと頼みに行ってたのか。一晩で書類準備したって有能かよ。」
「正確には事務所にいた補助監督の方が2時間でやってくれた。有難かった。」
「き…昨日かぁ…。」

そう言われてしまうと、対抗する手段がない。俺は寝ていたからだ。

「なので事前の許可が無くて申し訳ないのだが、勝手に髙羽と甚爾の分も作って頂いてある。」
「おん?」

ヒロミちゃんは再び鞄からもう2つのアクリルファイルを取り出す。

「今日は俺が先に契約して、資料を使って問題無いか確認してから2人に聞く予定だったんだ。」
「……。」
「確認が無い状態だが、それでも良いか?」
「よいよい!マジで最高!!むしろありがとう!!!」

返事をして、ヒロミちゃんへ肩を組むと「パソコンが落ちる。」と抗議された。

「って、とーじどこ行くの!!」

そうしてる間に、とーじが移動し始める。

「手持ち無ぇから、下してくるんだよ。」
「あ、俺も無かった!ちょっと、俺も行って来るから待ってて!!」
「分かった。」

小走りにとーじに追いつくと、その足で近くの銀行へ入った。一応、遊びや食事をする分を含めて多めに下して財布に入れる。
また、携帯ショップに戻ると3人で店に入って機体を選び、無事に契約は完了した。

後から、携帯を契約するにあたっての約束事を聞いた。俺は別に構わなかったけど、とーじからしてみれば後出しらしい。
それでも俺は、3人で初めての携帯電話を持てることにテンションが上がっていた。

夜蛾先生からの条件は下記の4点
・3人が互いの番号の登録しておくこと
・夜蛾センの番号の登録しておくこと
・夜蛾先生に3人の番号の報告すこと
・他の者には番号を教えないこと
    (本名の方で契したものに関してはその限りではない。)


2.
携帯の契約が済んだのが13時近くだった。もちろん昼ご飯の話題になり、何にするかの議論になる。予定だったのだけど…

「俺は焼肉が良い。2人は?」
「良いんじゃね?」
「俺も問題ない。」
「あれ?速攻で決まっているじゃん。」

正直、夜蛾先生に連れてって貰う以外、自分達だけで食べに行くのも初めてた。正直意見が割れるかと思っていたのに案外あっさりと決まったのである。

「質?量?」
「量でしょ!。」
「質で満たされる訳ねーだろ。」
「だよな。」

それから、食べ放題の焼肉屋に待ち時間も無く入る事に成功したのだ。
4人掛けのテーブルに、俺ととーじ、向かい側にヒロミちゃんと荷物達で席について、食べ放題とドリンクバーを注文する。

「飲み物持ってくるから、肉とか注文しといてくれ。何が良い?」
「コーラ。」
「俺、カルピス!」
「あ、ヒロミちゃんご飯の量は?」
「大盛で。」

少し離れたドリンクバーへ向かうと、こちらも店員を呼び止めて目に入った食べたいものから注文をする。
タンと、ハラミ、そしてカルビは絶対に外せない。あとはロースやジンギスカンなんかもリストに入れ、とーじは俺のオーダーに内蔵系と野菜系を追加して一旦オーダーはストップさせた。
因みに俺ととーじもご飯大盛だ。

「とーじが野菜系頼むの正直驚き。」
「普通に食うだろ。あとは、それ系頼まないと煩そうなのも居るしな。」

とーじはそう言うと、もう一度メニューを確認する。
この一カ月、俺はそれぞれとーじとはマックへ行ったし、ヒロミちゃんともファミレスに行った。平日の昼は教室で各自用意してきた弁当や総菜パンを食べたりしているが、こうして3人で外食できて本当に嬉しいと感じる。
先日の廃病院の任務の正直大変だったけど、それのお陰で2人の険悪なムードも解けてたので必要な行事だったのだとは思うし、今日は一番雰囲気が良い気がする。

「待たせた。」
「おかえりー。ありがとう!!」

ドリンクバーから帰って来たヒロミちゃんは、それぞれ希望した飲み物を各自の前に置き、自身はウーロン茶を持って席に戻ったのだ。

「適当に頼んだけど大丈夫だった?」
「欲しいメニューがあれば追加するから問題ない。」
「了解!」

それから随時肉たちが到着して、それぞれ焼いていく。焼肉は久し振りな事もあって、肉が焼かれている今でも待ち遠しい。
先ずは牛タンから!そのルールは2人にも適用の様で全体に並べても文句は言われなかった。

「とーじ、レモン取ってー。」
「ん。」
「ありがとうー。ヒロミちゃんは?」
「使う、甚爾は?」
「俺は塩。」
「じゃぁ、ついでに胡椒も取ってくれ。」
「ん。」

タン1つでも、三者三葉に食べ方の好みが違って面白い。

「髙羽、ご飯の大盛追加で。面倒だから2つ。」
「まだタンしか肉食べてないじゃん!」
「足りるかよこの量で。」
「今食べたのもご飯大盛りですけど!追加で2杯も行けんの?」
「余裕。」

文句を言っても仕方ないので、店員さんに甚爾のご飯の大盛と、俺とヒロミちゃんの分の卵スープを追加した。


-------------


「ありがとうございましたー!」

食事を終えて店を出る。身体が少し肉臭い気がするがそれは仕方無いと割り切ろう。それよりも…

「食べ放題にしといて正解だったね。」
「そうだな。」

ご飯大盛2杯追加した後、更に2杯のご飯と肉を追加し、全て残らず平らげた人物に視線を送る。
ご本人は大変満足そうにしているし、あれだけ食べたのに強靭は腹筋の影響なのか、全く腹が出てない…だと。
胃袋にブラックホールでも備えてるんじゃないかと言う食べ具合だった。

「俺もヒロミちゃんも平均的な筈なのに、甚爾だけ別次元の…もしかしてこれもフィジギフの影響で…。」
「何か言っている様だが髙羽、お前も大概だぞ。」
「え?」

俺は、ご飯の大盛を1回追加し、焼いている肉を突きながら冷麺を2杯食べただけなんだけど。

「普通じゃない?」
「…そうか。」

因みに俺のお腹は少しだけ出てしまっている。もう少し鍛える必要がありそうだ。
気を取り直して、次のルートの提案をする。多分次へ向かう先が時間的に最後の場所になるだろう。

「この後なんだけどさ、ゲーセン行こうよ!そんで、プリクラ撮ろう!!」

折角携帯も買ったし、記念にするには丁度良い!

「プリクラ?」
「なんだそれ?」
「(おっと…。)」

2人の返事を確認して、これは詳しく説明しない方が良いという方向に俺のセンサーが反応した。
思い返すと、とーじは余り家から出ないと言っていたし、ヒロミちゃんもゲームセンターは行ったことが無いと話していた記憶がある。
そんな2人がプリクラなんて知る由もなのだ。偏見で申し訳けど。

「行けば分かるから、とりあえず行きますよー!!」
「押すな、馬鹿!」
「良いから、良いから!」
「良くねぇから言ってんたけど、言葉通じてるか?」
「髙羽だからな。」

こうして無事にゲーセンに到着到後にプリクラまで誘導し、1回だけ撮影する事に成功した。
3人笑ってーなんてのはさすがに無理だったけど、悪く無い撮れ具合だと思います!

そして、寮に帰って携帯電話の設定をした後、早速携帯電話の裏側に貼り付けたのだった。


end.


___________________

唐突な偽戸籍設定。未成年に携帯を同伴者なして契約させる為だけに付けた設定です。

偽名は正道が考えました。
■禪 龍二 (ユズリ リュウジ)
■羽鳥 光史 (ハトリ アキフミ)
■雨車 真寛  (ウルマ マヒロ)

携帯電話の契約に付いては、今のルールを採用。
当時は同伴じゃないと出来なかった…はず。

甚爾はゲーセン入ったらウルサッ!ってなるかなって過ぎったけど、パチ屋行ける行けるなら大丈夫。

Comments

  • りいな‾*‾
    July 7, 2025
  • トシ
    September 19, 2024
  • 小夜双☆スカィWeb
    September 19, 2024
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