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フブキCh。白上フブキ
@ShirakamiFubuki
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ホロライブ所属、白上フブキです。(Shirakami Fubuki)🌽
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ホロライブ所属、白上フブキです。(Shirakami Fubuki)🌽
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フブキCh。白上フブキ
6 days ago
━━━━━━━━━━━━━━━━ ¸¸✧・゚•.8周年記念グッズ:。:✧ ━━━━━━━━━━━━━━━━ 🔽販売ページはコチラ⏬
https://shop.hololivepro.com/products...
〆07月13日 18時00分まで 👑Matcha先生描き下ろし 「王国アクリルジオラマスタンド」 👑Yananang先生描き下ろし 「ランダムフブちゃんズ ラバーキーホルダー」 👑もこもこフブちゃんカードホルダー 👑SKNB FACTORY 配達鞄
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フブキCh。白上フブキ
2 weeks ago
ꕤ ┈王国民へのおしらせ┈ꕤ 魔法少女ホロウィッチ!インフューズ! 狐のホロはいつでもみんなのそばに🦊 イラストレーター:✒マキガイヘ/@he_onch DL期限:5/30~6/30
18:00
まで 👑MEMBERSHIP登録はこちら
https://www.youtube.com/channel/UCdn5...
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フブキCh。白上フブキ
3 weeks ago
『FBKINGDOM STORY』原案:白上 フブキ 執筆:茅埜 仁子 EP:4-1 目指せ!Big Dream? シャクッ。 「はぁ~⋯⋯、おいしい⋯⋯」 真っ赤な林檎を皮ごと食べる。昨日買ったばかりのそれは、歯を立てた瞬間に果汁が口内に広がるほどみずみずしい。寝起きの体に染み渡る。 「さて、今日はどこへ行こうかな」 気になるところは盛りだくさんだ。なんといってもまだ図書館やD地区しかまともに見て回っていないのだから。 「やっぱり、商店街かなぁ」 昨日も行ったけれど、やっぱりこれから生活していくのだからライフラインは確認しておきたい。そろえる家具も十分に下見をして選んでいきたいし、おいしそうな食材もたくさんあったはず! 「やりたいことがたくさん、たくさんあるなぁ」 焦るほどたくさんの夢があるのも嬉しいことだ。けれど焦らず一つずつ。 昨日買ったノートを取り出す。空色に金木犀の花が箔押しされた分厚いノート。布団とカーテンを買った帰り道、本屋で一目惚れをして買ったもの。 ページを開く。昨日の出来事が描かれた2ページ目。 1ページ目にはまだ何も書いていない。 「日記⋯⋯?でも、もっといろいろ書きたいし、⋯⋯雑記?」 自分の記憶は空の色と金木犀から始まっている。それからあっという間の濃い、濃い時間を過ごした。記憶のなかった自分にとっては初めての、幸せで、楽しい思い出だ。どうして記憶がなかったのかわからない以上、また記憶を失うかもしれないと思うと少し怖い。だから日記を書こうと思ったのだけれど⋯⋯。 「ふふ、楽しかったな」 2ページ目を読み返して口元がほころぶ。 やっぱり“怖いから書く”んじゃなくて、“楽しかったから書く”ことにしよう。もし、自分がまた忘れてしまったとしても、このノートがまた僕に教えてくれるから。 「それじゃあ⋯⋯」 初めての景色によく似たこのノートを夢や思い出をしまっておく宝箱にしよう、そう決めた。 ― FBKINGDOM STORY ― 1ページ目にそう書き足して、ページを閉じる。 「さて!」 朝ごはんも食べ終わった。今日のページを重ねにいくことにしよう。 「いってきます!」 玄関から外に出て、階段を降りるとそのまま大通りに通じる。とても便利な物件を紹介してもらったなぁとしみじみ思う。しかも1階は喫茶店になっているときた。親方の顔を思い浮かべながら手を合わせる。ありがとう、親方。こんなにいい家をつくってくれて。 喫茶店にはまた今度お邪魔させてもらうとして。 「えっと、それで商店街は⋯⋯」 昨日辿った道のりだ。迷うことはない。今日もにぎやかな街をポテポテと歩く。 「それで昨日王様がねー、しばらくみんな気をつけるようにって」 「えー?めずらしいね」 「不思議な力?が観測されてるんだって」 僕がD地区に行っている間に何かあったのか?振り返るも、そう話しているすこん部たちは不安な様子もなくのんびりと歩き去っていく。大したことではないのかな、また彼に会ったときにでも聞いてみよう。 広場にたどり着く。ここを右に曲がればいいと思ったその時だ。 噂をすればなんとやら、遠巻きに彼の姿を見つけた。 「あ⋯⋯」 今日は一人で周る予定だったけど、せっかく会えたのに声をかけないのは少し悪い気がする。そうこうしているうちに、彼は早歩きで商店街とは逆の方向に歩いていく。どこへ向かっているんだろう。なんとなく目で追っていると、彼は図書館の前を通り過ぎてとある建物の前で立ち止まった。 チャリーン!という小気味よい音。そう、CASINOの看板がかかった建物の前で。 「さっそく行ってるじゃん!」 思わず走り出す。無謀な賭け事なら止めなければ。 「待って――!」 そう叫ぼうとした時、カジノの扉が開く。中から現れたのは司書さんのように僕たちとは少し姿の違う人だった。ワインレッドの髪をポニーテールにして、狐耳のカチューシャをつけたメガネの女性。彼女は彼を見るとニヤリと笑ってこういった。 「よーぅ、ロイ。久しぶりだなぁ?」 ロイ?首を傾げて彼を見る。彼はうれしそうにバツの悪そうな顔を作る。 「語呂合わせのあだ名で呼ぶなよ。別にいいけどな」 「あたしゃ良い賭けっぷりの客はよーく憶えてんだ。掛け金は用意できたのかい?」 「おうよ、リベンジだ!今日こそは勝ってやるからな!」 彼女は大きく手を打ち鳴らす。 「ハハ!いいぜ、受けて立ってやるよ」 物騒なのか熱血なのかよくわからないやり取りに気を取られて、完全にタイミングを失ってしまった。どうしようか迷っていると急に彼女と目が合う。 「ところでそいつは知り合いかい?」 飛び上がった僕とギョッとした表情の彼の視線が交わった。 「どうしてこんなところに!?」 「い、いや、えっと⋯⋯。さっき広場で見かけて⋯⋯」 カジノ施設の関係者?の前でギャンブルを止めに来たとも言えず口ごもる。その間に彼が彼女に僕を紹介してくれた。 「はぁ~。初心者で記憶喪失か!大変だなぁそりゃ」 「それがこいつなかなかたくましくてさ」 「そんな事ないですよ!お家が見つかって一安心はしましたけど⋯⋯」 「へぇ~⋯⋯、じゃあギャンブルもしたことないのか⋯⋯」 彼女のメガネの奥の目が鋭く光る。 「そりゃあ楽しさを教えてやらなきゃなぁ?」 がっし、と両肩をつかまれる。そのままヒョイと体が宙に浮く。 「え?」 「お、やってみるか!はじめはルーレットとかどうだ?」 「え?」 彼女はスラリと身長が高く、持ち上げられてしまえば当然足がつくわけもない。虚しくも足がパタパタと泳ぐ。 「ハーイ!2名様ごあんなーい!」 「わぁぁぁ!おろしてーー!!」 ノリノリの彼と彼女は二人だけで盛り上がっていて、僕の話は聞いていない!そのまま連れ去られるように僕はカジノへ入店することになったのだ。 「さぁて、ここでのルールを説明するぞ?」 「⋯⋯ハイ」 コインの転がる音、ド派手な効果音、区画ごとに違うBGM!椅子が備え付けられた機械や、天井や何かのボードには、あらゆるところに電球が配置されてビカビカと点滅している。音と光と情報の濁流だ。とりあえず飲み込まないと、どうにかなってしまう。そう判断した僕は素直に講義を受けることにした。 「ココはしっかりと管理されてるカジノだ!みんなで楽しくワイワイ遊んで、ついでに王様も楽しい素敵な施設!無理な賭けは禁止されてるからな、あたしらも止めるがちゃんと自分でも止まるんだぞ」 チラと彼を見ると目をそらされた。 「1コーンで1コインと交換できる、このコインを賭けて遊ぶんだ。当たり前だが、このコインはカジノ内でしか使えないからな」 そう言って彼女は実物のコインを見せてくれた。しましまの模様がついていておもちゃみたいに感じる。 「初来店にはサービスで3,000コインをプレゼントするぞ。それ以上は自分で交換してくれ。月に交換できる上限は50,000コインだから注意しろよ」 「あ、ありがとうございます」 袋に入ったカジノコインを受け取る。ずっしり重たい。こんなにもらえるなら、自分で交換しなくてもかなり遊べそうだ。 「後で選んでもらうが、ここにはたくさんのゲームがそろってる。そいつにこのコインを賭けて、自分のコインを増やすんだ。コインの数は把握してるからな、毎月ボードにランキングされるんだ」 「ちなみにランキング上位者には豪華景品があるんだぜ!大体はカジノ限定品だからここでしかゲットできないレアアイテムなんだ」 「え!」 なるほど、それは欲しい!賭け事は漠然と怖いと思っていたけれど、楽しめるようにいろいろと整備されているんだと感心する。 「毎月のランキングはリセットされるがコインは持ち越しだ。手持ちが増えれば増えるほど有利になる。だから、どこまで賭けて、どこまで残すかの駆け引きも大事になるから覚えておけよ」 「奥が深いんですね……!」 「だがしかーし!」 ニヤリと笑った彼女はまた大きく手を打つ。 「そんなちまちました駆け引きよりも、あたしゃこっちをオススメするぜ!」 彼女は腰に手を当てて拳を上げ、親指と人差し指を伸ばす。 「毎月7日はラッキーチャンス!なんとコインバックが倍になるぜ!記念日には5倍!王様の生誕日には10倍だ!」 「そんなに!?」 「あぁ、一晩でランキングがガラッと変わるのも珍しくないんだ」 なんだろう、そんな夢にあふれた話を聞いているとワクワクしてきてしまうじゃないか! 「さぁ、ルールはわかったな?」 「はい!」 「そんじゃ、今更だがご挨拶させてもらおうかね」 彼女は左手を背中に回して、右手を胸に当て、軽く片足を引きながら優雅にお辞儀をしてくれた。 「あたしの名前はフォルト。このカジノのディーラーさ。遊びのことなら何でもござれ。ときにはゲームマスターとして、ときには同じプレイヤーとして、ビッグなドリームをともに追いかける同士として、よろしくな?」 「はい!よろしくお願いします、ディーラーさん!」 「良い返事だ!そんじゃさっそくゲームスタートといこうじゃねぇの」 「初めはなんのゲームにするんだ?スロットとかルーレットとか直感でできるやつがおすすめだけどよ!」 「えっと、それってどうやって遊ぶんですか?」 「ふふん。初心者はこれだからよぉ、みっちり教えてやろうじゃねぇのぉ」 なんだかまた流されているような気がしなくもないが、少しだけ、少しだけ遊ぶなら問題ないはず!二人に連れられて、今度は自分の足でそれぞれのゲームコーナーへと歩き出したのだ。 ------------------------------------------------- 王です🦊👑 フブキングダムにもカジノはあるんだ! 果たして…BIGDREAMは掴めるのか? カジノディーラーさんも今後キャラクターデザインを公開予定です。 王国のキャラクターが増えていく! Xでの感想は
#FBKINGDOMSTORY
をご利用ください。 From,白上フブキ ------------------------------------------------- ※本作品はフィクションであり、特定の行為を推奨するものではありません。
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フブキCh。白上フブキ
1 month ago
ꕤ ┈王国民へのおしらせ┈ꕤ 桜舞う4月 すっかり春の陽気ですね🌸国民の皆さんとピクニックへ! 花より団子な私達ですがそれでも楽しく過ごせるならどんな事したって 幸せですねっ🎵って!?なんか浮いてる?!?!?! イラストレーター:✒胡宮/@komiya_latte DL期限:4/30~5/30
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フブキCh。白上フブキ
1 month ago
にゃんぐこーんのオリ曲MVが公開ですよー🌽🍙
2:43
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【ケモMV】けもももももも! /にゃんぐこーん🌽🍙(original)
フブキCh。白上フブキ
フブキCh。白上フブキ
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1 month ago
\ 🐾けもけもけもけもけもけもけもけも🐾 / 全世界のケモノ達に告ぐー!!!!!!!!!! ⭐️楽曲配信:https://cover.lnk.to/mpERIk ━━━...
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フブキCh。白上フブキ
1 month ago
\フブミオロイヤルグッズ」販売開始/ 👑ナナテトラ先生描き下ろし 「アクリルスタンド」2種 👑itousa先生デザイン「ぬいぐるみ」2種 👑尊さに震えるフブミオてぇてぇ虫キーホルダー をご用意🎁 🔽販売ページはコチラ!
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フブキCh。白上フブキ
2 months ago
ꕤ ┈王国民へのおしらせ┈ꕤ おかえりなさいませ3月です! メイド2人でお出迎えチェキ…なんだか空気悪い!? イラストレーター:✒sashimi /@ssm_a_u DL期限:3/28~4/28
18:00
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フブキCh。白上フブキ
3 months ago
FBKINGDOM STORY』 ■■アンケートフォーム■■ EP:3-2「城下町での新生活」 … … …… … …… … …… … … ▷……D.E.M/prototype ▷ >観測システム接続確認。 ▷ >観測期間の設定を更新中 … ▷ >set 2026.03.09-2026.03.16 ▷ >承認 … … ▷ >閲覧者のチェックを行います。 … … … ▷ >承認 ▷ >観測する岐路をお選びください。 ▷>end
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キラキラと輝くカジノ
物々しい空気の騎士団詰め所
賑やかな工場
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フブキCh。白上フブキ
3 months ago (edited)
『FBKINGDOM STORY』原案:白上 フブキ 執筆:茅埜 仁子 EP:3-2「城下町での新生活」 翌朝。 しっかりと朝ご飯までごちそうになり、僕らはさっそく家探しに出発することにした。 「図書館で空き物件を紹介してもらうこともできるが、どうする?」 「うーんそうだなぁ」 確かに、それが一番早いだろう。でも、せっかくだからいろんな物件を自分の目で見てみたい。 「自分で選ぶことはできるの?」 「もちろん。後で申請すれば大丈夫だ」 「それなら、自分で見て回りたい!」 これからこの国に住むのだ。土地勘も欲しいし、家の周りの風景も気になる。 となれば探検だ!僕の尻尾は新生活への期待でブンブンと勝手に揺れていた。 「了解!じゃあ行こう!」 「案内してくれるの?」 「当たり前だろ」 彼は鼻の下をこすりながら笑う。 「キミんちはしょっちゅう遊びに行くことになりそうだしな!」 「それもそうかも」 僕は口に手を当てて笑った。友人と何気ない会話をし、自分の明日を自分で創り固めていく楽しさといったら。ふふふっと漏れた声を手で押さえ、僕らは街へと繰り出した。 昨夜、彼の話を聞いていたからか、街の様子がよく目に入るようになった。 何度か見たことのある、商店街の向こうの大きな建物。あれがきっとファクトリーだ。確かに四角い大きな建物に煙突が何本もにょきっと生えている。時々煙を吐き出しながら、あそこでは何が作られているのか。そして、どんな人たちが働いているのだろう。 反対側、図書館がある通りでは賑やかな音楽が聞こえてくる。ギラギラとした照明に照らされた巨大なCASINOの文字。時折、チャリンチャリーンと小気味のよい金属音が聞こえてくる。ギャンブルと聞くと少し怖いが、きらびやかな建物だけを見れば楽しそうな気もしてくる。 そんな魅惑の建物からえいやと目をそらせば、広場が目に入る。お城へと続く階段を見ると、昨日は気づかなかった小ぶりな小屋があった。槍を持ったすこん部が、二人ずつ出入りしている。もしかして、あれが詰所なのかもしれない。 彼の話からすれば彼らは厳しい試験を突破した精鋭であるという。門番の姿からは想像もつかなかったが、他の騎士さんはまた雰囲気が違うのだろうか。 「⋯⋯ーい。おーい」 「っは!」 急に耳元で聞こえた声にびっくりして振り返る。 「メインストリートに入った途端キョロキョロしてよ」 「あ、ごめん⋯⋯」 「いや、いいんだけどさ。このペースじゃ今日中に決まらねぇぞ?」 そうだった。今の目的は自分の家探し!まだまだ魅力的な場所はあるのだろうが、まずはそっちに集中せねば。 「そうだね、ありがとう」 「いいってことよ」 住宅街のほうへと視線を戻す。大きな通りに面した建物は一階が何かしらの店舗、2階からが住宅のマンションタイプが多いようだ。もちろん一軒家もある。庭で体操をしているすこん部をみていると、お庭があるのも素敵だと思えてくる。自分ならお野菜を育てるだろうか。 街全体にどこか穏やかな時間が流れている。これが、自分にとっても日常になっていくのだと思うと、なんとも心が温かくなる。 僕は雑音に紛れる自分と彼の足音を楽しみながら歩いていた。 キョロキョロと建物を眺めながら住宅街を歩いていると、連なっていた屋根が急に消えた。――慌てて視線を下ろすと、見えたのは茶色い⋯⋯ダンボール? 「見よ、この耐久度を!」 「いいや、雨にさえ弱い紙本来の儚さこそ⋯⋯」 「ペンキを使って派手派手に!」 「ダンボールとガムテープとペン以外の素材はレギュレーション違反だろ!」 やいのやいのと、何人ものすこん部が言い合いをしている。 「あぁ、説明してなかったな」 彼がずい、と前に進み出る。 「ここD地区って言って、ここでは自由にダンボールで家を建てられるんだ」 「えぇ!? 自分で家を?」 「そう。元々はここも都市開発対象地域だったんだが、何人かのすこん部がダンボールで家を作り始めてな」 ダンボールで⋯⋯?ぽかんと口をあけたままの僕をおいて、彼は説明を続ける。 「そのダンボールハウスがなかなかに出来がよかったものだから、後に続くすこん部が次々と現れてよ」 彼は視線で議論を白熱させる彼らを指す。 「結果、ここは地区と呼ばれるまでに成長して今に至るってわけさ」 「へぇ~⋯⋯。そういうものもあるんだね⋯⋯」 自由な国風がなせることなのか、それにしても自由すぎやしないか。混乱する僕に気づいたのか、D地区のすこん部たちがこちらを見る。 「む、見ねぇ顔だな」 「新入りか?」 「ようこそD地区へ!」 わやわやと集まった彼らは僕たちを取り囲み、珍しそうにしげしげと眺めていた。 「わ、わ。はじめまして⋯⋯」 「よう、久しぶり」 「おぉ!カジノ以来じゃねぇか」 彼は親しげにD地区のすこん部たちへ声をかける。顔が広いんだなぁと、少し嬉しく思う。 「最近どうよ?儲かってるか」 「いや、最近はめっきり行ってないよ」 「ははぁ、流石に上限までつっこんだんだから懲りたんだろう?」 ⋯⋯やっぱり、行ってたんじゃないか。横目で彼をじろりと見やる。それに気づいた彼は気まずそうに目をそらした。 「そ、そんなことより、こいつ新参のすこん部なんだ。ここのこと教えてやってくれよ」 話題をそらすダシにされた気がしなくもない。が、人脈が広がるのは素直に嬉しい。押される背中の勢いに、人の輪の中心へ進み出る。 「そうかそうか!まぁここにゃダンボールしかないけどよ。ゆっくりしていきな!」 豪快にそう言うとがっしりと僕の肩をつかむ。 「それともダンボールハウスに興味があるか?俺たちゃ同志を歓迎するぜ」 「あ、あはは⋯⋯えっと⋯⋯」 興味はなくはないが、実際に住むとなるとダンボールの耐久度では少し不安だ。返答に困っていると、「まぁまぁ」と彼がやんわりと距離を開けてくれた。 「改めて紹介するよ。この人はここいらの代表やってる人で、通称親方って呼ばれてんだ」「てやんでぇ。新人の面倒みてたらよ、いつのまにかそう呼ばれるようになっちまっただけでい」 「親方……!」 「おうよ」 親方は腕を組んで、ニカッと笑う。 「この人、こう見えて本職で大工なんだぜ」 「えぇ!?」 大工ということは家を作る人ということだ。ダンボールではなく、建材をつかった家を。 「だったら――」 「おっと、なんでダンボールハウスなんかを、なんて野暮なこと聞くんじゃねぇぞ」 先回りされてしまった。きゅっと口をつぐむ。けれど、どうしても気になってむずむずしていると、親方は大きくため息をついた。 「俺は職人として誇りを持って仕事してらぁ。この国を作る仕事だ、嫌でも背筋がしゃんとする。けどよ、職人ってのはきちんと修行が必要だ。危険もつきまとう」 親方の目が遠くを見つめる。 「ものを作るってのはなんでも大変な仕事だ。だからこそ、最初の一歩はなるべく楽しいものであってほしい。気軽に初めて、作る楽しみを十分に味わって。それから極めることを目指してもらえりゃ、こんなに嬉しいことはねぇ」 街並みを思い出す。美しく統一された建築物。そうだ、急に街が現れるわけではない。地道に一つ一つ、作られている。彼らの手で。当たり前のことだけど、当たり前すぎてついつい忘れてしまう。 「だから、気軽に始められるようにダンボールで作り始めたんだ。まぁ、こんなに大きくなるたぁ思わなかったけどな!」 ガハハと笑う親方は、とても嬉しそうに目を細めていた。 「D地区はDream地区だ。ここは自由に己の作りたいものを作れる地区!土地の許す限り、作りまくるんでぃ」 「ふふ、親方の夢が詰まった地区なんだね」 「俺だけじゃねぇ、みんなの夢よ」 切って、貼って、組み立てて。作ってる最中の人も、作り上げたものを眺める人も。みんな楽しさが全身からあふれていた。ただ楽しむ人も、そこから新たな道を見つける人もそれぞれいるのだろう。本当に人それぞれ、すこん部それぞれだ。でもそれがいいのだろう。 ふと思う。僕は何がしたいんだろう。 ここに来て、まだ少しだけれど、さまざまなすこん部を見てきた。みんな思い思いに生きている。 僕は――。 「なぁ親方、親方が建てた家で空きがあるところはねぇか?」 「ん、別にここで暮らしたっていいんだぜ?」 「初心者がいきなりダンボールはハードルが高いだろ。それに、ダンボールハウスだけってのは禁止じゃなかったか?」 「あぁ、司書さんに叱られてな……。一応非常時の避難所的な扱いでマンションもあるよ」 「こいつにはまず生活の基盤を整えてほしいんだよ」 「そうだなぁ……そしたらよ――」 ドアを開ける。 中央通りに面した、1階には喫茶店と雑貨屋がある小粋なマンション。213号室。まだ最低限の家電しかない、僕の家。 通りに面した窓を開ける。すぐ下には喫茶店のキャノピーが見える。 彼の家からもほど近く、便利のよい物件だ。彼も気に入っていたようだったし。 「うん、新生活って感じだな!楽しめよ」 彼は支給された家電を運ぶのを手伝ってから、そう言って帰っていった。 障害物のない家の中を、勢いよく風が吹き抜ける。西に傾いたお日様はゆっくりと赤く染まっていくことだろう。 あぁ、僕だけの空間だ。ほっぺに力が入る。家具は少しずつそろえていこう。カーテンと布団だけ買いに行こう。あと、今日のご飯も。 住居登録の際にもらった新生活手当の入った袋を尻尾にしまう。 僕は再び、街へ出る。帰る場所があるっていいものだ。 そうだ、明日は僕一人で出かけてみよう。今日回りきれなかったところに行ってみるのがいいだろう。さて、どこへ行こうか。そう思いを巡らせながら、僕は石畳をスキップで駆け抜けた。 ▷……D.E.M/prototype ▷ >観測システム接続確認。 ▷ >これより先はこの物語を読んでいる貴方に選択肢を委ねます。 ▷ >日本時間3/9.
19:00
に投稿されるアンケートフォームより、進みたい物語をお選びください。 ------------------------------------------------- 王です🦊👑 D地区はDream地区だったんだー!!! 皆が思い思いにお家…大半は親方に建ててもらってどうですが クラフターすこん部の皆さんはどんなお家を建てますか? Xでの感想は
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