ポケモンセンター池袋での惨劇も…「ストーカー殺人」に走る男たちの危険な前兆は「僕のために仕事をやめて」、ドイツの対策は「男性と付き合わない」!?
ドイツでも進む対策
実は現段階でドイツでも、刑務所を出所した人に対してはGPS付きの電子足輪を着けることは可能です。25年11月には刑務所を出所後のケースだけではなく、「他の人の自由を脅かす人」に対しても電子足輪の着用が可能になるよう法律案が作成され、早ければ27年にも施行されます。 ドイツ連邦法務大臣のHubig氏は同誌で「ドイツには、パートナーシップにおける暴力という深刻な問題があります。そして加害者のほとんどが男性です」とも語っています、続けて「男性がGPS付き電子足輪をつけることを、今後は家庭裁判所が判断できるようにするべきです。そうすることで守れる命があります」とも話しています。 ただ、この電子足輪は当然ながら「24時間監視」となるわけですが、今の段階だと、監視のための人員が足りず、果たしてスムーズに実行できるのか、と不安の声が上がっています。
ストーカーとなる男性 前兆は?
ストーカー行為を繰り返した末の殺人について「悪いのは加害者」というのは当たり前の前提です。その上で次のことを考えたいと思います。男性と知り合ったり、交際を開始したりする時に、女性が「相手の危険な前兆」を見極めることはできるのでしょうか。これはなかなか難しい問題です。でも、ストーカー殺人に関する日本とドイツの記事を読んでいると、前兆と思われるようなエピソードが書かれていることがあります。 「池袋ストーカー殺人事件」では、ポケモンセンターで働けることを何よりも喜んでいた女性に対して、男が「ポケモンセンターで働くのをやめろ」と言っていたことが分かっています。ドイツの自動車大手に法律家として勤務していた女性が殺害された事件でも、男が女性に旅行を楽しむことをやめさせようとするなど、彼女の行動に制限をかけようとしていたことが分かっています。 前述のStern誌では、別の殺人事件で夫に殺された女性の兄が、2ページにわたり「妹が殺人に遭うまでの経緯」を詳細に語っていました。加害者である夫は「妻が友達と交流すること」「妻が兄弟と連絡を取り合うこと」「妻が両親に会うこと」を長年にわたり禁止していたそうです。女性はバイクが好きでバイクの免許を取ろうとしていましたが、夫は妻に免許の取得を禁止しました。女性が別れ話をしたところ、夫に殺害されてしまいました。