VRchat攻略記事4 パブリックに敗北した話
VRCを始めて少し、未だに俺のお気に入りのワールドはBloodborneの狩人の夢とチュートリアルワールドで例として入れた意味のわからないスイカゲームのワールドだけ。
フレンドも身内以外はそこまで多くなく、身内を除いてしまえば片手で数えられる程度。身内を入れても両の手で足りるお粗末な"コミュ力弱者"と言ったところだ。
最近仲良くしている身内の悪ガキと一緒に話していた時に、ふとVRchatの話になった。両者共にVRchat内にフレンドが全く居なかったので、俺の一言である作戦を決行した。
「どうぶつの森みてえにパブリックでフレンド捕まえてこようぜ、二人で囲めばいけるだろ。」
VRchat民ハイエース計画である。
全容はこうだ。新着順で人がいるワールドに乗り込み、例えば水族館であるならば「兄ちゃん、魚ァ…好きなの?俺もなんだよね。」「おいおい、釣れたみたいだな。魚よりも優雅に泳ぐ…本物の魚が。」と息多めで喋りかけて適当な人間を黒いバンに詰め込み、フレンド申請を送ってフレンドを増やす。
単純明快で完璧な作戦だった。ただ一つ、我々に準備と練習が全く抜けていたことを除けば。
結論から先に言うと、我々は失敗した。失敗した原因を解き明かし、我々の二の舞にならぬよう、読者の皆様に反面教師として世界を教えていこうと思う。
作戦決行時のこと。
「実質ナンパみたいなもんだしビーチに行こう」というノリでビーチに向かおうとしたはいいものの、同行者の悪ガキが着ている水着に穴が空いていることが発覚。ハンドアドバンテージを1つ失った。
更に言うなら、思ったよりも我々は人に話しかけられないということが判明した。
プログラムで設定されている機械人間の我々は、事前段階で誰にどのように話しかけるかを設定していなかったため、プログラムのバグを起こしてしまった。
バグった我々はビーチの端の花を見つめながら「これって4〜6月の春先に咲く花なんですよね」等とワールドに花の情報を垂れ流す様子のおかしい騎士と猫耳幼女になってしまった。
見るべきは花ではなく現実だろうが。
やけに重い波がザブザブと砂浜に流れてくる海に目を背け、綺麗な花を見ながら、ヤンキー座りをした騎士と幼女が様子のおかしい雑談を繰り広げる。
ついには誰かに「こんにちは」すら言うこともなく、VRchatの荒波に流されて沖に押し出されようとしている中、ここで起死回生の一手を打つ。
「あの奥にある灯台行ってみない?」
そのワールドでは右奥の方向、ビーチの横にかかっているあまりにも長すぎる橋の奥に、大きい灯台が立っていた。
人間が多すぎる砂浜側で襲いかかるより、明らかに人口密度が低い灯台側で襲いかかったほうが、被害者の逃げる場所もなく追い詰めやすいというもの。実に合理的な作戦である。
二つ返事で了承し、我々はとんでもなく長い橋に文句を言いながら歩いて灯台に到着すると、灯台の入口の横に何かが置いてあった。
謎の縦に並んだ筒が5つと、その横の床に拡声器が転がっていたのだ。
同行していた仲間はまず拡声器を拾い上げると俺にすぐさま渡してくる。
「え、これ声大きくなってんの?」📣
「お〜なってるね。すごい!ちょっと嬉しいかも」
面白いおもちゃを手に入れた我々は、そこから灯台の人間に襲いかかる前に雑談をしながら拡声器のおもちゃで遊んでいた。
「ありえない話!」
「ありえない話〜」📣
何かしら喋った後に拡声器の電源を入れてやまびこのように強調したりして遊びながら、件の灯台の探索に移った。
灯台は扉に入ると一番上に転送される仕組みになっており、迷子にならないために俺は拡声器の電源を入れっぱにしていた。
しかし、上に行っても見れるものは重い海と謎の竹とんぼしかなかったし、なんなら襲いかかれる人間も居なかったので、とりあえず拡声器の横にあった謎の筒5つの横に陣取りながら、これからの作戦を立てることにした。
「おい!この拡声器で悪口本舗の悪口言おうぜ!!」📣
残念なことに、作戦会議と呼べるほどの有意義な会話はしていなかったが。
拡声器を握りしめて遊んでいると、ふとあることが気になった。
この拡声器の射程はどのくらいのものであるのか?
VRchat初心者というものは、気にしなくて良いことまで気になってしまうものである。
同行者である仲間に「これってさ〜どれくらいまで射程あるの?」と聞き、射程のテストをすることに。
聞き手側である同行者が、どんどんと灯台から離れていく。
少し離れていった所で戻ってきたため「ああ。案外射程って短いんだな」と思ったのも束の間。
彼は俺の横を通り過ぎ、灯台の横にあるテレポートポイントで砂浜へと戻っていき、そして…
「まずいぞ!!どこに居ても拡声器で喋った声が聞こえる!!」
どうやら俺は無自覚にパブリック荒らしとなってしまっていたらしい。
ワールドメガホンってそういうことかよ。
ワールドに設置されているメガホンではなくワールド全域に声を届かせるメガホンのワールドメガホン?ありえない話!
さっきからやけに人の出入りが激しいなと思ってたけど俺が入ってくる人間全ての耳をジャックしてたからかよ。
ありえますか?そんな話って。
「アカンデオグンディムの声真似しながら謝ったほうがいいんじゃない?」
俺に渡して持たせておきながら、結局自分では一度も拡声器を使わなかった冷笑小僧を脳内でボコボコにしたあとで、打開の手を考える。
ナンパが上手く行かないどころか国家反逆罪一歩手前のテロリストになってしまったことに辟易していたが、ワールド内全ての人間に声が聞こえるなら逆にやりようはある。
「えー…うるさくしてすいませんでした。俺はNEWuserのカスなのですが、フレンドを探しているので、もし良ければフレンドになってくださらないでしょうか。」📣
非の打ち所のない逆転の一手。完璧と言っても差し支えない。
この完璧な演説に一つだけミスがあったとすれば、とんでもなく長い橋の先にある灯台に我々がいることを拡声器で伝え忘れていたせいで、結局"フレンドが欲しい"という免罪符がついただけで、本質聴覚ジャック野郎から逃れられることはできなかった。という点である。
結局そのあと、いきなり灯台に現れ、呪いの拡声器を拾って砂浜へと立ち去った謎のずんだもんのおかげで、これ以上荒らしになることは避けられたものの、ナンパという目的が達成されることはついに無かった。
途中灯台に5人くらい人が集まり、世紀の大チャンスが訪れたものの、同行者は「なんてことだ!これはファイアーワークだ!!」と言いながら謎の並んだ円筒…打ち上げ花火に火をつけて遊んでいた。
我々には、致命的なまでに勇気と決意とやる気が足りなかったのである。
その後、パブリックに合流してくれた身内のフレンドに俺等クソガキ二人組は無事に回収され、雑談をした後に解散の流れになった。
惨敗に惨敗を重ね、5手ほど遊び駒を動かすのに手番を消費したと言っても過言ではない今回の結果の反省会を開くために、ビーチに行く前に興味があった水族館へと二人で突入した。
傷心がてら魚も見れたら嬉しいなと思っていたら、魚を見るというより魚群を見る水族館だったので、魚群かよ…と文句を言いながら会議室のワールドに移った。魚群の前で反省ができるわけない。
会議室に入り、伸びたり縮んだりする指示棒でフェンシング避けゲームをしながら今回の反省会を行う。
結論は、準備が足りなかった、である。
準備さえあれば話しかけられたし、思ったより決意ゲージがチャージ出来ていなかった。
我々はかなり良識的な人間なので、インターネットキチガイになる覚悟が足りなかったのだ。
あとついでに、得体のしれないワールドのアイテムは触らないようにしようとか、挨拶した後に何のデッキで襲いかかるかをシミュレーションし、次はどこに向かうかを構想して解散した。
JPTで初狩りをするか、やがて捨てられるような人間が開いている今ホットな場所のJTRで囲むか、はたまた分離して"決勝で会おう"と言いながらつむぎに突撃するか。
要介護ウォッチのイベントに突撃して"面白い話"を聞くのもいい。
というか俺等の面白さを理解できないならそれは面白さを理解できない人間のせいなので、今日の俺等に悪い点はなかったということになる。
要介護ウォッチの教えってすごいなあ。
悪口本舗がキャストを務めているイベントを探し出して他人のふりをしながらキャストと話せるようになるのもありだし、我々がキャストになってnoteに悪口を書かれたっていい。
とりあえず"人と会話する"という土台に立っていないため、"面白い人間"になれるようにまずは会話術から磨いていくのが理想だろうと結論を付けた。
いや、今日は日が悪かっただけでよく考えたら俺等ってコミュ強だし、会話って簡単だしいけるな。次は違うところでフレンドを作ろう。
今回は惨敗に終わったが、次はそうはいかない。
待っていろ悪口本舗、あかみや。お前らでは到底なし得ない高みに俺は登ってやる。
そう言えば質問箱とかいうの作りました。適当に荒らしといてね。
ではまた次回。


俺が主催しているイベントに悪口本舗はキャストとしていますよ。 次回営業日は炎上が収まったタイミングでやります。 良かったら来店して頂いて、是非お話しましょう。 レビューnoteだって書いていただいて構いませんよ。
是非って言いたいけど俺ちゃんあんまり馴れ合いとかしない主義なんだよね、俺ちゃんの書いたサイコーに面白いnoteを濁すわけにはいかないし。 面白くない炎上が終わったら今度暇があったら行くから俺ちゃん用に面白い何か用意しといて。支払いは悪口本舗宛にツケといてくれたらいいよ。