【陸上】田中希実、会場どよめく11人抜き7連覇「かけっこを楽しむ気持ちで」 アジア大会の代表も決定
◇陸上・日本選手権最終日 名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム(2026年6月14日) 【写真あり】カジュアルな服装で笑顔を見せる田中希実 女子1500メートル決勝が行われ、田中希実(豊田自動織機)は4分11秒80をマークして優勝し、前人未踏の7連覇を達成した。 序盤は後ろに付け、残り900メートルの段階で最後方。ここからギアを上げて11人の全選手を追い抜いてトップに躍り出る。ラスト1周はさらにペースを上げ、独走状態でフィニッシュした。 「今日は純粋にかけっこを楽しむ気持ちで臨んだ。(レース前に)どこで仕掛けるかも考えながら。最後まで駆け抜けられて良かった」 今大会は5000メートルで逆転負けを喫し、連覇は「4」で途絶えた。レース後に「自分の弱さ」を口にし、その夜には父・健智コーチと話し合い、走る意味などを自分に問いかけた。 「最近はタイムや順位に対するこだわりをどうしても持てなくて…。そこで今までは『自分はだめなんだ。選手として終わったんだ』って思っていたけど。そうではなくて、本当に何もこだわりを持っていないのが自分だと本当の意味で、走っている姿で何か見せられるような選手になりたい。そこが、この1年、この1カ月、考え続けてきた一つの答えなのかなとは思う」 翌日に迎えた1500メートル予選では迷いなく序盤から自分のペースで走り、迷いを振り切るかのような独走劇で全体トップの4分6秒43をマーク。この日の決勝でもしっかりと走りきり、アジア大会の代表にも決まった。