ゼンゼロのメインストーリーに不満があって、だから漫画を描き始めた
ゼンレスゾーンゼロが好きだった。
正確には、好きだったものが変わっていくのを、ずっと横で見ていた。
ver2.0から、設定の足場が崩れ始めた
TVアレイが消えた。主人公が生身でホロウに入るようになった。術法が登場した。
ホロウという概念の根幹は「不定期に空間が分断される」という不条理さにあり、だからこそプロキシという職業が成立していた。その論理的な土台が、アップデートで崩されていった。
ひとつひとつは飲み込めた。好意的に解釈する余地があったから。
ver2.2のシーズン2第三章からテキストへの違和感が急速に増え始めた。それでも読み続けた。
決定的だったのは公式Xの一投稿だった
ver2.3からver2.4の間に投稿された公式のポスト。
https://x.com/ZZZ_JP/status/1989308714504044704
TOPSと黒枝の設定説明を読んで、散らばっていた違和感が一点に収束した。
「TOPSは(中略)武装組織を持つことはできず」——TOPS兵という単語は幾度か登場している。
「クランプスの黒枝はTOPS企業内部における特殊な権能を有する審査組織であり、審査のやり方や裁定の基準は人それぞれ」——恣意的裁量。裏付けのない絶対権力。組織としての重みが根本から消えた。
ver2.2からテキストに、大幅に変更の手が加えられていた。そう確信した。
理由をあげるとキリがないが、これひとつを言えば十分だと思う。
2.2から主人公のプロキシは裏稼業であることを捨てた。
重厚なポストアポカリプス・レトロフューチャー・サイバーパンクとして読んでいた世界は、そこで終わった。
それでもダミアンがいた
唯一ゼンゼロに引き留めていたのがダミアン・ブラックウッドの存在だった。
公式が手放していく暗さと重さを、彼は持っていた。
だから描くことにした。公式が上書きする前に存在したあの世界の質感を、自分の手で定着させるために。
描いている漫画について
「ダミアン・ブラックウッドサーガ"仕掛けられた花火みたいに"」
前シリーズ「その男、凶暴につかない」でTOPSからの離反・独立を果たしたポーセルメックスCEO、ダミアン・ブラックウッド。しかし自由は手に入らなかった。
下されたミッションは「クランプスの黒枝を解体せよ」。
離反の引き金を引いた、二度と関わるつもりのなかった組織に、再び向き合う羽目になる。
登場人物はダミアン・ブラックウッド、照。現在5話まで公開中。
シリアス寄り。公式とは別の重力で動いている話を書いている。
ゼンゼロのメインストーリーに物足りなさを感じている人、あるいはもう離れた人に読んでほしい。
🔗 pixiv(日本語版):https://www.pixiv.net/user/890216/series/308776 🔗 AO3(英語版):https://archiveofourown.org/users/Zeamidanoto/pseuds/Zeamidanoto


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