「迷惑しています」
竹田氏によれば、松井氏は’18年の夏から秋にかけ、竹田氏の名前や、仮想通貨の事業計画を使い、出資を募っていたという。ところが、竹田氏の計画は、金融当局との調整がうまくいかなかったことなどもあり、’20年頃に中止に追い込まれる。
竹田氏が続ける。
「私は松井さんに、『竹田側は松井氏からお金を受け取ってないし、松井氏が集めたお金は責任を持って出資者に返金する』という念書を書かせたのです。松井さんが持っているお金があるらしいけど、必ず全額返金するようと。
松井さんはそれに署名までしたにも関わらず、履行しなかった。実際、私のもとには、松井さんに出資した3~4人の方から『松井さんから返金がなく、騙されていると思うんですけど……』と問い合わせがきたんです。
私は『だったらもう是非警察にね、相談していいですよ。何かあれば協力しますからね』とお伝えしました。SNS上では、この件を巡り、私が松井さんから受けとったお金は1円もないにも関わらず、私が返金していないというような誤解も生まれており、迷惑しています。
その後、松井さんと疎遠になりましたが、私たちからしたら、今回の件で、『松井氏はやっぱりそういう感じの人だったんだ』っていうことでですね、関係した人も理解し直してくださるのかなという風に思っております」
竹田氏との仮想通貨事業の計画や返金トラブルについて、筆者は3月10日午前10時までに、松井氏の代理人弁護士に質問状を送付したが、期日までに回答はなかった。
そして筆者がさらに取材を進めていくと、松井氏の知られざる行状が、次々と明らかになっていった――。
3月16日発売の「週刊現代」(講談社発行)では、「高市総理『サナエトークン』全真相」と題して、ノーボーダー側のキーマンである松井氏を巡る問題も含め、5ページにわたる特集記事を掲載する。
『【スクープ】サナエトークン設計者は「玉木トークン」も計画していた…!「国民民主党の躍進に貢献」とうそぶく男の「政界人脈」』へ続く。
かわの・よしのぶ/'91年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、『サンデー毎日』『週刊文春』の記者を経てフリーに。主に政治を取材している
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