《不調や病気を遠ざけるカギ》自律神経を整えるために「寝起きにシャワー」はなぜ有効なのか?自律神経研究の第一人者が解説
夜は眠る3時間前までに夕食をとる
夜の食事は、眠る3時間前くらいまでに終えるようにしよう。腸が食べ物を消化するのに3時間程度の時間は必要で、消化が不十分なまま寝ようとすると、うまく消化できず、睡眠の質が下がってしまうためだ。睡眠の質が下がると、夜の間に副交感神経が高まり切らず、翌朝以降、副交感神経が下がりすぎてしまう。 「睡眠の質を下げないためには寝る3時間前までには夕食をとるのがベストですが、どうしても夕食の時間が遅くなってしまう場合は、なるべく消化のいいものを食べるようにしましょう」 夜はお風呂に浸かる 夜はしっかりとリラックスするとともに、睡眠の質を上げるために、お湯に浸かるようにするのがよい。寝る2時間くらい前までに、39~40度くらいのぬるま湯に15分ほど浸かることで、寝る時間に向けて徐々に体の深部体温が下がっていくため、自然に眠くなりやすい。 また、大きな浴場のある温泉やスーパー銭湯を使うのもおすすめだ。例えばジェットバスなら、勢いよく出てくる気泡は破裂する際に超音波を発し、血流をよくする効果がある。サウナも、非常に強い温かさがある場所では交感神経と副交感神経が連携を取り合って体温調節を行うようになるため、体温調節機能(自律神経)がしっかりと働くようになる効果が得られる。 「そして、最強のリラックス入浴法は、やはり露天風呂です。景色や空を眺めながらの入浴は、単に入浴の効果を得るだけではなく、最高のリラックス状態を生み出し、副交感神経への助けになります。自然を感じられる時間は、自律神経を整える観点からはいい効果しかありません」 眠りのスイッチをつくっておく 規則正しい睡眠をとるためには、毎日の睡眠時間や就寝・起床時刻を決めておくことが大切だ。そして眠る際に「枕に向かって誓う」ようにすると自然と意識も変わってくる。また、寝る時間に副交感神経にスイッチをしっかりと切り替えられる「眠りのスイッチ」をつくっておくのもいい。眠りのスイッチとは、それをすると自然と「寝る時間だ」と思える、リラックスして眠れるような仕掛けだ。 「リラックスできる音楽、眠りを誘う香り、読むと必ず眠くなる本…。そんな、睡眠のきっかけになるものをつねにそろえておくようにするといいでしょう」