第40話

#9 練習生時代③🎤🌸
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2022/11/07 18:03 更新
(なまえ)
あなた
ふざけてんじゃないわよ…!!!!


 練習室の扉の向こうから、あなたのくぐもった怒鳴り声が聞こえる。

チャンビンは「遅かったか…」と天を仰ぎながら、練習室のドアを開いた。

中には靴をなぜか片方だけ脱ぎ、他の練習生にはがいじめにされてるあなたと、気圧されて小さくなってるチェ・スンホがいた。

あなたはスンホに向け、大きい声で怒鳴り散らしている。

(なまえ)
あなた
スニヤ!!あんた、…あんたジニになんてことっ…!!
trainee
trainee
あなたヤ、落ち着けって…
(なまえ)
あなた
どいて!!スニあんたこっち向きな!!
Changbin
Changbin
あなたヤ、あなたヤ、落ち着け落ち着け!


チャンビンが駆け寄り、あなたの腕を掴む。
「離して!!!!」と叫びながらあなたは暴れた。

相当怒っているらしい。

スンホに向け、チャンビンが「離れてろ!」と言う。

Seungho
Seungho
だ、だって…
(なまえ)
あなた
だっても何もない!言い訳するな!
🇯🇵うだつが…うだつって韓国語でなんだ?
Changbin
Changbin
ほらもうやめとけ!な!?スンホも悪いけどお前が言われたわけじゃないんだから…
(なまえ)
あなた
ジニが言われるのはいいってわけ!?スニ、ジニに謝って!謝るまで許さない!
Seungho
Seungho
っ…だ、だってホントのことだろ!?こいつは顔がいいし、技術が劣ってたって…!
(なまえ)
あなた
こんのっ……!!!
Changbin
Changbin
あなた、あなた!
trainee
trainee
殴るのはまずいって!
(なまえ)
あなた
嫌ッッ!離してッッ!
Seungho
Seungho
大体、あなたもあなただよ!なんでそんなやつの肩待つんだよ!?
trainee
trainee
お前も落ち着け。な?
(なまえ)
あなた
チェ・スンホ!!!こっちに来なさい!!引っ叩いてやる!!このっ…!!


あなたがスンホに対し、必死に手を伸ばす。

チャンビン含め練習生が羽交締めにしてあなたをなんとか引き留め、スンホの方へ行かないようにする。

丁度そのとき、練習室の扉が開いた。

Bang Chan
Bang Chan
あなた
Changbin
Changbin
ヒョン!
(なまえ)
あなた
オッパ、こいつよ!こいつがジニを悪く言うの!なんでっ…!
Bang Chan
Bang Chan
わかったから。…………スニ、悪いけどちょっと外に出てくれない?
Seungho
Seungho
こいつが急につっかかってきたのに俺が出んのかよ!?
Bang Chan
Bang Chan
あなたが落ち着くまででいいから。ごめん
(なまえ)
あなた
なんでそいつを出すの!!
Bang Chan
Bang Chan
あなた


バンチャンがあなたをハグし、落ち着ける。「嫌!納得できない!」と叫んでいたあなただったが、スンホが出て行くと徐々に落ち着いていった。

あなたが荒々しく息を吐く音だけが練習室に響く。

バンチャンはあなたの頭をポンポンと撫でた。

Bang Chan
Bang Chan
スニもデビューしたくて必死なんだよ。あなたならわかるよね?
(なまえ)
あなた
……………だからって、ジニを悪く言っていいことにはならない
Bang Chan
Bang Chan
ビニからメッセージ受け取ったけど、スニはヒョンジンを褒めたんじゃないの?
(なまえ)
あなた
………ちがう
Bang Chan
Bang Chan
え?
(なまえ)
あなた
……違うの…ちがう…


小さい声で呟きながら、あなたはバンチャンの胸板に顔を埋める。服が濡れるのを感じ、あなたが泣いているのだと悟る。

Bang Chan
Bang Chan
…ビニ、タオル取って
Changbin
Changbin
タオル?あなたの?
Bang Chan
Bang Chan
いいから


タオルを受け取り、バンチャンは黙ってあなたの頭にかける。他の練習生はそれをソワソワ見るばかりで、特になにも動かなかった。

チャンビンでさえなにが起きたのかわからず、首を傾げている。

Bang Chan
Bang Chan
…ちょっとあなたのこと叱ってくるから、誰か先生に上手く言っといてくれる?
(なまえ)
あなた
…………
trainee
trainee
ちゃ、チャニ。あなたは悪くないんだよ。スニが…
trainee
trainee
まあたしかにあなたもやり過ぎたところはあったかもしれないけど、スニがさ…
Bang Chan
Bang Chan
大丈夫。あなたから聞くよ。……ほら、あなた。行こう
(なまえ)
あなた
………ぁ


あなたの腕を引き、バンチャンは練習室を出て行く。他の練習生に止められるはずもなく、チャンビン含めて皆呆然とするばかりだった。

そこに入れ違いでバタバタと足音がし、ハンが部屋に飛び込んでくる。

Han
Han
あなたーッッ!思いとどまれッッ!
Changbin
Changbin
もう行っちゃったよ…
Han
Han
えっ!?チャニヒョンは!?
Changbin
Changbin
2人とも行っちゃった
Han
Han
そんな…













Bang Chan
Bang Chan
サボるのなんて久しぶりだね?
(なまえ)
あなた
…ごめんなさい
Bang Chan
Bang Chan
謝らなくていいよ


『何があったの?』とバンチャンは優しくあなたに聞く。あなたは困ったように眉を顰めてから、静かに喋り始めた。

(なまえ)
あなた
…私も最初は、スニがジニオッパを褒めたのかと思ってたの
(なまえ)
あなた
でも私がスニに『なんでジニにそんなこと言ったの?』って聞いたら、
(なまえ)
あなた
『そしたらあいつは自信を無くすかつけ上がるかしてあなたと組まなくなるだろ?』って言ってきたの…もう…私、…
(なまえ)
あなた
………私のせいと思って''……ひぐっ……
Bang Chan
Bang Chan
あ〜…泣かない泣かない


バンチャンはほおっと息を吐きながらあなたの頭をポンポンと優しく撫でた。

あなたは練習生歴が長い方だし、実力もある。

SIXTEEN参加の打診もあったし、すでにデビューするのには申し分ない実力だ。

おまけに明るく、社交性もある。

あなた自身にその気がなくても、あなたの周りにいる人間に対して嫉妬する。なんて事は起きる。

(なまえ)
あなた
スニのことも好きだし''…ジニのことも好きだからっ…仲良くして欲しくて''ッ…
Bang Chan
Bang Chan
…とりあえず、練習終わるまで少し休もう
(なまえ)
あなた
………
Bang Chan
Bang Chan
終わったら、ジソナとビニがヒョンジン連れてくるはずだから…いい?
(なまえ)
あなた
…わかった


あなたはすんっと鼻を啜った。

今はこんなに憔悴しきってるあなたがまさかあのとんでもない提案をするだなんて誰も想像していなかった。

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