ソフトバンク逆転負けで連勝ストップも正木智也が自身初の初回先頭打者弾「勢いつけられたら」2戦連発も初
◇交流戦 ソフトバンク2─4ヤクルト(2026年6月12日 みずほペイペイD) ソフトバンクの正木智也外野手(26)は12日、ヤクルト戦で自身初の初回先頭打者アーチとなる右中間6号ソロを放った。2試合連発もプロ初で、逆方向への本塁打は今季初。一発を秘めた1番打者として存在感は増す一方だ。しかし、チームは逆転負けで連勝が5でストップ。西武に抜かれて交流戦2位に後退し、リーグ戦の成績も首位・西武との差が3ゲームに広がった。 【写真あり】ソフトバンク・正木智也 飛距離135メートルの特大同点弾! 小久保監督も称賛「流れを変えてくれた」 力強いスイングで仕留めた打球は、逆方向へグングン伸びていった。これぞ破壊力抜群の1番打者だ。正木がプロ初の初回先頭打者アーチを放った。 「簡単には1打席目には打てないんですよ(笑い)。プロに入って打てるとは。初回の長打は(相手にとっては)嫌なので、入りから狙っていける打者になりたいですね」 カウント1―1からヤクルトの先発・吉村の外角高め149キロにバットを上からかぶせるように叩いた。ライナー性の打球は飛距離121メートルで右中間テラス席に届いた。 前日11日の阪神戦に続く6号ソロ。プロ5年目で初の2試合連続アーチとなった。今季初の逆方向への一発となり、ヤクルト戦での初アーチ。“12球団制覇弾”まで、残すは中日戦だけとなった。 交流戦に入って5本目のアーチ。絶好調の4番・栗原の7本塁打に次ぐ数字だ。小久保監督も「狭い球場なんでね。(正木のパワーなら)届いていく」と評価した。 試合への準備が成果として表れている。全体練習後に室内練習場に直行し、実際の投手映像と球筋を再現可能な最先端マシン「トラジェクトアーク」で打ち込んだ後にプレーボールを待つ。そして実戦で甘い球を確実に仕留めている。 この日、“慶応ボーイ”には刺激があった。慶応、慶大の1学年上の柳町が5月9日のロッテ戦以来のスタメン復帰。打撃不振のため2軍で再調整していたが、昨年の交流戦MVPで学ぶべき点は多い。「ライバルではありますけど、一番は一緒にスタメンでプレーすること。お互い高め合っていきたい」。その柳町も「正木は言わずもがなですが広瀬(隆)も結果を出している。また3人でスタメンで出たい」と“慶応3兄弟”の再結成を願っている。 チームの連勝は5でストップし、交流戦2位に後退したが、超攻撃的な1番がエンジンをかければ、逆転Vのチャンスは広がる。正木は「パンと1本出して、入りから嫌な感じに持っていけるように勢いつけられたらいい」と力を込めた。 (井上 満夫)