第24話

#7 アユクデ②🦙🌸
3,107
2022/10/22 13:27 更新
manager
manager
そろそろ入り時間だから3人とも支度しろ
(なまえ)
あなた
マジでなんでこのオッパ達とユニットみたいな扱いになってるんですか?
manager
manager
ほぼほぼ同じようなものだろ
Han
Han
ヨジャかナムジャかの違い
Hyunjin
Hyunjin
ほんとにそう
(なまえ)
あなた
オッパ達はいつか私に殴られる覚悟して


あなたはギャーギャー文句を言いながら、ヒョンジン・ハン・マネージャーと共に廊下に出る。

あのあと結局ゲームをめちゃくちゃやらされて、めちゃくちゃアニメの解説をさせられて、踏んだり蹴ったりだった。

おかげで寝れなかったし、目までシャキッと覚めてしまった。

Hyunjin
Hyunjin
あ、ヒョン。オレ飲み物買いに行ってもいい?
(なまえ)
あなた
あ。私も
manager
manager
それじゃあハンと先に行ってるから
Han
Han
あなた、ヒョンジナ。遅れないでねえ
(なまえ)
あなた
ジニオッパ次第かも…
Hyunjin
Hyunjin
そんなに時間かからないよ〜行こあなた
(なまえ)
あなた
うん


ハンとマネージャーを見送る。

「もうどっちのマネージャーかわからなくない?」「それな」と話しつつ、あなたとヒョンジンは自販機へと向かった。














Hyunjin
Hyunjin
完全に迷った
(なまえ)
あなた
ヤァ、ヒョンジナ
Hyunjin
Hyunjin
うん
(なまえ)
あなた
パボ
Hyunjin
Hyunjin
ミアネ


自販機で水を買ったあなたとヒョンジンは、完全に迷子になった。すっかり忘れていたが、そういえばヒョンジンは方向音痴だ。

ため息をつきながら、あなたは頭を抱える。

(なまえ)
あなた
…開会式まであと何分だっけ
Hyunjin
Hyunjin
30分
(なまえ)
あなた
あと20分でグラウンドに出ないと…
Hyunjin
Hyunjin
え''ッッ…ど、どうしよ…
(なまえ)
あなた
こっちのセリフだよオッパ…


そう言いながら、あなたはポケットをまさぐる。マネージャーに連絡しようと思ったのだ。

しかし尻ポケットに手を入れ、前ポケットに手を入れ、さらに上着のポケットにまで手を入れたところで…気がつく。

(なまえ)
あなた
す…
Hyunjin
Hyunjin
す?
(なまえ)
あなた
スマホがないんだけど…!?
Hyunjin
Hyunjin
え、ほんと?
(なまえ)
あなた
オッパ、スマホ
Hyunjin
Hyunjin
ない。控室
(なまえ)
あなた
詰んだ…
Hyunjin
Hyunjin
スタッフさんに場所聞こ
(なまえ)
あなた
…気がつかない?
Hyunjin
Hyunjin
?なにに
(なまえ)
あなた
さっきからスタッフさんとすれ違わなくなったことに
Hyunjin
Hyunjin
あなた
(なまえ)
あなた
なに
Hyunjin
Hyunjin
詰んだ…
(なまえ)
あなた
それな


2人して顔を見合わせながら「終わった」「死んだ」と言いあう。

まあでもそんなこと言ってたって始まらないのですぐに切り替えることにする。

(なまえ)
あなた
…まずスタッフさんに会えるところに出よう
Hyunjin
Hyunjin
そ、そうだね…そうしよ…
(なまえ)
あなた
元の道を辿ったら会えるはずだし…
Hyunjin
Hyunjin
…ね、ねえ…あなた…
(なまえ)
あなた
なに
Hyunjin
Hyunjin
手繋いでいい…?もうオッパほんと不安で…
(なまえ)
あなた
いいよ。行こう


あなたとヒョンジンは手を繋ぎ、元来た道へと歩き始める。

しかしまああなたも眠くて道を忘れていたし、ヒョンジンはそもそもが方向音痴なので迷いまくる。

あーでもないこーでもない言いながら歩き、階段を登り…。

Hyunjin
Hyunjin
エ''ッッ!?!?
(なまえ)
あなた
エ''
STAY
STAY
ヒョンジナ!?!?
LOVER
LOVER
ま、えっ、待って待って待って!
STAY
STAY
あなた!?


とうとう、2人は観覧席まで出てしまった。

今大会、LOVERとSTAYは配置が隣同士だったらしい。

咄嗟に向けられたスマホに困惑しながら2人で手を振り、どうしてこうなったと内心大焦りする。

(なまえ)
あなた
ら、LOVER〜…アンニョ〜ン…
Hyunjin
Hyunjin
す、STAY〜…たすけて…
(なまえ)
あなた
それは流石にかっこ悪いよオッパ…
Hyunjin
Hyunjin
いやSTAYとLOVERに助けてもらおうよ…


あなたとヒョンジンがボソボソ小声で話し合ってると、STAYの中の1人が喋りかけてくる。

黒髪ロングでおとなしそうな印象のファンだ。

master
master
あの…
(なまえ)
あなた
は、はい…!
Hyunjin
Hyunjin
!…ビニヒョンのマスターさん?
master
master
は、はいそうです…!えと、何かお困りですか…?
(なまえ)
あなた
ま、迷いました…道に…
Hyunjin
Hyunjin
道に迷いました…


チャンビンのマスターがどうにかしてくれることに賭け、2人はかくかくしかじかで…と詳細を話す。

チャンビンのマスターさんはコクコク頷いて話を聞き終えた後、「わかりました」とSTAYとLOVERの元へと戻る。

master
master
え、えと…ヒョンジンさんとあなたさん、こちらにきてもらえますかっ…
(なまえ)
あなた
はい…???
Hyunjin
Hyunjin
???


2人はマスターさんに案内されるがままにSTAYとLOVERの観客席のちょうど真ん中の最前列まで通される。

「ここに座ってください」と言われるので手を繋いだまま言われた通りのシートに座り、頭にたくさんハテナを浮かべながらシン…と大人しくする。

master
master
スタッフさんに知らせれば良いんですよね?
(なまえ)
あなた
あ、はい!そうです!
Hyunjin
Hyunjin
お願いします??
master
master
お二人はここに座っててくだされば良いので…


マスターさんはそう言って、周りのファン達に合図をする。

それを皮切りにSTAYとLOVERが「あなたちゃんここにいます!」やら「ヒョンジナいるよ!」などと言って、ペンラの色を赤にして降り始めた。

しばらくして、慌てた様子のスタッフが観覧席の下までやってくる。

あなたとヒョンジンはあまりのことに唖然としながら…

Hyunjin
Hyunjin
ま、迷子になりました!!!!!!!
(なまえ)
あなた
道に迷いました!!!!!!!!


とでかい声で叫ぶ。

すぐに観覧席までやってきたスタッフに引き取られ、2人はグラウンドへと戻っていく。

STAYとLOVERにお礼を言ったのも、マネージャーにこっぴどく叱られたのも、言うまでもない。

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