眠い目をこすりながら、あなたがLOVERに手を振る。
今日はアユクデの収録日だ。朝4時の現場入りは正直きついし、体にくる。それでも精一杯の笑顔を作って、あなたは会場へと入って行った。
死んだ顔でそう返し、ダラダラと控室に向かう。ようやく控室に到着して中に入ろうとしたところで。
同じく死んだ顔をしたStray Kids御一行とバッタリ出くわす。どうやら隣の控室のようで、あなたとStray Kidsは目を合わせたままフリーズした。
マネージャー同士がちゃきちゃきと互いに挨拶する横で、死んだ顔でStray Kidsとあなたは話す。
マネージャーに促され、あなたは「じゃあまた…」と言って控室に入っていく。Stray Kidsも話を切り上げ、ぞろぞろと控室に入っていった。
地獄のアユクデ収録の始まりである。
メイクを終え、床で眠っていたあなたはハンのバカでかい声に叩き起こされる。
文句の一つでも垂れてやろうかとハンの方を見れば、タブレット片手に「字幕がしっくりこない。何言ってるの?これ」とまったく悪びれる様子もない。
ハンからタブレットを奪い、あなたはじっとアニメを見る。どうやら字幕に違和感があるらしい。
たぶん、日本のアニメより字幕の方が若干堅苦しいのだろう。
そう言いながらあなたはもう一眠りしようと横になる。が、ハンが出ていく気配は一向にない。
というかむしろ実家のようにくつろぎ、タブレットでアニメの続きを見始めた。あなたは小首を傾げながら、「え」と言う。
そう言いながらも眠気が勝ち、あなたは「もう好きにして…静かにだけしてて…」と言い、また寝に入ろうとする。
ハンは「わかった〜」と抜けた返事をした。
その次の瞬間だった。
そう言うヒョンジンに腕を掴まれ、あなたは無理やりヒョンジンのあぐらの中に座らされる。
背中にヒョンジンの体温を感じながら、「ポカポカする…寝ていい?」と聞くも許しが出ないため、仕方なしにあなたは眠い体に鞭打ってゲームすることにする。
ちなみにこれは楽屋が隣同士の時によく見られる現象なので、あなたのマネもStray Kidsのマネも何も言わない。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!