北海道の歩き方 名誉毀損告訴 侮辱罪起訴事件について 被告人 子守康範
<目次>
身上書
『朝刊チェック』と斎藤問題への取り組み
立花孝志のスタジオ凸撃
兵庫県知事選挙 斎藤元彦候補再選
「北海道の歩き方」投稿
2025年1月19日の配信内容
「北海道の歩き方」による告訴
兵庫県警による事情聴取
神戸地検からの呼び出し
処分通知書が公開される
Xスペースでの「北海道の歩き方」と福永活也弁護士
犯罪者扱い
正式起訴へ
初公判
第二回公判
「有印公文書偽造・同行使」の重大犯罪で晒された検察官「高橋勇次」の名前
身上書
私は元MBS(毎日放送)アナウンサーで、映像制作会社アンテリジャン代表取締役、さらにYouTuberでもある子守康範です。大阪府出身で兵庫県民、65歳です。日本一長い天神橋筋商店街で「天六てんコモリスタジオ」を運営し、年中無休で『朝刊チェック』を発信してきました。北海道の歩き方という匿名アカウントから名誉毀損で告訴され、2025年6月、侮辱罪の略式命令を受けましたが、正式起訴を求め、現在神戸地方裁判所で公判中の被告人でもあります。
このnoteは、自分の記録として、公開されている情報をまとめるためのものです。(文中敬称略)
『朝刊チェック』と斎藤問題への取り組み
『朝刊チェック』はMBSラジオ番組『子守康範 朝からてんコモリ!』が終了した翌日の2021年10月2日から、年中無休で1700日あまり日々のニュース、あふれる情報の読み解き方をお話しする配信番組です。マスコミが積極的に取り上げない頃から、ジャニーズ問題やビッグモーター事件、宝塚歌劇問題、木原事件なども取り上げてきました。「違和感センサー」と名付けたニュースへの「?」という感覚を大切にしています。
2024年3月27日の兵庫県斎藤元彦知事による西播磨県民局長の告発文に対する公開パワハラ記者会見のニュースも新聞で知りましたが、とんでもない幹部職員がいわゆる怪文書を拡散していたという文脈の報道に「違和感センサー」が働き、数日後から取り上げてきました。その後、自死された西播磨県民局長も初期の報道からご覧になっていたそうです。
読売新聞によるコーヒーメーカーおねだり報道や、第三者委員会、百条委員会設置をめぐるゴタゴタや、西播磨県民局長のプライベートなことも取材を通じて耳に入っていましたが、斎藤元彦と取り巻き(いわゆる牛タン倶楽部)の動きについても配信で取り上げていました。
そんな中、県民局長は2024年7月7日に自ら命を絶たれました。週刊文春による特集や関西マスコミの報道も加熱していきましたが、「おねだり」や「パワハラ」はキャッチーではあるものの、あくまでも枝葉の部分であり、斎藤元彦知事が進める県政の問題を取り上げ続けました。8月に開かれた百条委員会などには自ら足を運んで取材しています。
兵庫県議会による全会一致の不信任案可決により、斎藤知事は失職。たった一人で始めたと報じられた駅立ちを取材し、陣営スタッフがついていることを取材。10月3日、雨の芦屋駅前では、マスコミ記者が避けてきた「西播磨県民局長に謝罪するつもりはないのか?」という質問を斎藤元彦にぶつけました。知事選挙が始まると、亡くなった西播磨県民局長が残していた『県民局長だより』(告発文が出た直後に非公開に)をアーカイブから入手し、連日その一節を朗読していました。
立花孝志のスタジオ凸撃
2024年11月2日、兵庫県知事選挙に出馬していた反社会的カルト集団NHKから国民を守る党の立花孝志党首が、その2年前に出演したYouTube番組で、選挙は犬猫と一緒のバカな有権者をどうやってうまく利用するかと述べていたことを配信で紹介していたところ、突然本人がスタジオにやってきて、議論しようと凸撃してきました。生配信中でもあり驚きましたが、突然のことですので断ったところ、立花孝志はスタジオ前から自分で配信を始め、警察を呼んで選挙妨害だと大騒ぎを始めました。立花孝志やN国信者たちのやり口は分かっていたので、私は彼が帰るまでスタジオのブラインドを下げて外に出ず、彼の相手をしませんでした。
すると、配信を見ていたいわゆるN信たちがコメント欄やXの投稿に、まるで虫が湧いて出るように攻撃的な書き込みをしてきました。N信から攻められた他の被害者の方もおっしゃっていますが、数百数千の攻撃的な書き込みが続くと、命の危険を感じるほどです。番組スポンサーへの謂れなき抗議によって広告が途絶えるなど、経済的損失も生まれました。
後に私が「北海道の歩き方」から名誉毀損で告訴され、侮辱罪で略式命令が出た際には、多数の抗議がNHKに寄せられ、あっという間にナレーターを務めていた『えぇトコ』という旅番組を降板させられることにもなりました。
兵庫県知事選挙 斎藤元彦候補再選
2024年の兵庫県知事選挙では、先述の通り故西播磨県民局長による「県民局長メッセージ」を配信で朗読はしていましたが、斎藤元彦や立花孝志、稲村和美候補らの街宣を追いかけるようなことはしていませんでした。ただ選挙戦最終日には三宮に赴き、センター街での斎藤陣営の異様な盛り上がりと、稲村候補のマイク納めでの自信無さげな表情を見て、斎藤再選を確信し、投票日を迎えました。結果はご承知の通り、111万対97万票で斎藤候補が再選されました。 その後も『斎藤チェック』の配信は『朝刊チェック』とともに続けていましたが、斎藤支持者や立花信者からの攻撃は続き、2026年6月10日に暴行で現行犯逮捕された吉田享平容疑者ら、N国支持者らが何度もスタジオに凸撃してきました。
「北海道の歩き方」の投稿
今回、私が名誉毀損で告訴され、その後、侮辱罪で略式命令を受けることになる「北海道の歩き方」というアカウントについては、その頃意識した記憶はありませんでした。SNSには、斎藤知事を支持する書き込みもあれば批判する書き込みもあり、一部有名インフルエンサーの発信は気にかけていましたが、「北海道の歩き方」はその中には入っていませんでした。
2025年1月16日、阪神淡路大震災から30年の節目にあたって、天皇皇后両陛下が神戸に前乗りされ、翌日の追悼式典に参列されました。神戸市の私の自宅は震災によって半壊となり、建て替えを余儀なくされました。また、アナウンサーとして『がんばれ被災地のみなさん』という震災番組を担当。バイクで仮設住宅を取材して回っていた私にとっても、このニュースは注目すべきことでした。
両陛下が神戸空港に降りられたことを伝えるNNNニュースを題材にした「北海道の歩き方」によるX投稿を見たのは、この投稿が炎上した後でした。ふざけた投稿を批判するコメントとともにスマホに表示されました。
2024年11月1日以降、兵庫県知事選挙に出馬していた立花孝志氏は、「竹内英明県議と丸尾牧県議が西播磨県民局長と共にでっち上げの内容となる告発文書を作成した」というデマを拡散したことで、「竹内・丸尾は黒幕」というワードが広がっていました。
両陛下と斎藤知事、丸尾まき県議を登場させての投稿は、上記デマを前提としたものであり、皇室に対する敬意を欠いているとともに、被災者たちの気持ちを逆撫でするふざけたものでした。
2025年1月19日の配信内容
「北海道の歩き方」の当該投稿を読んだ時に私が思ったのは、ネット社会において、実社会で経験したことのないほど注目を集めてしまうことで、人は舞い上がり、興奮し、ましてそれが収入になるということは、私たちアナウンサーや芸能人、スポーツ選手のように日頃から注目を浴びている人と違って、大きな過ちを犯してしまいがちであるという懸念でした。
事実、兵庫県知事選挙をめぐって、実社会ではそこまで注目されていない人のアカウントが、さまざまな形で炎上し、訴訟にもなっていました。皇室を取り上げたことと、丸尾まき県議に対するデマを使った投稿が炎上していることで、投稿者がさらなる興奮状態に陥ることで引き起こされる悲劇を考えました。当該アカウントの投稿を見ると、丸尾さんや竹内英明元県議の写真にウンコを載せて、便器に浮かべるという子供のいたずらレベルのポストもしていたからです。
2025年1月19日『朝刊チェック』での「北海道の歩き方」についての発言は以下のとおりです。長文ですが記載します。
【発言内容】
「北海道の歩き方」というXのアカウントがありまして、炎上しています。天皇・皇后両陛下が特別機で羽田から神戸空港にやってらっしゃったのが、1月の16日。おとといの話であります。神戸空港でボーディングゲートから降りてこられたおふたりを迎えたのが、斎藤元彦知事をはじめとする面々。最初に挨拶をしたのが斎藤知事でありました。そのとこについての恨み言のようなことを言っても私は仕方がないと思っていますので、現段階で兵庫県知事は斎藤元彦しでありますので。で、一言二言声を交わされました。まぁ唇の動きから何を喋っていたのかを読み解く、いわゆる読唇術というのもあるんでしょうが、まったく何を話してらっしゃるのかは、ニュース映像からは、私は分かりませんでした。
するとこの「北海道の歩き方」という奴が、こんなこと言うてたんちゃうかという、日テレのニュース動画を貼り付けた、ふざけたことをやりおったんですね。ご存知かもしれませんけれど。こちらです(画面に当該ポストを表示)。
斎藤知事「お騒がせしています」
天皇陛下「で、結局誰が黒幕なの?」
斎藤知事「丸尾です」
雅子様「やはりですか…」
天皇陛下「伝聞の人でしょ?今ここ呼べる?」
斎藤知事「承知しました」
斎藤知事「ブルルルルル…丸尾君?今から神戸空港来れる?」
丸尾議員「チョット時間ないっす」
天皇陛下「不敬罪で収監して」
まあ誰が読んでもふざけて書いているんだということは分かります。それは分かりますね。まあ炎上しているのは、皇室、天皇・皇后両陛下に対して失敬ではないかと。まさに不敬罪ではないかっていう。まあその戦前の天皇という存在と、今の天皇という存在は違いますので、まそのあたりも一緒くたになって、皇室への敬意というのは私は否定しませんけれど、まあまあワイのワイのなってまして、もうすごいです。この書き込みを見つけるのに、だいぶスクロールしないとあかんぐらいのですね、彼の、彼女のか知りませんが、すごいですよ。うぃーんって遡っていかないとあかんぐらいの状態なんですね。
で、私は別にこれを個別に通報したりしたいとか、いうことではなくって。うーん、その祖品っていう奴が菅野完さんや横田一さんを盗撮した動画をXに上げていたりとか。まあ立花の犬笛に吹かれて、吉田っていう奴がここへ来て、チンポこチンポこって言うて騒いでた、気狂いがいたようにですね。まあ常識のある大人の社会の中で、まあXという匿名性の高い、私なんかはもう名前も顔も出してやってますが、そういう中で、うーん度を過ぎた、遊びとも言えないようなことをやってる奴らがいる。ま「北海道の歩き方」というのは、いま現段階で、2807フォロワー。2017年9月から利用していて、リサーチ力を駆使してトレンドまとめ系ポストを独自の視点で発信します。登録者27900人のYouTuber兼フォロワ−13500人TikToker。YouTube、X、TikTokいずれも収益化しています、という人間なんですね。まあまあそれをその政治的にどうであろうか、そんなん本当に別に私にとってはどうでもいいことなんですが。
今回この上げていたやり取りは、天皇・皇后両陛下やからというのももちろんありますけれども、それが不敬罪だなんだっていうことではなくて、まあそのギャグにも、皮肉にもペーソスにも何もなっていない。単なる頭おかしい奴が書いて、もちろんそれを正義感を持っておかしいでしょと、失礼でしょと言う人がいて、それでまあ炎上するんですけれども、もうもう、ま多分、炎上するとある種舞い上がってしまうのは分かりますんで、こうやって全国的に注目をされてしまう中で、ま炎上して命を絶つ人もいたりはするわけで、過去にそう言う事例はあって、犬笛を吹く奴らの責任というのはあると思うんですけれども、まあこの人がアホなやり取りを頭の中で、自分の頭の中で再生する分には構いませんし、それを同人誌を作ってコミケで3部売れた、5部売れたの世界であれば、まあこういう炎上にはなってないんでしょうが、Xというところで出しはったんで、大炎上しているわけですね。で、私なんてまあ貰い事故みたいなもんなんですが、それでも仕事に影響が出ましたし、年間でいうと100万以上のお金が飛んでるわけですね。あるいはバカな誹謗中傷をした奴、パクチーなんちゃらというのを開示請求するだけで、まだ成功報酬はお支払いしていないですけれども、着手金だけでもウン十万というお金が出ていくわけです。ただ、私はまあこの、その意味で好き嫌いあるでしょうが、皆さんの好きか嫌いかはそれぞれ判断していただければ結構なんですけど、そのいくつか喋っている中で間違ったことを言ったり、それを気がついたら訂正したりはするにして、100%は正しいわけではもちろんないんですが、根っこのところで間違ってることをしているつもりが、本当にないので。何を言われたって、どんな妨害があろうが、それに屈することの方が私の人生悔やむので、そこはある種闘い続けているわけですが、さっきのようなことは、それ人生かけてやることかっていうと、まあそんなことじゃないですよね。まあついつい出来心でやってしまったんでしょうが、ついつい出来心、その出来心のベースにある歪んだ認知、考え、誤ったこと、善悪で判断したら悪だろうということは判断がつかない人が、匿名であることをまあ、だけとは言わないけれども、をいいことに、あれやこれや自分なりの正義感を貫いているような風に誤解して、脳内麻薬が出ているか何か知りませんが、薬打っているような感じで、そのバカなことをして、その結果この人どうなるか知りませんよ。この「北海道の歩き方」という人がこの後どうなんのか、仕事にどう影響してくるのか知りませんが、私のように間違ったことをしていなくても、貰い事故で影響を受けるくらいですから、ネット上のこういうことというのは、当然影響してきますよね。まあ炎上したからビュー数が増えて、収益が伸びるってことはあるにしても、その一般的な大人の社会での信用を失いますよね。ま粗品が、まあまあ彼はその中国系の不動産会社で、仕事じゃなくって休みを取って、あれだけ斎藤元彦の応援をしに行けるっていう人でしょうから、社長も公認の活動なのかもしれませんけれど。私がもし不動産をなんか扱うときに、彼に頼もうとは思わない。まあ向こうも断りはるでしょうけれど。もし粗品っていうて活動してるんですって、ま僕は目の前にいましたから顔も知ってますんで、芦屋の駅前で、私の前を邪魔、インタビューの邪魔した奴ですから分かってますけども。ま要は社会生活をしていく上での信用を失いますよ、と。ま、そんなこと関係ないんやと、だからなんでしょうけれども。でね、もう確信犯でそれをやっている人はいいんですが、僕は親愛なる、せっかくこのチャンネルをご覧いただいて、敵意をもって憎しみを持って見ている人も中に入るでしょうが、そういう人はごく僅かだと思うので、コモさんの言うことわかってるよと、分かろうとしてるよという人たちの中にも、ついつい匿名をいいことに、いろんなことをしでかす奴らがいる。あるいは匿名でなくても。実名が出ているにも関わらず。それは本当に注意した方がいいですよ、と。そうですね。ま私にしても、それこそ菅野完さんにしても、顔を出して、実名でやっているわけなんで、そこには様々なハレーションが起きています。ドンマッツさんのように、ドンマッツというそういうニックネームで、ペンネームで出てはりますけれども、誰であるかは分かるわけですね。その人たちが、別に反斎藤でまとまっているというわけではなくて、それは親斎藤でもなんでもいいんですけれど、右であろうが左であろうがいいんですが、その顔出し実名でやるっていうことと、同じ土俵の上に、チャラチャラーっと匿名から出てきたら、全員が全員ではないんですが、だからスピード違反した人間が全員が毎日捕まっているんではないんですけれども、単なる反則金で済まないような事故を起こしますよということなんですね、言いたいのは。(引用終わり)
確かに、今回訴えられている「単なる頭おかしい奴らが書いていて、脳内麻薬が出ているのかしりませんが、薬打ってるような感じ」などという言葉は使っていますが、それはあくまでも「北海道の歩き方」による常軌を逸した投稿が炎上し、注目を集めることによって、まさに脳内が興奮状態になって、さらなる問題投稿をしかねないことへの注意であり、加熱するSNS投稿への論評だったわけです。
「北海道の歩き方」による告訴
その後も私は『朝刊チェック』『斎藤チェック』の配信を毎日続けていました。炎上からしばらく経って、X上で「北海道の歩き方」が名誉毀損でいくつものアカウントを名誉毀損で告訴したと、レターパックの写真付きで投稿されていたかと思います。が、その中に私が含まれているとはまったく思っていませんでした。私が当該投稿を見つけた時点ですでに投稿は炎上し、厳しい批判もなされていたからです。Xのアルゴリズム上も、炎上しているから私の画面に表示されたのであるとしか思えません。
ある日、兵庫県警垂水署から私の携帯電話に着信があり、名誉毀損で訴えられているので事情を聞きたいと言ってきました。穏やかな口調で会話し、驚きはしたものの、恐怖心を抱くようなことはありませんでした。私はその時点で、当該投稿がどれだけおかしなものかを説明すれば、罪に問われるものではないと信じていたからです。
兵庫県警による事情聴取
2025年3月17日、アポイントを取った兵庫県警垂水署の捜査員3人が天六てんコモリスタジオにやってきました。証拠品としての配信用のパソコンやスタジオの備品などの写真を撮るとともに、なぜ当日の配信内容になったのかについて説明をしました。
これくらいの事件で、捜査員が3人も投入され、膨大な証拠を収集する必要なあるのかと驚き、世間話として、こういう事案の捜査が増えているのかなどと会話をした記憶があります。その時だったかその後の電話であったかは記憶が曖昧ですが、しばらくしてもう一度話を聞きたいと言われ、所轄でも職場に近い大阪府警曽根崎署でも構わないとアポイントを求めてきました。
交通違反で切符を切られたことはあっても、刑事事件で捜査を受けたことなどありません。この時点では、事情聴取を受けるだけで、立件されることなどないだろうと思い込んでいましたので、その時点で弁護士さんへの相談はしていません。
2回目の事情聴取は所轄署へ出向いて行われました。午後からでしたが、結構時間がかかるかもしれないということで、半日予定を空けて出かけました。初めて入る取り調べ室。ドラマに出てくるような感じの狭い部屋で捜査員と対面し、改めて話をしました。途中、手洗いに行ったり水を飲んだりすることもできて、隣の刑事課にいる人たちの目つきの鋭さは気になりましたが、その時も淡々となぜ名誉毀損とされる発言をしたのかについて話し、調書にサインしました。
この日はまた、身上書を作られ、家族のことや持ち家かどうかなどについても確認を取られました。この時点で「前科」ではないものの「前歴」が付くということも初めて知りました。捜査員からは、今後のことがあるので、1月18日の配信については、非公開にしておいた方がいいのではと助言を受け、そのようにしました。
捜査員からは、この事情聴取を持って警察の手を離れ、神戸地検に書類が送られると聞きました。いわゆる書類送検です。自分も読んできたニュースでは、逮捕されないにしても書類送検はほぼ有罪の意味を持ちます。嫌な感じはしましたが、手続としては仕方ありません。
不起訴を確信していましたが、捜査員からは「ここからは警察の手を離れるので、検察の判断がどうなるかは自分で確認してください」と言われました。しばらく時間はかかるけれど、不起訴になったとしても本人には通知されないので、電話をするなりして確認しなければならないということでした。
呼び出しを受けたから話をしたのに失礼なものだとは思いましたが、それは事情聴取した捜査員にではなく、手続きそのものに対する気持ちです。
神戸地検からの呼び出し
10日ほどだったでしょうか、気にはなっていたものの処理件数も多いだろうと、時間が経ってから神戸地検に連絡しました。名誉毀損で所轄の事情聴取を受けた子守康範ですと名乗って電話をかけるのは、なんとも気持ちの悪いものです。しかし、その日は担当とも繋がらず、自分がどのように処理されていくのかはわかりませんでした。その後も何度か電話をしましたが要領を得ません。すぐに「不起訴ですよ」と言われるだろうと思っていたので、不安になったのを覚えています。
最終的に神戸地検に呼ばれたのは2025年6月15日のことでした。
神戸地裁の東隣にある神戸地方検察庁に入ったのは、その日が初めてでした。警察の事情聴取と比べて緊張していたと思います。会社を出る時に、「まさか逮捕はされないと思うが」と冗談にもならないことを言っていましたから。
約束の時間に待合に入ると、しばらくして男性の係官が呼びにきました。廊下の一番奥の部屋に入ると、その係官が書記をすることが分かりました。縦長の部屋の奥、窓に向かって担当検事(男性)が座っていました。特段、高圧的でもなく、優しい感じでもありませんでしたが、人生初の検察による事情聴取ですので、警察でのことを思い出し、時間はかかるだろうと考えました。
検事は、黙秘権があることや、警察で話したことと違っても構わないが、ここで話したことは証拠となることなど、どの取り調べでもするであろう説明を淡々としました。
そして、「北海道の歩き方」から名誉毀損で訴えられている、1月18日の発言を確認してきました。文字起こしも持っているようで、細かい文言を覚えてはいないものの、そのようなことを話したと認めました。嘘はもちろん、隠し立てすることなど何もないので、正直に覚えていることを尋問に答えていました。まさか、その後起訴されることになるとは思っていませんでしたから。発言は斜め後ろにいた書記官がパソコンに打ち込んでいるようでした。
今回の事件では、「北海道の歩き方」の投稿がいかに酷いものであったかがポイントだと思っていたので、その後竹内英明元県議が自死されたことも含めて、なぜ私がそのような配信をしたのかを語ったのですが、どうも検事の心には響いていないようでした。
調書が作られる段階になって、その日の私の発言が読み上げられていきました。聴取の順番と同じく、名誉毀損として訴えられている文言から。その言葉については否定しませんが、調書がそこから始まることには強い違和感を覚えました。 一通り読み上げられた後、なぜそのような配信をしたのかという私が最も伝えたい部分が続き、調書の読み上げが終わりました。
何か気になるところがあるか問われたので、私は段落ごと順番を変えてくれと言いました。「北海道の歩き方」の酷い投稿があって、それに対して私の意見を言ったわけなので、順番が逆なのはおかしいと。しかし、検事は「どちらでも同じことですよ」と言って、書記官に命じて渋々といった感じで調書の前段と後段を入れ替えました。私にとっては大事なところだったので、順番の入れ替えを納得して調書にサインをしました。
検事はその後の手続的な流れを説明します。今回の事件は名誉毀損にまでは当たらないが、侮辱罪に当たると言い出しました。プロレスラー木村花さんの問題があり、侮辱罪が厳しくなったことは、ラジオ番組でも取り上げていたので知っていました。その侮辱罪だというのです。
その時点で私が気にしていたのは、「前科」が付くかどうかという点でした。警察の聴取では不起訴になるものだと信じていましたが、検察に呼ばれた段階で万一のことを考え、私は刑罰について調べていました。名誉毀損は「3年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」で、まさか拘禁刑で刑務所に入ることはないにしても、罰金はあるのかなと。さらに罰金とは違う「過料」という処分があり、それなら行政罰で前科は付かないということも知りました。「かりょう」には「過料」と「科料」があり、同じ読み方でも意味が違うことを恥ずかしながら知りませんでした。
検事は私に対し、この事件は侮辱罪で神戸簡易裁判所に送られ、「かりょう」9000円の処分となるだろうと告げました。この時点で、私は「かりょう」を「過料」だと捉えていたので、前科が付かないと思い込み、ホッとしたのです。
さらに検事は、略式命令だと世間に公表されることはないので、知られないまま手続きは終わること、納付の方法などを説明しました。前科が付かないことと、世間に知られずに済むということは、私の希望するところで、9000円という金額も処分としては軽いものだとの印象を持ちました。検事はさらに2週間以内なら申立てを行うことができ、正式に起訴されて裁判を受けることもできると告げました。そういう意味において、検察の事情聴取は手続きに則って行われ、2時間ほどで終了したと思います。
「不起訴です」と告げられるものだと思っていた私は、その段階で決して晴々した気持ちではありませんでした。検事が私の発言の背景に無関心で、結局不起訴にはならなかったわけですから。しかし、検察による事情聴取という人生初めての体験の中で、「かりょう」の意味取り違えをしていたこともあって、9000円を収めれば、誰にも知られることなくこの事件が終わるのだという結論を一旦は受け入れようとしてしまったことは、自分自身としては致し方なかったのかと思います。そのための2週間の猶予でもあるからです。
検察での事情聴取を終え、重い足取りで神戸駅に向かいました。処分が出たわけですから、警察での聴取とは意味が違います。また、その時点で告訴人である「北海道の歩き方」に処分が通知されることも知りませんでした。
略式命令が出たことを世間は知らずに済むと言われましたが、「北海道の歩き方」に告訴され、警察の事情聴取を受けていることは親しい人には伝えていましたので、何人かの方に報告を兼ねて相談しました。すると、誰もが「それはおかしい」と言いました。「北海道の歩き方」の酷い投稿を知っていて、私の配信での発言はそれを受けたものであり、こちらが罪に問われるのは変だと言われました。
処分通知書が公開される
6月20日、兵庫県警前からYouTube配信した私は、Xで思いもかけない投稿を目にします。反社会的カルト集団NHKから国民を守る党の立花孝志党首を支持し、N国党から出馬したこともある福永活也弁護士が「書類送検どころか、子守康範氏が起訴されたという情報が入ってきましたが、本当ですか!?」と書き込んでいたのです。略式命令を受け入れたら公表はされないと聞いていた事件が、しかも正式に起訴されたわけでもないのに、なぜこんなポストが広まっているのかと衝撃を受けました。その時点で私は「略式命令」はあくまで「略式起訴」であって、正式な「起訴」ではないと誤解していたこともあります。ニュースを扱ってはきましたが、その程度の知識であったことはお恥ずかしいことです。
福永弁護士の投稿に対し、私は「デマ拡散の魚拓いただきました。裁判所で会いましょう!」とリプライしました。これが後に福永弁護士から民事訴訟を受けることになりますが、私としては「起訴」ではないと思っていたことと、公表されていない書類送検が表に出ていることからこのように投稿しました。
この時、私はまだ気づいていなかったのですが、福永弁護士の投稿の前に、「北海道の歩き方」のXアカウントで、処分通知書をXに公開されていることが、その後、分かりました。処理罪名を侮辱、被疑者名と検察庁の事件番号を「黒塗り」にした告訴人「大森貴逸」宛ての処分通知書でした。担当検察官は、神戸区検察庁 検察官事務取扱検事 高橋勇次と記名捺印のあるものです。私には、まだ略式命令が届いていないのに、告訴人の「北海道の歩き方」には処分通知書が届き、それを、X投稿に貼り付けて公開したようでした。
「北海道の歩き方」は、Xアカウントの冒頭にこの処分通知書を貼り付けて掲載し、以下のように書き込んでいました。
【(祝)起訴されました(祝)】当アカウントを誹謗中傷した反斎藤派の「名前を言ってはいけないあの人」は神戸地検に【起訴】されました。
竹内嫌疑への誹謗中傷はやめるよう呼びかける一方で、斎藤知事や斎藤知事擁護派の人を誹謗中傷するダブスタはやめましょう。マスゴミもやぞ(原文ママ)
被疑者名は黒塗りしてあるものの、読む人が読めば、私であることは分かる投稿でした。ネットはまさに大炎上となりました。
私にとっては、告訴人に届いた処分通知書がXで公開されたことで、私の「起訴」が、世の中に明らかにされてしまったのです。私は、その処分通知書に告訴人として書かれていた「大森貴逸」というのが、私を「北海道の歩き方」に対する名誉毀損で告訴したアカウント主だと思いました。
ところが、その後、実は、処分通知書の告訴人の欄の「大森貴逸」という氏名は、改ざんして仮名を書いたもので、本当の「北海道の歩き方」のアカウント主とは違うことがわかりました。それは、Xのスペースという音声サービスで、「北海道の歩き方」のアカウント主と福永弁護士が話していたのを聞いて、その録音を私に送ってくれた人がいて、その会話の中で、その「大森貴逸」というのが仮名で、処分通知書の告訴人の欄が改ざんされたものだとわかったのです。
Xスペースでの「北海道の歩き方」と福永活也弁護士
私の起訴がネット上で公表され、福永弁護士とのデマバトルが繰り広げられていた6月20日夜、Xのスペースという音声サービスで、「北海道の歩き方」が騒動について楽しそうに話をしていました。その「北海道の歩き方」のアカウント主は、先述した自らの投稿への批判を告訴し、私が侮辱罪で起訴されたことを嬉しそうに話していました。
そこに登場したのが、福永活也弁護士です。そこで、福永弁護士は大森貴逸に対し、「大森さんの名前書かれていますよね、処分通知書に。だから『北海道の歩き方』さんが大森さんであることは、まあ見て分かるわけじゃないですか」と語りかけました。すると大森貴逸は、「そこはボク、あの『大森』じゃないっす。これは釣りで入れました」と、公開した処分通知書を改竄していたことを自ら認めたのです。さすがの福永弁護士も、それは有印公文書偽造に当たるかもと注意をしていましたが、私の起訴で沸き立つ参加者の中で、その問題は大きく取り上げられることはありませんでした。
6月20日Xスペース 文字起こし
(福永)それは、子守さんがえっと、子守さんがそのデマってことは、これを拡散した人に対して、まぁ有印公文書偽造罪をしたと言っているに等しいです。例えばこれって、大森さんの名前書かれていますよね、処分通知書に。だから「北海道の歩き方」さんが大森さんであることは、まあ見て分かるわけじゃないですか。
(北海道)あ、ただそこはボク、あの大森じゃないっす。これは釣りで入れました。
(みかん)そうなんですか?
(福永)ああ、なるほどなるほど。じゃあ、そこは分かんないんだな。
(不明)そこだけ偽造だけど、出来事としてはそれはまあ
(北海道)ただ、改めてそこの名前、ボクの名前だけ消してある、子守さんの名前がオープンにされたやつを出すことは、全然できると思います。
(福永)うん、なるほどなるほど。これ、だから、なるほどね。えー、そうか。えっと、まあ何をもってデマと言うかなんですけど、この処分通知書の何とか殿というところが変わっているという意味では、まあこれ書類の内容をまあ捏造してるとは一応言えるわけじゃないですか。
(不明)うん、うん、うん。
(福永)そうなってくると、まあAさんから告訴されたのとBさんから告訴されたのは、一応別の事実関係となるので、そういう意味で、そういう意味でのデマとは言えなくはないのと、これ高橋さんという検察官事務取り扱い検事のハンコがあるんですけど、これは本当のハンコなんですかね?
(北海道)これは本当ですね。あの、左上以外は全部いじってないです。
(福永)これね、一応ちょっとだけ危険なのは、これ処分通知書って公文書なんですね。で、有印公文書を勝手に中身を変えちゃいけないので、有印公文書変造にあたっちゃう可能性はあります。
(不明)うーん。
(福永)あの消しただけとか、これ名前を変えてるんですと明記してるといいんですけれども、そうじゃないと、この黒塗りしたところ以外は、本当の公文書だというふうに世の中の人は考えてしまうので、そうすると公文書の本当の意味とかを勝手にこう、高橋さんっていうね、この書類を作った検事さんじゃない人が勝手に書き換えたとなってしまうと、公文書変造罪に一応、形式的には当たる可能性があるので、そこはちょっと一応、気をつけたほうがいいかもしれないです。
(北海道)分かりました。じゃあそこは、リプライ欄か何かでちょっと補完をしておこうかなと思います。
(福永)でもまあ、本質的にはまったく違いがないので、まあ匿名を使ったということにすれば、問題ないとは思うんですけど。ま、だからそういう意味で、デマと彼が言っているのであれば、それは彼のデマという言い方も、一応広い意味で当たっているということじゃないですか。ただその起訴されたこと自体がデマだという趣旨で言っているのであれば、逆にま、この処分通知書をもとにこの指摘しているボクとか、他の方に対する名誉権侵害に当たる可能性はありますよね。だって自分は起訴されたことを認識しうる状態であるにも関わらず、それを問い詰めた人に対してデマ扱いしているので。
(不明)あ、ありがとうございます。
犯罪者扱い
SNS上では、私の起訴を知ったN国支持者や斎藤知事支持者たちが「犯罪者」だとして猛攻撃を仕掛けてきました。立花孝志は自身のYouTubeで「おい犯罪者、子守康範」と叫び、推定無罪を知っているはずの福永弁護士も「子守康範氏が侮辱罪で起訴され、犯罪者となります」とのタイトルでYouTubeに動画投稿しました。
タイトルについては後日、「子守康範氏が侮辱罪で起訴され、被告人となります」と変えていることが分かっています。この動画は現在、非公開になっています。 信じられないことですが、福永弁護士は、福永弁護士から民事訴訟を起こされ、私からも反訴している裁判で提出した動画のタイトルを、当初の「犯罪者」から「被告人」に変えているのです。このことはこの裁判に大きな影響を与えるものと思います。
正式起訴へ
今回の事件では、選挙ウォッチャーちだいさんとのご縁から、石森雄一郎弁護士をご紹介いただき、相談したところ、事件を引き受けてくださることになりました。そのことが、私にとって大きな励みになることになります。石森弁護士は、NHKから国民を守る党の立花孝志党首や、福永活也弁護士とも、法廷で闘ってきているからです。
石森弁護士と相談し、期限内の7月1日、自ら神戸簡易裁判所に正式起訴を申し入れる書面を提出。その日の夕方、神戸市内で記者会見を開いて、こうした訴えが認められると言論の自由を脅かすとして、被告人としてマスコミにはこの事件を報じてほしいと訴えました。
翌日、読売新聞が子守康範被告として略式命令と正式裁判申し立てを報じてくれ、ラジオ関西や神戸新聞も相前後して記事化しています。
その後、この事件は、神戸簡易裁判所から神戸地方裁判所に移され、郷原信郎弁護士が主任弁護士として加わってくださり、初公判までの長い時間をかけて事前の打ち合わせが、検察 裁判所 弁護人との間で繰り返されました。
初公判
3月24日、神戸地方裁判所202号法廷で開かれた初公判。正面の高い位置に裁判官。その前に書記官。向かって右側に検察官が1人。対する被告人側は代理人弁護士が4人と被告人の私。傍聴席には、これまでてんコモリスタジオのイベントにも参加してくださっているリスナーの方も心配気に来てくださっていました。およそ40の傍聴席は満席となり、開廷ギリギリにやってきた新聞記者たちは入ることができず、扉の覗き穴から法廷内の様子を伺っていました。
検察側の冒頭陳述はあっけないほどあっさりしたもので、次回公判の日程を決め、3人の裁判官による合議体となることが告げられて終わりました。
閉廷後、廷内取材ができなかった新聞記者たちに集まってもらい、記者会見を開きました。
第二回公判
5月25日の第2回公判は、およそ90人が傍聴できる神戸地裁最大の101号法廷で行われました。前回担当した裁判官が右陪席。中央に女性裁判長。左陪席は若い裁判官でした。検察官も今回は2人。風呂敷に資料を包んで入廷しました。傍聴席が7割方埋まっている中、左側の柵を開けて被告人席に着きました。
この日は告訴人である「北海道の歩き方」への検察側の証人尋問が行われました。先述の通り、個人情報が秘匿されているので、私や傍聴人からは顔が見えないよう、何枚ものパーテーションで動線から証言席は遮蔽され、その姿を見ることはできません。検察官からは、「北海道の歩き方」というアカウントが、告訴人であることを証明する、本人同定性についての質問がほとんどでしたが、自分が大切に育ててきたSNSアカウントを中傷されたと、時に涙声で訴え、厳罰に処してほしいと述べました。
私は必死でメモを取りながら証言を聞くだけで、自分の意見は何も言えないまま閉廷となりました。この日も公判終了後に記者会見を行なっています。
「有印公文書偽造・同行使」の重大犯罪で晒された検察官「高橋勇次」の名前
告訴人尋問では取り上げられなかったのですが、先述した通り、私を告訴した「北海道の歩き方」のアカウント主は、私の起訴を通知する「処分通知書」を改ざんしてXで公開するという公文書偽造の重大犯罪を行っていました。それは、私について、「起訴された、犯罪者」と騒いでいた福永弁護士のXスペースの発言でわかったのです。
有印公文書偽造・同行使は、1年以上10年以下の拘禁刑の重大犯罪です。科料9000円で略式命令が出た私の侮辱事件とは比較にならない重罪です。
私が、科料の略式命令という「刑罰」を受けるべきだとされたことも、全く納得できないことですが、「北海道の歩き方」のアカウント主が犯した「公文書偽造」という罪は、検察庁の公文書、それも、高橋勇二という検察官の名義で押印してある文書を改ざんしてインターネット上で公開するという重大な犯罪です。
北海道の歩き方のアカウント主は、検察官の実名が書かれた処分通知書という公文書を改ざんして、自分の名前を隠して私が起訴されたことを世の中に知らせようとしたのです。私がYouTubeで、北海道の歩き方のX投稿を批判したことなどより、はるかに重大な犯罪だと考え、有印公文書偽造・同行使罪で神戸地検に告発状を提出、受理されました。
神戸地検で取調べを受けた際に、私の事件を担当し、侮辱罪で起訴した「高橋勇次」という名前が、「北海道の歩き方」のXアカウントで公開され、ネットの世界にさらされたことがわかって、高橋勇次検事も驚いているだろうと思いっていました。
神戸地検は、私を「科料9000円」で起訴した侮辱の事実と較べたら、はるかに重い犯罪になる「有印公文書偽造・同行使」の犯罪について、「北海道の歩き方」を厳重に処罰するだろうと思っていました。高橋勇次検事も、自分の名前をネットで晒されたことで、「北海道の歩き方」のアカウント主の告訴に基づいて侮辱罪で起訴してしまったことを後悔するだろうと思っていました。
ところが、私が、告発した「北海道の歩き方」のアカウント主の公文書偽造の事件は、今年3月、侮辱事件の裁判が始まる前に、起訴猶予で不起訴になったという通知を受けました。
起訴猶予ということですから、検察官としては「有印公文書偽造・同行使」という犯罪を認定したということですが、その「起訴」をどうして「猶予」しなければならないのか、全く理解できませんでした。
さらに驚いたことに、その不起訴処分の前に、高橋勇次検事が、「北海道の歩き方」のアカウント主の補充調書が作成されていて、そこで、「裁判で証人に出て子守康範や傍聴人に顔を見られると誹謗中傷されるおそれがあるので、遮蔽措置を希望する」というような内容が調書になっていることでした。
この高橋検事は、「北海道の歩き方」のアカウント主に処分通知書を改ざんしてネットで公開されて、自分の名前を晒されたのに、そのことを何とも思っておらず、いまだに単なる侮辱事件の被害者のように扱っているようです。
証人として出廷する以上、傍聴人の前で、堂々と真実を証言するのが当然ですが、「北海道の歩き方」のアカウント主は、自分の実名が記載された公文書の改ざんという重大犯罪を行って、自分の名前を隠し、傍聴席と遮蔽して自分の顔を隠したいなどという身勝手な要求をしているのですが、高橋勇次という検事は、そういう身勝手な要求に手を貸しているのです。
この高橋勇次という検事の感覚は、どう考えてもおかしいと思いました。
公文書を偽造するという重大な犯罪を認めたにも関わらず「起訴猶予」で不起訴処分になったことは全く納得できないので、検察審査会に申し立てを行います。今、私の弁護人の方で申立書を作成中です。
以上
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