ソフトバンクが阪神・大竹耕太郎に翻弄される中、柳田悠岐が8試合ぶりホームラン…一発攻勢の流れを呼び込む
ソフトバンク6―2阪神(10日)――ソフトバンクが4連勝で6カード連続の勝ち越し。四回に柳田のソロと敵失で同点とし、五回に近藤のソロで勝ち越した。阪神は投打ともに精彩を欠き、首位陥落。 【写真】4回1死、柳田がソロ本塁打を放つ
ソフトバンク・長谷川打撃兼スキルコーチは、2022年までチームに在籍した阪神・大竹について、「打者の嫌がることをたくさんやってくる」と警戒していた。その予想が当たったかのように、打線は三回まで無得点。反撃の糸口を探す中、柳田が8試合ぶりに本塁打を放ち、前日に続いて一発攻勢の流れを呼び込んだ。
2点を追う四回一死で打席に入り、甘いボールを一振りで仕留めた。「少し詰まったけど、振り切れた」という打球は、時速170キロで右翼席へ飛び込んだ。「大竹に翻弄(ほんろう)されていた中であの1点(が大きかった)」と小久保監督。チームは勢いづき、この回さらに1点を奪って同点に。柳田は元同僚からのソロを「いいきっかけになってよかった」と喜んだ。
37歳の左打者が5月の広島戦で左中間にアーチをかけた際、指揮官は「打球が若いですね」とそのパワーに目を丸くしていた。力強い打球を飛ばす秘訣(ひけつ)を本人は「しっかりトレーニングして、規則正しい生活」と独特の表現で説明する。今季ここまで長打率は4割超えと、長打力はなお健在だ。
長年にわたって首痛を抱えており、今季の死球は三つと、けがとは常に隣り合わせ。それでも「出たら頑張る。それだけ」と語る頼もしいベテランが、まだまだチームを引っ張っていく。(上本虎之介)