宮城県大会メンバー外から「本来の形」で意地の一発 仙台育英の高岡
第73回春季東北地区高校野球大会は12日、青森県弘前市のはるか夢球場で準決勝があり、決勝は仙台育英(宮城1位)―聖光学院(福島1位)の顔合わせとなった。 【写真】青森山田―仙台育英 仙台育英二回1死、逆転2点本塁打を放ち、ハイタッチで迎えられる高岡=2026年6月12日午前10時31分、はるか夢球場、隈部安弘撮影 決勝進出は仙台育英が2年連続、聖光学院は4年ぶり。それぞれ前回決勝に勝ち上がった際は優勝している。 仙台育英は二回、2点本塁打で逆転。中盤も長打を絡めて加点し、青森山田(青森1位)を振り切った。聖光学院はエース紺野耀大(ようた)投手(3年)が東北(宮城2位)を4安打に抑えて完封した。 決勝は13日、はるか夢球場で行われる。(隈部康弘) ◇ (12日、第73回春季東北地区高校野球大会準決勝 仙台育英7―6青森山田) 1点を追いかける二回裏1死三塁、仙台育英の高岡龍一(りょういち)選手(2年)は「まずはランナーをかえそう」。追加点が欲しい場面で、外野まで打球を運ぶことを意識していた。 インコースを2球見逃した後、低めの直球を鋭く振り抜くと右中間2点本塁打に。二塁を蹴った後に大きく腕をつきあげ喜んだ。「途中まで柵を越えるか分からなかった。うれしい」と笑顔を見せた。 昨秋の大会では4番を任されていたが、自分の打撃フォームを見失い、調子を落として春季宮城県大会はメンバー外に。そこから、全体の朝練より前から練習し「本来の形」を取り戻してつかんだ東北大会のメンバーだった。 チームは2年連続の決勝進出を果たし、「強い相手と試合ができるいい機会。成長できる試合にしたい」。めざすのは夏の甲子園。(三村悠)
朝日新聞社