阪神D1位・立石正広、待ちに待ったソフトバンク戦 タイガースの「一員として頑張ります」
(日本生命セ・パ交流戦、阪神-楽天=雨天中止、8日、甲子園)阪神のドラフト1位・立石正広内野手(22)=創価大=は、甲子園の室内練習場で打撃練習などを行った。映像で見つめた日本シリーズから約7カ月。9日からのソフトバンク3連戦(みずほペイペイ)ではタイガースの一員としてタカ狩りの先頭に立つ。 【写真】阪神D1・立石正広の母で、バルセロナ五輪バレーボール女子日本代表の苗村郁代さん 涙をのんだ昨秋の記憶が蘇る。初戦勝利後に4連敗で散った日本シリーズから約7カ月。藤川阪神は新たな戦力を加え、さらに強力なチームへと進化した。あの頃との大きな違いは黄金ルーキーの存在。当時、テレビ越しに試合を見つめた立石が、今度は敵地のグラウンドで大暴れする。 「(タイガースの)一員として頑張ります」 短い言葉に覚悟を込めた。昨年10月23日のドラフト会議で阪神と運命の糸がつながった。その2日後にソフトバンクとの日本シリーズに臨む藤川監督からは「タイガースに入ったつもりで、(日本シリーズを)見てもらいたい。一緒に頑張りましょう」というメッセージを受け取った。心にタテジマを宿して見守ったが、日本一には届かなかった。チームが悔しさを晴らす舞台に、今度は正真正銘、タイガースの一員として立つ。 ここまで15試合で打率・222、1本塁打、7打点。6日の楽天戦(甲子園)では2試合連続適時打を放ち、1―0で勝利に導いた。ここまで打点をあげれば5戦全勝。「前の打者が勢いづけたときに自分も打てている。前の人がチャンスを作ってくれているから」と謙遜するが、そのバットがチームに与える影響は大きい。立石が打てば勝つ―。「そうなれば一番うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。 2試合連続で雨天中止となり、1軍に昇格後に4試合が中止に。雨男説もささやかれるが「言われたことないです。大竹さんにはかなわないです(笑)」と頭をかいた。チームは練習後に福岡入りし、6連戦に備えた。 「ノックをしっかりできて、バッティングも時間をかけたので、いい時間だったと思います」 日々の経験と鍛錬を糧に成長を続けるルーキー。10勝2敗で交流戦首位を走るタカ相手にもひるまず、勝負強さを発揮する。(萩原翔)