阪神・村上頌樹 登板12試合中11試合でクオリティースタート 初回2被弾も「すぐに切り替えて」
◇交流戦 阪神1―2オリックス(2026年6月12日 京セラドーム) 粘り強く腕を振り続けたが、白星には届かなかった。阪神の先発・村上は7回5安打2失点と粘投。初回にプロ初の2者連続被弾を許したものの、以降は立て直してスコアボードに「0」を刻んだ。 【写真あり】阪神・村上頌樹、1096日ぶりに交流戦で勝った 「最後はザキ(岩崎)さんに助けられた。感謝したい」 「しっかり投げきれたと思いますし、やっぱりあの2本が決勝点になっちゃったんで。でも、すぐに切り替えて何とか粘ってればと思いながら投げていました」 悔やまれるのは初回だけだった。1死から西川に初球の直球を捉えられ、右翼席上段へのソロを被弾。だが、これだけでは終わらない。続く紅林にも左翼席上段への一発を浴び、マウンド上で唇をかんだ。 今季3度目の1試合2被弾を浴びた。今季7被弾は才木と並びチームワースト。それでも、回を重ねるごとに本来の姿を取り戻せるのが右腕の強さ。先発としての役割は十分に果たし、7回を投げきった。打線の援護なく、早くも昨年に並ぶ4敗目を喫したが「また、反省しながら投げていければいいなと思います」と前を向いた。 今季は登板12試合のうち11試合でクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)に成功している。昨季もQS数は22度(26先発)でリーグトップ。2年連続の「QS王」の“タイトル獲得”へ向け、「やっぱりイニングを投げれば先発の役割を果たせる」。その思いを胸に、着実にイニングを積み上げてきた。 111球の力投も実らず、チームの連敗を止めることはできなかった。今季2度目の中5日で迎えた先発のマウンド。藤川監督は「しっかりとクリアしてくれましたので、年間を見据えたところでは、エースらしくしっかりやってくれているなというふうには思います」とうなずいた。 反省を糧に次回登板へ――、エース右腕は黒星を喫しても歩みを止めない。 (山手 あかり) ○…村上(神)のイニング2被弾は21年8月28日広島戦3回の鈴木誠と菊池涼、25年6月27日ヤクルト戦7回の並木とオスナに続く3度目。2者連続の被弾は初めて。 ○…チームは9日のソフトバンク戦から4試合で6→3→1→2の12被本塁打。今季の4試合連続被弾は4月3日広島戦~7日ヤクルト戦の5本(1→2→1→1)、4月18日中日戦~22日DeNA戦の4本(1→1→1→1)に続く3度目。