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「いちばんの権力者が、いちばん卑怯だった」高市陣営の“中傷動画”疑惑…ひねりも工夫もない“無味乾燥な煽り”が映し出したもの

ひねりも工夫もない“無味乾燥”なフレーズの意味

 そして何より象徴的なのは、今回問題視されたアカウントから発信されていた言葉の貧しさです。「カンペで炎上」「無能で炎上」といった、ひねりも工夫もない短いフレーズ。そこには思想も論理も創造性もありません。ただ相手を貶めるためだけの言葉が、気持ちのこもっていない念仏のように並んでいます。人間が書いたのか、AIが生成したのかすら判別が難しいほど乾いたテキストです。  しかし、それは単なる表現の問題ではありません。  政治への信頼を失い、議論よりも嘲笑を選び、思考よりも反射的な怒りを共有する社会。その精神的な荒廃が、あの無味乾燥な文章群には映し出されていたように思えるのです。 文/石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。X: @TakayukiIshigu4
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