自律神経を整えるカギは「腸」 研究の第一人者が教える腸内環境改善の秘訣は「朝のコップ1杯の水」
腸の健康を保つには発酵食品と食物繊維
腸内環境をよくしていくなら、発酵食品と食物繊維が重要だ。発酵食品は乳酸菌を多く含んでおり、腸内に入った乳酸菌は善玉菌のエサとなったり、悪玉菌の繁殖を抑えてくれたりする。食物繊維は腸の動きを助け、排便をスムーズにするといった、腸内環境を整えるための重要な役割を担っている。 食物繊維には、水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と、水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があるが、水溶性食物繊維は便の水分を増やして排出しやすくし、不溶性食物繊維は便のかさを増やして腸の動きを活発にするという働きがある。 「基本的には、両方をバランスよくとるのがいいでしょう。ただし、便秘がちの人が不溶性を食べすぎると、ガスが出すぎたり、お腹が張ったりする場合もあります。その場合は、まず水溶性からとるようにしてみてください」 おすすめは小林さん考案の「長生きみそ汁」 腸内環境を整えるための食事として、小林さんがすすめているのが「みそ汁」だ。なかでも、小林さんが考案した「長生きみそ汁」は、一般家庭のみそ汁とは違う材料を使っており、腸内環境を整える効果が高く、普段から取り入れる食べ物としておすすめだ。 《「長生きみそ玉」の材料/10個分》赤みそ(抗酸化力を高めるメラノイジンが豊富)…80g白みそ(ストレスを抑えるGABAが豊富)…80gおろし玉ねぎ(解毒効果の高いアリシン、ケルセチンが豊富)…150gりんご酢(塩分排出効果の高いカリウムを含む)…大さじ1 「これらをすべて混ぜ合わせてベースとなる『みそ玉』を作り、1日1杯、みそ汁をとります。なお、みそは冷凍して保存もできますし、だしなどで味の好みも調節できます」 野菜やたんぱく質でバランスもとれる みそ汁の具を工夫するのもおすすめだ。例えば、オクラや里いも、なめこ、にんじん、ごぼう、さつまいもといった食材は腸活にいいため、腸内環境がさらに改善する。また、肉や魚などの動物性たんぱく質を加えれば、みそ汁1杯でバランス良く栄養をとることができる。 「自律神経と腸を整える『最強のみそ汁』を、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてください」