トランプの発言に「国民軽視」だと批判殺到。全米各地に屋外看板が作られる

物議を醸したトランプ大統領の「インフレが大好き」発言が、批判キャンペーンで取り上げられ、反対派を勢いづかせている。

アメリカのトランプ大統領は6月10日、5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比4.2%上昇し、インフレ率が過去3年でもっとも高くなったことについて問われ「私はインフレが大好きだ」と答えた

多くの人が生活費高騰に苦しむ中でインフレを肯定する大統領の発言は、反対派を勢いづかせる状況を招いている。

トランプ政権を批判する団体「ホーム・オブ・ザ・ブレイブ」は11日、広告キャンペーンの一環として「私はインフレが大好き」発言を屋外看板にして、16州に設置したと発表した。

ホーム・オブ・ザ・ブレイブの理事には、複数の共和党員もいる。

同団体は、屋外看板設置の目的について「トランプ政権の関税やイラン戦争、(低所得者向け医療保険制度メディケイドを削減した)大きく美しい法案など、様々な政策が、どのように物価高騰に直接的に関与してきたかをアメリカ国民に知らせること」と声明で説明している。

イラン戦争によって高騰したガソリン価格は食料品価格の上昇を招き、同時にトランプ氏の支持率を低下させている。

大統領はこれまで、生活費高騰の問題を「でっち上げ」と切り捨ててきた。

しかしトランプ氏を支持してきた共和党内では、インフレが続けば11月の中間選挙で上院か下院、もしくは両方で多数派を失う原因になるのではないかという懸念が高まっている。

実際、多くの民主党議員が、トランプ氏のインフレ肯定発言は有権者を侮辱するものだと指摘し、大統領の批判材料にしている。

上院の民主党トップであるチャック・シューマー院内総務は「トランプはカメラの前、すべてのアメリカ国民が聞いている中で『インフレが大好きだ』と本当に言ったのだ。彼の国民軽視はとどまるところを知らない」とXに投稿している。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。