社会福祉法人「静山会」(佐野市)が経営難のために施設を閉鎖し、入所者の受け入れ先を探している問題で、福田富一知事は1日、特別監査の実施とともに、入所者移転の支援に乗り出したことを明らかにした。
県によると、同日時点で佐野市奈良渕町の特別養護老人ホーム「唐沢静山荘」と「唐沢の里」には計44人の入所者がおり、受け入れ先が決まっていない。この日は約3分の1の介護職員しか勤務しておらず、入所者の世話をする人員が足りない状況という。県は緊急事態として、佐野市などと協力して受け入れ先を探している。
同法人が運営していた他の2施設では、特別養護老人ホーム「横倉の里」(小山市横倉)は全ての入所者が転所し、閉鎖。軽費老人ホームA型「唐沢グリーン・ビラ」(佐野市奈良渕町)では、2人の受け入れ先が決まっていないという。
福田知事は「一日も早く安心して入所者の方が生活できる場所を確保できるようにしたい」と述べた。