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冷泉は「れいせん」?「れいぜん」?
福岡市博多区の町名「冷泉」の読み方は清音の「れいせん」か、濁音の「れいぜん」か-。呼称が混在する謎に、福岡アジア都市研究所(同区)の山田美里研究主査が迫った。歴史をひもとくと、元々は濁音が市民に根付いていたが、行政が使い始めた清音が広まり、現在に至ったようだ。
道路標識は「冷泉(せん)町」と記載され、日本郵便の郵便番号検索サイトでも読みは「れいせん」。地域の憩いの場も「冷泉(せん)公園」なのだから清音が正式だと思ったら、周囲をよく見ると公園近くの通りは「冷泉(ぜん)通り」「冷泉(ぜん)公園通り」と濁音が並ぶ。
山田さんは、5年前に制作した町歩き地図で冷泉町を清音で表記し、地元住民に「『れいぜん』が正しい。役所の間違いだ」と教えられた。この経験が、曖昧だった呼称を深掘りするきっかけになった。
地元の古刹(こさつ)、龍宮寺は博多津の異称「冷泉津」にちなみ「冷泉(ぜん)山」と号す。1921年に開校し、98年に現在の博多小に統合されたのは「冷泉(ぜん)小」。かつて教育委員会が管轄した地域拠点も「冷泉(ぜん)公民館」。昔から住民は濁音で呼んでいたが、「多くの人が『地元のなまり』と理解してきた」と山田さんは指摘する。
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冷泉町はちょうど...
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