パソコンが壊れたので、「AIと自作」してみた。
こんにちは。鮫です。
当時の状況
2025年の初めごろ。 ガッツリゲームに使い倒してきたノートPCの挙動に、無視できない異変が起き始めました。
画面が定期的にブラックアウトし、画面の切り替えを連続するような挙動です。サブディスプレイを繋いで1画面運用しても同様の不具合が発生していました。(本題からは逸れますが、基盤が破損していました。)
直近で国を跨ぐ引っ越しを予定していたため、どうにかそれまでは・・・と騙し騙し使っていました。
帰国後
日本に戻り生活も落ち着いてきた2025年末、PC部品が軒並み値上がりします。特にメモリはまさに『暴騰』といった様子で、「ここを逃すとしばらく買えない!」という空気が漂っていました。
この時期には既にAIが完全に生活に食い込んでいましたから、当然のように次のPCについてAIに相談することになったわけです。
相談初期~自作に至るまで
当初は自作するつもりではなく、BTOでちょうどいいスペックのものを探していました。
Geminiに自分のやりたいことを伝えて、各メーカーの比較をさせる流れを繰り返していましたが、なかなかどうして気に入るものが見つかりません。
世の皆様も当然同じように考え、動き出していたころですから在庫もまばらで、値の張るハイスペックモデルしか残っていないメーカーもちらほら。
私の用途では50万円もするようなPCは不要で、せいぜい25万円程度、なんなら15万円ほどでも必要十分という状態でした。
幸い、自作用パーツに関してはまだ普通に流通していましたから、ここからは自作で理想のスペックを最高のコスパで!という流れになっていきました。
自作PCの部品選定
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
私は素人ですから、自作するか!と意気込んでみたもののどこから手を付けるかさっぱりの状態でした。
そこで私は、用途をもっと細かく教え込んで、AIに最高のPCを作ってもらおう!と考えたわけです。
ここからはひたすらGeminiとやり取りを重ねることになります。
以下は私とGemini(G)の会話です。原文ママではなく、読みやすいように私がリライトした内容です。余計な部分はバッサリと省いています。
私「予算15万円でコスパ最強ゲーミングPCを組むからパーツを選んで。このPCはValorantのような軽めの対戦ゲームから、モンハンのような重たいAAAタイトルまで幅広く快適に遊べる性能を目指します。また、そのうち生成AIをローカルで動かしたくなることがあるかも。」
G「15万円の予算ですね。ではこんな構成はいかがでしょう?
・CPU:Ryzen 5 8400F
内蔵グラフィックスを廃した、コスパ特化の6コアCPUです。この用途であればこれで十分回せます。
・マザーボード:A620Mエントリーモデル。
安価で他に比べて性能は劣りますが、必要十分です。
・メモリ:16GB (8GB×2)
鮫さんの用途なら、16GBでも十分快適に使えます。
・GPU:RTX 4060
定番のエントリークラスで、VRAM 8GBを搭載しています。
」
私「この構成で価格調査して。」
G「価格は以下のように~」
と、この辺りで既に問題発生。まずはスペックですが、ちょっと物足りない性能になっています。言いたいことはわかるけど、AAAタイトルまで快適に動かしたいって言ってるじゃん!
そしてこの価格調査ですが、ここでもAIならではの問題が。
当時はGemini2.5Proに相談していましたが、こいつが何度言っても部品価格高騰を理解できなかったんです。短期間で暴騰したから、参照する価格と大幅に乖離してしまっていました。
これがどういうことかと言いますと、「最新価格ベースでの組み合わせ」がそもそもできないということです。
予算はいくら、だとか、いくら以内で組めるようにして、というような命令が軒並み通らないことがわかりました。
路線変更
であれば、ということで次にとった方法が「部品性能を調査させて、ちょうどいいものを考えさせる」ことでした。ベンチマークや公式サイトなど、とにかく思いつく限りのデータを見せて、私におすすめを紹介させる方法ですね。
まずは心臓部となるCPUと、ゲーム性能に大きく関わるGPUについて紹介させ、紹介された部品をこちらでチェック、価格と性能の近い代替案を提案して、さらに考えてもらう・・・というループです。
私「まずはCPUを選ぶよ。ベンチマークを見て私の用途によさそうなものを選び、詳しく紹介して。」
G「鮫さんの用途であれば、Ryzen 5 8400Fがおすすめです。低価格帯のエースともいうべき性能で、ゲーミング用にGPUを組み込む前提ならグラフィックスを搭載していないFシリーズが使えます。」
私「安いけどちょっと性能が物足りないな。もう少し上のグレードでいいのない?」
G「では、Ryzen 7 8700Fはいかがでしょう?これは~~。」
私「ベンチマーク上では8700は7800X3Dに届きそうな性能だね。これは評判がいいらしいけど実際どのくらいの差が出そう?」
G「『Valorant』のようなタイトルにおいては、7800X3Dとの間には「超えられない壁」が明確に存在します。」
なんやかんやあり構成が決定
というような、様々なパーツをAIの判断で対決させるような形式で選定は進みました。そしてついに完成した構成がこちら。
CPU:AMD Ryzen 7 9700x
CPUクーラー:MUGEN6 Black Edition SCMG-6000DBE
マザーボード:GIGABYTE B850 EAGLE WIFI6E
RAM:KF556C36BBEK2-32 (16GBx2)Kingston FURY Beast
SSD:Acer Predator M.2 SSD 1TB GM7000
GPU:GIGABYTE Radeon RX 9070 XT GAMING OC 16G
PSU:Antec GSK850 ATX3.1
ケース:Antec P20CE
ケースファン:KAZE FLEXII 120
OS:Windows 11 Home
色々考えて私が最終的に求めたのは、コスパがよく、パワフル、静音、省エネで光らないゲーミングPCでしたから、AIと一緒にそれを実現すべくひたすら考えた結果がこちらです。
紆余曲折を経ましたがどうにか形になりました。SSDは持っていたものを転用していますが、それ以外はAIと一緒に構築をしています。話を進めるうちに、メーカーをある程度統一することや、部品同士の干渉などを検証、提案してくれるんですね。
賢いなあ。
部品購入から組み上げまで
さて、ここまでやったはいいものの、素人の私では実際に動くかの判断が付いていません。
そもそも当初考えていた予算感は大幅に超えたモリモリスペックになっていますし、申し訳程度に「最上位じゃないだけ」な感じにも見えていたんですよね。
迷いましたが、「どうせなら長く使えた方がいい!」と悪魔が囁きました。
あと、「ここまでやって組まないなんて、ちょっとつまんないよね~」の悪魔もいました。
ということでAliexpressなんかも使ってパーツ単価を抑えつつ、最終的には25万円弱の部品を発注することになりました。ドキドキですね。
動くかわからないんだから。
2週間ほどですべての部品が揃い、いよいよ組み上げです。
ここでまた問題です。自作の経験はありましたが、15年前が最初で最後。
(当時中学生、雑誌とにらめっこしながら組んだ)。
最新知識どころか記憶もアヤシイ。
そこで手伝ってもらったのが、やはりAI。
パーツ情報は全部知っている(こいつが選んだ)わけですから、組み上げ方も事細かに説明してくれます。
困ったら写真を送って分析させ、指示を仰ぐ。これを繰り返して3時間ほど、ついに完成しました。
最後に電源ボタンを押して・・・
動いたーーーーーーー!
はい。無事起動しました。感動です。
その後のOSインストールや初期設定までAIにお任せ。
購入したWindows OSのインストール用USBが破損しているという問題も難なく突破。
これにてぼちぼちの価格で、満足のいく性能、なにより自分好みでこだわりの詰まったゲーミングPCが完成したわけです。
ひとまず性能はさておき、こだわった上で自力で何とか組み上げた体験が最高です。
これってすごいことですよ。
ほぼ知識が無くてもパソコンを自作できるんです。
自分の要望をしっかり汲み取ってくれる専門家と、必要な要素をパズルが如く埋めていく。そんな楽しさがありましたね。
完成から2カ月使ってみて
結論から言うと、大満足です。
なんの不便も不具合もなく、普通に使えています。
以前のPCよりも快適にガシガシゲームしてます。
BTOより愛着もあるし、価格も性能の割にはかなり抑えられた(私調べ)。
すごいなAI。もう私、これがなきゃ生きていけないよ。
最後ですが、このNote記事から皆様に感じて頂きたかったことは、
「AIすげーぜ!」です。
もはや言うまでもないことかとは思いますが、改めて表明させてください。
AIまじすげーぜ!
ありがとうございました。


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