大谷翔平、防御率0点台→1点台への運命を分けたのは際どすぎる2球… 「あれでフラストレーションが」米解説者も残念がる
◇10日(日本時間11日) パイレーツ9―8ドジャース(ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手(31)は、敵地のパイレーツ戦に「1番・投手兼DH」のリアル二刀流で出場。投げては6イニング⅔を6安打4失点(自責3)。102球で6奪三振、3四球だった。7勝目の権利を持って降板したが、試合はドジャースが逆転負けし、大谷に勝敗はつかなかった。打席では12号2ランを放つなど5打数1安打、2打点だった。 【実際の動画】大谷翔平、意地の一発! 二刀流で9回12号2ラン 運命を分けたのは『ボーダーライン』の2球だった。大谷は試合前の防御率が0・74。地元中継局スポーツネットLAは、防御率が公式記録になった1913年以降、開幕10試合(最低25イニング)では2021年ジェイコブ・デグロム(0・56)、1966年フアン・マリシャル(0・59)に次ぐ歴代3位だと紹介し、エリック・キャロス解説者は「大谷は歴史上ほとんど誰もやったことがないことを、ずっとやり続けているな」と、あらためて驚きを語った。 そして、この日の試合後は防御率1・04。スティーブン・ネルソン実況は「これで今季初めて大谷の防御率が1点台になりました」と紹介した。 悔やまれたのは7回だ。四球とフルスイングの打球が三塁線に転がるボテボテの内野安打、通称『スイングギング・バント』で無死一、二塁。それでもスイーパーで連続三振を奪ったところで、打席にラウを迎えた。 ここで1、3球目がストライクゾーンをぎりぎりかすっていたのに、ともにボール判定でカウント3ボール。特に3球目の直後は大谷が自身の帽子のてっぺんに手をかざしてラッシング捕手にチャレンジを促したように見えたが実現せず、大谷が首をかしげるシーンもあった。 その直後、外寄り低め156キロの直球を右翼線に運ばれ、2点タイムリー二塁打。6―3と3点差に詰められたところで、降板を余儀なくされた。 ノマー・ガルシアパーラ解説者は「ショーヘイはそれまで信じられないようなすごい仕事をしていた。あの場面はチャレンジしたかったようだが、実際はしなかったね。あのボーダーラインの2球でフラストレーションがたまってしまった。ショーヘイ自身もチャレンジできたんだが、ラッシングを信頼した。だが、あの2球が影響してしまい、それをパイレーツ打線にうまく利用された」と残念がった。 同局によれば、ロバーツ監督は試合後、「チャレンジするかどうかは選手に任せているし、うちの捕手は2人とも高い成功率を誇っている。後からラウへの際どい球は2球ともストライクだったと聞いたが、ダルトン(ラッシング捕手)は全投球に対していい仕事をしたと思う。彼としてはチャレンジする価値はないと判断したのだろう。これは明確なサイエンスではない。これも野球だ」と、女房役を責めなかった。(写真はAP)
中日スポーツ