夜中のトイレなしで朝までぐっすり…25年「無塩・無糖」生活を続けた78歳・現役医師の体に起きた"驚きの変化"
無塩・無糖の食生活を続けると身体にどんな変化が起こるか。塩や砂糖をとらない生活を25年続けている医師の中尾正一郎さんは「同年代の70代の友人と会うと、『夜1、2回はトイレで起きる』と皆が口を揃えて言うが、私は夜中にトイレで起きることなく、朝までぐっすり眠れる。特に異常が認められない夜間頻尿に悩んでいる場合は、『無塩』食が解決策となる」という――。 【写真を見る】食塩摂取量を減らせば、降圧薬も減る ※本稿は、中尾正一郎『減塩より実は簡単! 週末「無塩・無糖」のすすめ』(青春出版社)の一部を再編集したものです。 ■血圧「上が96〜106、下が56〜64」で安定 本稿では、25年以上「無塩・無糖」生活を続けてきた私たち夫婦と患者さんたちのエピソードも交えながら、「無塩・無糖」のメリットについて、それぞれ説明していきましょう。 メリット① 高血圧の予防と改善 「無塩・無糖」のいちばんのメリットは、やっぱり血圧が下がることです。 日本人の高血圧の9割は食塩のとりすぎが原因と考えられるので、食塩をとらない「無塩」、そしてしょっぱさを隠してしまう砂糖をとらない「無糖」を同時に実践すれば、血圧は下がります。 私自身も、高血圧と診断されるまでではないものの、加齢とともに右肩上がりに推移していた血圧が、「無塩・無糖」を実践することで下がりました。 「無塩・無糖」生活をはじめる前には上が130mmHg、下が85mmHgくらいまで上がっていましたが、「無塩・無糖」を25年以上続けて70代になった今は、上が96〜106、下が56〜64で安定しています。 私の外来では、まず血圧が上がっている原因を調べます。 ホルモンの異常はないか、腎臓の病気はないか、睡眠時無呼吸症候群はないか、薬の副作用はないか……、つまりは二次性高血圧の可能性を探ります。 そのうえで、食塩摂取量を調べます。二次性高血圧の可能性が否定されて食塩の摂取量が多い場合は、高血圧の原因は食塩です。 「あなたの高血圧は食塩が原因の食塩高血圧ですよ」と患者さんに伝えると、ほとんどの方はびっくりされます。そして、「え、食塩が原因だったんですか? じゃあ、どうしたらいいんでしょう?」と聞かれるので、「薬は対症療法であって、根本的な治療法は食塩を控えることしかありません」と説明します。 そうすると、患者さんによって、「減塩をがんばります」とおっしゃる方もいれば、ときには翌日から「無塩・無糖」を実践される方もいます。 これまでに私が診てきた患者さんで、「無塩・無糖」を実践された方は、例外なく、血圧が下がっています。