苦いけれどじわっとくる。
この週末、外では短パン姿だけど、アパートに帰るとかなり強烈な暖房が入ってて、5月最後の朝の素晴らしい鳥の声と光を感じながら、窓全開で、部屋を冷ましている。
フーフー。
しかしながら夜明けに少し冷えて「ぱち」と目が覚めることもなく、昨夜はストレートで5時59分まで完全熟睡だった。一回も目が覚めないって素敵なことね。いつまでもどこまでも。
3年ぶりのアルバム「HOMEWORK」が完成して、もうあと少しで日本だけ限定発売のcdが出る。マジで?すごい。早い、旨い、濃ゆい、の3拍子〜。
ツアーもこんなん出てますけど。
昨日近所の大きなスーパーマーケットの前に最近できた本棚に「The Lost Traveller」という本を見つけた。前で少し立ち読みしたらいつしか夢中になってしまったので、そのまま持って帰ってきた。
『The Lost Traveller(迷える旅人)』は、イギリスの作家アントニア・ホワイトの半自叙伝的な長編小説で、1950年に出版され、代表作『Frost in May(五月の霜)』の続編にあたる4部作の第2作目がこの本にあたる。
第一次世界大戦を背景に、厳格なカトリックの家庭で育った少女クララが、修道院の学校を出て大人へと成長していく過程での苦悩や葛藤(信仰、恋愛、親との確執)を描いた青春小説だ。
パッとめくったページに「修道女が親切でありながらも支配的な教育を行う、少し怖い日常が描写されていて」もうゾクゾク。
こんなふうに本を読む楽しさが蘇って2026年は結構楽しい。
NYにはあちこちにこうした「Free me! Read Me! Take me!」(自由に持ってって、読んじゃって、取ってって)な本棚がある。ついつい覗き込み、LPのジャケ買いのように手を取ると「愛着」が湧き、立ち読みし、気がつくとこうして、、、、、、胸に抱き締め持って帰る。
アッパーイーストに「コーナーブックストア」という趣のある本屋があってそこに「Future Boy」というマイケルJフォックスの著書がサイン付きで数冊置いてあるというので以前冷やかしで行ってみた。
サイン本など残っているわけもなくこのアッパーイーストサイドという治安のいいセントラルパークに程近い角の本屋をみてみたい気持ちもあったからこれはこれで楽しかった。
独特の本のページの匂い、数人で仕切る老舗レーベルの本への敬愛に満ちたキビキビした従業員、他にもサイン本が置いてあって、僕は「The Missing Pages」Alyson Richmanを手に取ってその場で即決して買って帰った。
こちらはタイタニック号にまつわる「美しくも切ない歴史ファンタジー・ミステリー小説」だった。本との出会いは不思議なもので、、、まさかファンタジーを読む大江の姿なんて、、2025年に思いもつかなかった。
店主らしき年配の人が僕の背中に向かって、
「ソーシャルにマイケルがアップした時点でもうサイン本は無くなってる。遅すぎるよ。でもね、もし本当に欲しかったらマイケルがここに立ち寄った時に聞いてみるよ。君の電話教えてくれる?」
と声をかけた。
え?
一応小さなメモ用紙にボールペンで「Senri Oe 、、、、、」と書いて手渡すと彼はニコッと「電話するよ」とコクリ頷いた。
ノートの会員の方はすでにご存知かもしれない。そのあとすぐに僕の電話が鳴り、僕はマイケル氏のサイン本を手にすることになったのだ。
cdにも同じ思いがある。その昔はLP、そしてカセットテープ。今、世界発売HOMEWORK(9月4日)の準備を前倒してやってるのでかなりの忙しさだが、そんな中で「カセットの音源をデジタルに変換する機械」をついにオープンしてあれこれハードデイスクに落とし込んでいる毎日だ。
「Rain」や「僕らの階段」や「プールサイド」のデモが次々に出てくる。あの頃ツアー先で自分の部屋でいったいどんな曲のかけらを書いていたのか?それを今グレイベアの「浦島千里」が玉手箱のように開ける瞬間が来ようとは?これもアメリカに渡る2008年には思いもよらなかった出来事だ。
朝起きてコーヒーを淹れて喉の奥にスーッと流しこむと、その奥の奥の、
胸の下がほんの少し熱くなるのがわかる。
それは出来立てコーヒーのフッレッシュさともう1つ、青春の頑張りの雫がタイトロープの年齢の僕を、
遠く近く励ましていることへのリアクションだ。
苦いけれどじわっとくる。
文・写真 大江千里 (c) Senri Oe, PND Records 2026


カセットテープ、懐かしい〜☺️ 録音するのに夢中だったなぁ、ラジオとか、KISS来日コンサートのテレビ放送とか📺 NYは本派の人が多いんですかね〜🤔
勝手に読んじゃって、持って帰っちゃってって、なんちゅう羨ますぃ~✴️ そりゃあ抱きしめて持って帰っちゃいますよね👍️ それにあんな素敵な本屋さんも良いなぁ~💓 6月に入った事だし、雨を楽しみながら 読書始めようかな📖👓️
カセットテープ、懐かし過ぎる😯 なんとか、千里くんのCDもネットで買えましたが、そのうち全て配信、ダウンロードで…なんてなったら、ついていけませんよ💧 発売日を楽しみにショップに買いに行く、暇な時は近所のレンタルショップにCDやDVD を借りに行く、なんて日々が懐かしいですね。
昔ながらの店が減り 大型チェーンが増加した昨今の書店。 カフェ併設など便利だけど 書店独特の あの匂いがあまり嗅げず ちょっと 淋しい気もしています。 気軽に本に出会えるそちらの仕組みは 気が利いていますね📚 『WAKU WAKU』の CT ♬ 持っています。 初回盤ではないので 若干 ちがう部分…