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【不正ルート①:「ミダス」事件】

「ミダス」事件の概要を伝える動画のなかで、捜査機関は容疑者の実名を公表しなかった。ただ、犯罪組織のメンバーにはエネルギー相の元顧問、エネルゴアトムの保安担当執行役員、資金洗浄を担当するチームのメンバー4人、そして「メディアでよく知られた実業家」が含まれるとした。これら7人を特定した写真が下のリストである。

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上段の左が、ティムール・ミンディッチである。中央がイーゴリ・ミロニュークで、当時、エネルギー相だったゲルマン・ガルシェンコ(ガルチシェンコ)の顧問を務めていた。右は、ドミトロ・バソフで、エネルゴアトムのセキュリティ担当エグゼクティブディレクターだ。この3人がエネルゴアトムとの取引業者にリベートを渡すように謀議をはかっていた、とNABUは考えている。

下段の4人はマネーロンダリングに使われるバックオフィスで働いていた。左は、実業家のオレクサンドル・ツケルマン(ツカーマン)で、ミンディッチの財務部門を担当していたと言われ、彼も国外逃亡した(「ストラナー」を参照)。その右はイーゴリ・フルセンコで、主な事業活動として情報化に関するコンサルティングを行う個人事業主として登録されている。一説には、彼は長距離巡行ミサイル「フラミンゴ」を製造するファイアポイントで働いているという(後述するようにミンディッチは同社にも関係していたようだ)。

その右は、リュドミラ・ゾーリナで、個人事業主であり、その活動内容は商業活動および経営に関するコンサルティングである。右端はレーシャ・ウスティメンコで、彼女も個人事業主であり、主な活動は「市場環境の調査および世論の調査」である。

ミンディッチとツカーマン以外の5人は、すでに拘束されている。ただ、13日、ゾーリナとウスティメンコは保釈金(合計で3700万グリヴニャ≒1・4億円)を払って保釈された。ミンディッチとツカーマンは現在、イスラエルにいるらしい。ただし、米国の連邦捜査局(FBI)が彼らを捜査対象とする可能性は高い。

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